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NotebookLM: 自分だけのAIアシスタントを作る革命的ツール


はじめに:

AIアシスタントは、様々な分野で活躍し、私たちの生活を便利にしてくれています。しかし、汎用的なAIアシスタントでは、特定の分野における専門的な知識や情報を得ることが難しい場合があります。

そこで、GoogleがNotebookLMという革新的なツールを発表しました。NotebookLMを使えば、自分専用のAIアシスタントを簡単に作成することができます。


NotebookLMの特徴:

  1. PDFやURLを使った学習: NotebookLMは、PDFやウェブサイトのURLを与えるだけで、それらの情報を学習し、専門的な知識を持ったAIアシスタントを作成できます。

  2. 高性能なベースモデル: NotebookLMは、高性能なAIモデル「Gemini 1.5 pro」をベースにしているため、優れた回答能力を持っています。

  3. 引用元の表示: NotebookLMは、回答の根拠となる情報の引用元を表示してくれるため、情報の信頼性を確認することができます。

  4. ソース内の検索に特化: NotebookLMは、提供されたドキュメントから情報を取得し、検索に特化したAIアシスタントとして機能します。

ソースの種類は豊富です

  1. Googleドライブ

  2. PDF

  3. テキストファイル

  4. コピーされたテキスト

  5. Webサイト

試しに、WebサイトでNext.jsのサイトを読み込ませてみました。
読み込んだ時点で概要として要約してくれています。

引用元を表示してくれます

「関連質問」として次の質問を用意してくれます。

注意点

ソースとしてURLを指定するとそのページしか取り込んでくれません。
CursorのDoc機能だと、配下のURLまで読み込んでくれるので期待してましたが指定したページのみでした。
ドキュメントを読み込ませる場合はそれぞれ指定するか、配下のページを1ページにExportするツールなどを噛ませる必要がありそうです。

ツールを作ってくれてる方がいました

配下のURLを根こそぎ再帰的にMarkdownにまとめてくれるツールのようです。PEGASUS で対象のWebサイトをMarkdown出力→ NotebookLM に読み込ませる流れで解決できそうです!


NotebookLMの活用事例:

  1. 業務効率化: 長大なファイルをNotebookLMに与えることで、自分専用のFAQボットを作成でき、業務効率を大幅に向上させることができます。

NotebookLMが及ぼす影響:

  1. 既存サービスへの影響: NotebookLMのような技術が普及することで、既存の受託やコンサルティングサービスが影響を受ける可能性があります。今まで自社ナレッジを活用したRAGの導入などが盛り上がっていましたが、PDFなどを突っ込むだけになります。

  2. 新たなビジネスチャンス: NotebookLMの導入コンサルティングなど、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。が、PDFをつっこむだけなど簡単すぎてコンサルの余地がありません。。。

NotebookLMの位置付け:

NotebookLMは万能のRAGを目指しているわけではありません。むしろ、NotebookLMは、正確性の高いQ&Aや学習の補助に特化したツールとして、独自の位置づけを確立しています。

これは、回答がナレッジに限定されるためハルシネーションが起きにくいからです。正確性の求められる場面で向いているといえます。

このようなRAGツールは、これまで存在していなかったため、NotebookLMは新たな可能性を開拓していると言えるでしょう。

まとめ:

NotebookLMは、自分専用のAIアシスタントを作成できる革新的なツールです。PDFやURLを使った学習、高性能なベースモデル、引用元の表示など、優れた特徴を持っています。

NotebookLMを活用することで、業務効率化や問題解決が容易になります。同時に、既存サービスへの影響や新たなビジネスチャンスなど、NotebookLMがもたらす変化にも注目が集まっています。

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