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AIの決算結果 (2024Q3)

c3ai(ティッカーシンボル:AI / セクター:ソフトウェア)が第3四半期決算を発表しています。

予想($) EPS -0.28
実積($) EPS -0.13 ⭕

予想($) 売上高 76.14M
実積($) 売上高 78.40M(+17.6%) ⭕

Subscription Revenue:70.4M (+23%) 📈
Subscription Revenueは総収入の90%を占める。 📈
Customer Engagement:445 (+80%) 📈

・C3ジェネレーティブAIの案件は他の製品の案件を上回り、認定案件のパイプラインは前年同期比で73%増加 。📈
・パートナー・ネットワークからの予約が第2四半期より62%増加。1年前と比較すると337%増加。📈

Gross profit (M): $54.7 (+7%) 📈
Gross margin: 70% 前年同期:76.0% 📉


◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆

予想($) 売上高 83.95M
提示($) 売上高 84M~86M ⭕

※コンセンサス予想の数値はSeeking-alphaの数値(83.95M)。(Yahoo financeだと84.45M$。)

◆Full Year(今年通年)のガイダンス◆

予想($) 売上高 306.08M
提示($) 売上高 306M~310M ⭕


年間チャート


市場概況から引用

カンファレスコールの要約①

市場機会について

エンタープライズAI市場は急速に拡大

C3.aiは、エンタープライズAI市場が従来のエンタープライズソフトウェア全体構成と成長率に大きな変化をもたらしていると指摘しています。

  • クラウドインフラの急速な拡大

  • エヌビディアのデータセンター向けGPU売上高の409%増

  • C3.aiプラットフォームの45以上の量産型エンタープライズAIアプリケーション

これらの指標は、エンタープライズAI市場が大きく成長していることを示しています。

C3.aiは15年前からこの市場の爆発に備えてきた

C3.aiは、2009年からエンタープライズAI市場に参入しており、C3 AIプラットフォームと呼ばれるリファレンスAIソフトウェアプラットフォームアーキテクチャを開発しました。

  • 製造業

  • 金融サービス

  • 農業関連ビジネス

  • 化学製品

  • 製材

  • 紙製品

  • 公益事業

  • 石油・ガス

  • 州政府

  • 地方自治体

  • 防衛

  • 情報機関

など、様々な業界向けに45以上の量産型エンタープライズAIアプリケーションを設計、開発、市場投入してきました。

エンタープライズAI製品に対する市場の需要は圧倒的

C3.aiの適格な認定案件のパイプラインは、1年前に比べて73%増加しています。これは、エンタープライズAI製品に対する市場の需要が非常に高いことを示しています。

顧客と契約

顧客ベースの拡大

C3.aiは、第3四半期に以下の顧客(企業)と新たな契約を締結しました。

  • Boston Scientific

  • Pantaleon

  • Booz Allen

  • Southwire

  • Carpenter Technology

  • Florida Crystals

  • Santa Ana Agriculture

  • Cerveceria Guatemala

  • AbbVie

  • T-Mobile

  • Bloom Energy

  • Ball Corporation

  • DLA Piper

  • Carlisle Companies

  • Holcim

ホルシムとの契約

ホルシムは、持続可能な建築ソリューションにおける欧州のリーダー企業です。C3.aiと4年間のサブスクリプション契約を結び、100を超えるセメント工場に信頼性アプリケーションを拡大することになりました。

DLA Piperとの契約

DLA Piperは、法律分野における技術革新のパイオニアであるグローバル法律事務所です。C3.aiと協力して、複雑な法的契約の分析を合理化する世界初のジェネレーティブAIアプリケーションを開発しました。

州政府および地方政府

州政府および地方政府は、四半期ベースで大きな伸びを示し、契約件数の29%を占めました。

  • カリフォルニア州サンマテオ郡

  • デイリー市

  • リバーサイド郡

これらの自治体とライトハウス契約を締結し、C3 AI法執行アプリケーションを導入しました。

米国連邦政府

米国連邦政府関連事業は引き続き好調を維持しており、第3四半期の収益は前年同期比で100%以上増加し、予約件数は85%増加しました。

  • ミサイル防衛局

  • 米空軍

  • JROC

  • 米海兵隊

など、複数の機関と新規契約および拡大契約を締結しました。

カンファレスコールの要約②

質問者:ティモシー・ホーラン(オッペンハイマー)

  • 顧客の生産性向上やサクセスストーリーの具体的な指標を知りたい。

  • ジェネレーティブAIが現在最も付加価値を与えている分野を知りたい。

回答者:トーマス・シーベル(C3.ai CEO)

  • 顧客の生産性向上に関する具体的な例:

    • ミッシェル:20億ドルの経済的利益

    • 米国空軍:航空機の稼働率が25%向上

  • ジェネレーティブAIが最も付加価値を与えている分野:

    • エンタープライズAIアプリケーション

      • Workday

      • ServiceNow

      • SAP(SAP社が提供する基幹業務を統合的に管理するソリューション)

      • Salesforce

      • 弁護士のための契約書作成など

    • 特に、エンタープライズAIアプリケーションを組織全体に大量に導入することで、適切なユーザー・インターフェースが提供され、変更管理プロセスも非常にシンプルになる。

カンファレスコールの要約③

質問者:サンジット・シン(モルガン・スタンレー)

  • C3.aiが提供する拡張世代検索機能 (RAG)と他のソリューション(OpenAIやAnthropic、Googleなど)との差別化ポイントを知りたい。

  • 特に、RAG を用いたユースケースにおいて、C3.ai がどのように差別化されているのかを知りたい。

回答者:トーマス・シーベル(C3.ai CEO)

  • C3.ai ジェネレーティブAIは、以下の点で差別化されている。

    • 答えが決定論的であり、常に同じ答えが返ってくる。

    • RAG を使用して、答えの出典を追跡できる。

    • オムニモーダルで、テキスト、画像、グラフィック、テレメトリ(遠隔測定)、音声、信号など様々なデータ形式に対応できる。

    • LLM (大規模言語モデル)に依存せず、毎週のようにモデルを変更できる。

    • データ漏洩やサイバー攻撃のリスクがない。

    • 知的財産責任の問題がない。

詳細

  • C3.ai ジェネレーティブAI は、15年分のプラットフォームアーキテクチャと大規模言語モデル(LLM)を組み合わせることで、高度な差別化を実現している。

カンファレスコールの要約④

サンジット・シン氏からの質問とトーマス・シーベルCEOの回答

質問

  • パイロット契約を卒業した顧客がサブスクリプション契約に移行することで、今後数四半期の収益にどのような影響があるのか?

  • 消費ベースの契約への移行は、収益増加の逆風となる可能性があるのか?

回答

  • 顧客はライセンス契約とサブスクリプション契約を選択できる。

  • サブスクリプション契約は月額制で、CPU時間数に基づいて課金される。

  • どちらの契約を選択しても、10四半期にわたる収益は中立になる。

  • C3.ai のビジネスモデルは、顧客サービスビジネスを獲得することに重点を置いている。

  • 顧客がどのように契約を選択しても、C3.ai は収益を上げることができる。

カンファレスコールの要約⑤

パトリック・ウォーラヴェンス氏からの質問とトーマス・シーベルCEOの回答

質問

  • 国家主権型クラウドに対する将来の需要曲線についてどう考えるか?

  • AI アクセスが国家主権と密接に関係しているという意見についてどう考えるか?

回答

  • 国家主権型クラウドへの需要は高まっている。

  • フランス、ドイツ、イギリスなどの国々は、すでにデータ主権を確保している。

  • 企業内データセンターの復活が見られる。

  • データ主権は解決するのが難しい問題ではない。

  • GPU の入手可能性と電力供給が、国家主権型クラウドの課題となる。

要約

  • 国家主権型クラウドは、AI アクセスとデータ主権の重要性が高まる中で、ますます重要になる。

  • C3.ai は、国家主権型クラウドを含む、さまざまな顧客ニーズに対応できる柔軟なソリューションを提供している。

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