万人が使える必勝法や聖杯はない! その理由を分かりやすく(?)例えてみました

多くの個人トレーダーが必勝法を探して延々とさまよい続けてしまっているように感じるのですが、誰が使っても勝ち続けられる必勝法というものは存在しません。
「自分なりのトレードルールを自分の力で築き上げていくことが、相場の世界で長きにわたって稼ぎ続けるようになるためには重要」
というのが私の意見です。

その理由を「将棋」に例えてみると・・・

※あらかじめお断りしなければなりませんが、私は将棋は超絶ヘタですし好きでもありません(汗)ので、将棋そのものの事については間違いがあるかもしれません。 あくまで「例え」という事でご了承を・・・

将棋の世界には多くのプロ棋士がいらっしゃいますし、それぞれ得意な手法(戦法)をお持ちだと思います。
しかし、
・さまざまな手法に優劣・順位を付けるのは難しい(勝つこともあれば負ける事もある)
・誰が使っても勝ち続けられると言いきれる手法はない
・どの手法を取り入れたとしても、その手法を編み出した方と同じ成績を残せるとは限らない
という事には、それほど違和感は持たれないのではないでしょうか? (というか「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかも?)

将棋と相場には「常に局面は変わる」「相場は上がるか下がるかだけ、将棋の盤面は81マスだけ、でもどちらも打てる手数は無限大」「相場にはチャートパターン、将棋は定石があり重要な基本だが、それだけでは勝ち続けられない」など、共通点を多く感じます。
たとえ何かしらの手法を教えてもらったとしても、プロ棋士相手に素人が勝つことがそうそう容易い事ではないであろう事は、誰もが違和感を持たないと思います。
なのに、なぜ相場の世界になると突然、「手法を買えば/教えてもらえば」「簡単に」「初心者でも」「勝ち続けられるようになる」と思い込んでしまう人が後を絶たないのでしょうか・・・?

9割の負け組と1割の勝ち組の違いは「的確な学習に、諦めずに、徹底的に取り組み続けているか」

「個人トレーダーの9割は負け組」と良く言われますが、個人的にはちょっと言い過ぎでは?とは思ったりします。 でも「個人の裁量トレーダーの9割は負け組」とは言えると思います。 それは「9割の方が、的確なトレーニングを徹底的に行っていないままリアルトレードを行って、遅かれ早かれ資金を溶かしてしまう」という事なのではないのでしょうか。

一緒に勉強を重ねてきて今でも情報交換をしている貴重なトレーダー仲間が数名いるのですが、みな例外なく突出した努力家です(突出した努力家だけが勝ち組になれる)。
一方で、(勝ち組/負け組関係なく)多くの方と会話してきた中では「FX商材に手を出したけど勝てるようになれなかった」経験をどう少なく見ても7割以上の方がされていました(もちろん私もそうでした 汗)。

もしかしたら、「将棋で、自分は何に取り組めば強い相手にも勝てるようになれるだろうか?」という事を考え、そして「将棋」を「トレード」に置きかえると何かヒントが見えてくるかもしれません。

老後2000万円問題や、景気後退によるリストラなど、トレーダー業に活路を見出したいと考える方は今後ますます増えてくるように思うのですが、そのような方が次々と、質の良くない商材にお金と時間を無駄にするのは残念に思えてなりません。 このような遠回りをしてしまう方が少しでも減っていく事を願っています・・・

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