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CRWDの決算結果 (2024Q4)

Crowdstrike Holdings(ティッカーシンボル:CRWD / セクター:ソフトウェア)が第4四半期決算を発表しています。

予想($) EPS 0.82
実積($) EPS 0.95 ⭕

予想($) 売上高 839.08M
実積($) 売上高 845.34M(+32.6%) ⭕

サブスクリプション売上高: +33%
アニュアル・リカーリング・レベニュー(ARR):3.44B$ +34% 📈
Net new ARR: 282M$ +27%(過去最高) 📈
Dollar-Based Retention Rates: 119%
GAAP subscription gross margin: 78% 前年同期:75% 📈
Non-GAAP subscription gross margin: 80% 前年同期:77% 📈

Operating income(M): $213.1 (+123%) 📈

Operating Cash Flow (M): $1,166.2 (+24%) 📈
Free Cash Flow(M): $938.2 (+39%) 📈

◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆

予想($) EPS 0.82
提示($) EPS 0.89~0.90 ⭕

予想($) 売上高 899.08M
提示($) 売上高 902.2M~905.8M ⭕

◆Next Full Year(来年通年)のガイダンス◆

予想($) EPS 3.77
提示($) EPS 3.77~3.97 ⭕

予想($) 売上高 3.94B
提示($) 売上高 3.9249B~3.989B ⭕

年間チャート

市場概況から引用


カンファレスコールの要約①


サケット・カリアの質問に対する回答の要約

質問

  • CrowdStrikeのプラットフォーム製品のARRは8億5,000万ドルと好調ですが、クラウドセキュリティやSIEM(セキュリティ情報・イベント管理)などの分野における競争状況は?

  • CrowdStrikeがこれらの市場で勝つために必要なものは?

回答

  • CrowdStrikeは、すべてのモジュールが統合された単一のプラットフォームを提供することで、競争に打ち勝ち、市場で勝利しています。

  • レガシーSEIM市場について、顧客は既存の技術やコスト構造に不満を抱いている。

  • クラウドセキュリティやSIEMの分野では、顧客は複数の製品を合理化し、データプラットフォームを求めています。

  • CrowdStrikeは、Flow(フローセキュリティーというサイバーセキュリティ企業)を買収し、LogScaleを製品にネイティブに統合することで、より低いより低いTCO(総所有コスト)を達成。これらの分野で有利な立場にあります。

  • CrowdStrikeは、AIを活用した脅威防御と摩擦のないGo-to-Market戦略により、さらに競争力を高めています。

補足

  • LogScaleは、CrowdStrikeが提供するクラウドネイティブなデータプラットフォームです。


カンファレスコールの要約②

JPモルガンのブライアン・エセックスによる質問

  • 競合他社のプラットフォーム化戦略が、CrowdStrikeの市場参入や価格設定にどのような影響を与えるか?

ジョージ・カーツによる回答

  • 競合他社は製品をバンドルしたり、割引したり、無料で提供することでプラットフォーム化を推進しているが珍しいことではない。

  • 無料は実際には無料ではなく、顧客は複数のコンソールやポイント製品に疲労を感じている。

  • CrowdStrikeは、シングルエージェントアーキテクチャ、シングルプラットフォーム、シングルコンソールに注力している。

バート・ポッドベアによる補足

  • CrowdStrikeは価値で販売しており、大幅な値引きや価格引き上げは行わない。

  • CrowdStrikeの目標は、顧客が最小のTCO期間で最大の成果を得られるようにすること。

  • 競合他社が言っている無料は無料ではなく、良いと言われているものは実際には十分なものではない。

まとめ

CrowdStrikeは、競合他社のプラットフォーム化戦略とは異なり、シングルプラットフォームと顧客価値に焦点を当てた戦略を継続していくと表明しています。


カンファレスコールの要約③

パイパー・サンドラーのロブ・オーウェンズによる質問

  • 契約期間の短縮にもかかわらず、CrowdStrikeの総請求額が短期間の請求額を上回っており、顧客はより長い契約を結んでいるように見える。その理由は?

ジョージ・カーツによる回答

  • いくつかの要因が考えられる。

    • 統合プラットフォームの導入

    • 第4四半期は複数年契約と更新が多い

  • 請求額はノイズの多い指標であり、ARRの方が重要

  • CrowdStrikeはARRに焦点を当てている

まとめ

CrowdStrikeは、ARRの成長に注力していることを表明しています。

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