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太陽のような #トルティージャ100


何故ひとは書くのだろう。
残したいからか、伝えたいからか、向き合いたいからか。

私の場合は、『話せないから』だった。
話せない、と言っても、無口とは違う。現に私は周りと喋るし会話もする。しかし、それは大海の表面をただ撫ぜているだけのようなものだ。相手のテンポや温度に押し流されて、さも楽しそうに相槌をうち、声を出して笑ったりして。
本当は、その大海に身を投げて海底まで落ちていきたい。そして静かに見つめてみたい。答えを探してみたい。しかしそれは『話す』ことでは叶わない。
きっと私は、その欲求のバランスを取るために書き始めたのだと思う。

noteを始める時、きっとここに居るのは、私のような人ばかりだろうと想像した。奥底にひた隠しにしているものを、人には言えずにいるその苛立ちや絶望を文字にすることで、それらが少しでも報われることを願っている人ばかりだろうと。
しかしそこには、あらゆる企画、私設コンテスト、遊び、繋がり、輪が溢れていた。まるで弾け合う音が聴こえてきそうなほどにカラフルな場所だったのだ。
私は明るさを浴びて戸惑い、そして思った。
『この人たちは何故書いているんだろう…』

この世には、負のエネルギーで書く人間と正のエネルギーで書く人間とが、存在するのかも知れない。自分と正反対のエネルギーはとにかく眩しかった。 
私はぽつぽつ投稿し始めた。たまに企画やコンテストに捨て身で投稿した。場違いなのはわかっている。力不足なのもわかっている。それでも投稿し続けたのは、海底に沈み独りごとを紡ぐ私にも、誰かと繋がりたいという欲求があったからだ。

noteの光は、人だと思う。
文章を掬ってくれる人がいて、一緒にやろうと手を差しのべてくれる人がいて、想いを伝えてくれる人がいた。
私は私を見つけてくれた人達を、話しかけてくれた人たちをどうしたって忘れられないだろう。やっと自分の言葉で話し始めた私を掬い上げてくれた人たちのことは、どうしたって忘れられないと思う。

ーーー

今日は、私の忘れられない人のひとり、HARCOさんのこの企画に参加させていただきます。

こんな私を、色々な機会に誘ってくれたHARCOさん。
『いてらちゃん!やってみて〜!』と大きな声が耳元で聴こえてくるようです。
スペインの太陽を見上げたことはないけれど、高い空から真っ直ぐに光を注いでいるような、きっとそんな方なのだろうと想像しています。

でもHARCOさん、アタシんちのアイツは、皆さんのトルティージャのような栄養満点のイイ子ちゃんではなく、ジャンキーな困ったちゃんなんです。
なんと野菜は一切使わず、卵とインスタント麺だけ!これ、トルティージャを名乗っていいんでしょうかね…。
皆さんのお写真を拝見して、さすがに気まずくなり、言い訳程度に小ねぎかなんかを散らそうかとも思ったのですが、いや、ここはそのままの姿で潔く登場させることにしました。

まず、入れるのはこちら。
インドネシアのインスタント麺、インドミー。

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こら。

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こら。

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こちら。
フレーバーは沢山あるんですが、ミゴレンプダス(辛焼きそば)を使用。カルディで100円くらいで、うちはごっそり買います。夫の母国の味。

麺をまず砕きます。

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こら三男。

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次男、お前もか。

手が多すぎる。
掻き分けながらなんとか砕いたら、付属の調味料を混ぜます。
うちは子供のためにチリパウダーを除きます。
でもこのおどろおどろしい真っ赤なオイルは入れちゃってます。

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卵2個を混ぜて焼きます。

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じゃん!

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じゃん!

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貧乏バックパッカーの私と貧乏ローカルの夫が、結婚前にバリ島の安アパートに住んでいた頃。『ねぇピザ食べたい?』と、夫がよく作ってくれたソウルフードです。金がなくても幸せだったし、インスタント麺もピザになった。
今や3人の息子たちも『インドミーピザ!イェーイ!』と飛びつく人気者です。

太陽のようなHARCOさんの呼びかけに、うちの太陽を送ります。ジャンキーな子ですが、仲間に入れてもらえると嬉しいです。



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ぇえ…! 最後まで読んでくれたんですか! あれまぁ! ありがとうございます!