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Fukuoka Ruby フェスタ前夜祭を開催しました!


福岡拠点の杉本です。
1月12日に福岡でRubyフェスタというイベントがあり、その前夜祭のイベントをマネーフォワードでお手伝いさせていただきました。
福岡県主催のイベントだったため、県の方たちと連携しエンジニア向けのイベントを開催いたしました。今回、Rubyの生みの親として知られるMatzことまつもとゆきひろさんも来福いたしました。

イベントURL(Connpass)

まつもとさんは、福岡Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長として福岡県と連携しています。

県では、まつもとゆきひろ氏を会長とし、833企業・団体で構成される「福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議」を推進しています。習得が容易で、高い開発効率を有するプログラミング言語Rubyを核としソフトウェア産業とコンテンツ産業の一体的な振興に取り組まれています。

福岡県とまつもとさんの取り組みによって誕生したのがmruby(エムルビー)でした。

mrubyとは
mruby(エムルビー)とは、組み込み機器やアプリ組み込み向けに最適化されたスクリプト言語です。
2012年4月にRubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏が主体のもと開発(リリース)され、ISO規格に準拠したRuby言語の特徴を踏襲しつつ、より軽量化された組み込み向けのRubyとなります。

mrubyは、CPUやOSに依存せず、省リソース且つ省メモリでの環境で実行ができるため、今までRubyで動かなかった環境での組み込みを可能とします。
また、ハードリアルタイムとしてはC/C++と比べ不向きである面、ソフトリアルタイム性が要求されるプログラムとしては扱いやすい特徴を持ちます。
mrubyは、軽量化ゆえに必要最低限の機能のみ提供されていますが、「mrbgems」というライブラリフレームワークによって容易に機能の拡張が行えます。

mrubyは、主に家電や機械などを制御するためのプログラムやネットワーク機器やデジタル機器などの組み込みシステムとして開発されます。
今も尚GitHub上で開発が進められており、GitHubのIssueページにて問題の報告や議論が記票、解決されています。

引用(https://openstandia.jp/oss_info/mruby/)


福岡とRuby、まつもとさんとはこのような関係がありました。

イベントの前にまつもとさんはマネーフォワード福岡拠点にも訪問いただきました。

マネーフォワード・堺によるSwiftエンジニアから見たRuby言語の登壇やみんなからの質問会を催しました。

その後、福岡県Ruby·コンテンツ産業振興センターに場所を移し、Rubyフェスタ前夜祭が開催されました。


イベントではRubyコミッターの笹田さんや松田さん、RailsチュートリアルとRailsガイドを運営している安川さん、 『はじめてつくるWebアプリケーション〜Ruby on Railsでプログラミングへの第一歩を踏み出そう』の共同著者の江森さんも登壇いただき豪華なメンバーとなりました。

登壇の後はパネルディスカッションもあり、普段なかなか直接聞けない今後のRubyの話やmrubyやjrubyの話などで盛り上がりました。

イベントの後は懇親会も催され、まつもとさんやコミッターの方たちと直接コミュニケーションをとることができました。

今回このように貴重な体験をすることができ、また福岡県とも連携しイベントを開催することができました。
今後もマネーフォワードのメンバーとしてエンジニアに向けた取り組みを行っていきたいと思います。

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