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2023.03.26「明日への因縁」

昨日25日。大学時代とその後大変お世話になったオタクの先輩であり友人の結婚式に行っていた。

式の中だったか披露宴の挨拶だったかで、仏教用語としての「因縁」という言葉が出てきたのがすごく印象的だった。ざっくり言うと「縁」であり、原因と結果のように、いろいろなつながりを経て今があるのだとかそんな感じの話だった気がする。


自分がその日その場にいたこと、それ自体が因縁だなと思った。自分はいつも声をかけてもらう側で、たぶんそれほど頻繁に人と会うタイプの人間ではないし、積極的に交友関係を広げようとする人間ではない。同じクラスだったとか同じ部活だった、みたいなわかりやすいつながりに比べれば、オタクのつながりというのはなんとも難解だ。自分はアニメを見始めたのも大学に入ってからだったし、ライブなどの現場に足を運ぶようになったのは(まあ当然だが)それよりもさらに後だった。ツイッターを通じてオタクと知り合うということ自体が自分にとってはなんだか不思議なことで、はっきり言ってしまえばこんなに長く続くような関係だと当時は想像もできなかった。

そもそもなぜ自分が当時そういう集まりに顔を出すように(呼ばれるように)なったかをふと聞いてみたら、一生ツイッターでアニメ実況をしてるやつがいておもろい、みたいなそういう認知をされていた、ということらしい。そのあたりはやはりいまでも不思議だったなと思うのだけど、それを聞くと一生ツイッターでアニメ実況やってて本当に良かったなと思った。(今後もやっていきます、アニメ実況は楽しいので)



一日経って今日26日、山野ホールでエクストリームハーツのイベントが行われた。


今日もまた、「因縁」を感じた。


どういうわけかエクストリームハーツというかなりムチャな(スポーツとアイドルとなんかやたら多いキャラの全部盛り)企画が通り、それがスタッフ、キャストのおかげで素晴らしい作品となったこと、その作品をあの夏に毎週テレビで見て、熱狂できたこと、その熱狂が自分だけのものではなく、たくさんの人にも同じように伝わっていったこと、そしてその結果今日この場所にたくさんのオタクが集ったこと。


今日登壇していたキャスト陣の中で、橋本ちなみさんと福原綾香さんと大地葉さんは自分が心酔していた作品であるアイドルコネクトにも出演されていた。奇しくもアイコネでアイドルをやっていた橋本さんはエクハではマネージャーを、アイコネでマネージャー、トレーナーをやっていた福原さん、大地さんはエクハでアイドルをやっていた。もちろん、彼女たちの中でアイコネがどうのという思いは今日特にないと思う。まあそりゃ全然違う話だしそもそもアプリはだいぶ前の作品だし。でも自分は今日橋本ちなみさんの声を聴いて、ああ泉水つかさの声と似てるなあって思っちゃったんですよね。エクハのイベントとしては不誠実なのだけど、橋本さんがノノとしての曲が欲しい!って言っていたときに泉水つかさの曲があるぞ、一度でいいから歌ってくれよ、と思ってしまった。アイドルコネクトのキャラクターたち、キャストたちがステージ上でライブを見せてくれることはもうないのかもしれないけど、あそこに立っていた橋本さんを見てつかさのことを思い出したことは自分にとって多分大切なことだったと思う。アイコネのキャストとしては比較的他のコンテンツ系の登壇が少ない橋本さんだからこそ、よりそういうことを思ったのかもしれない。


イベントは半年前からすごく楽しみにしていたけれど、3時間の大ボリュームでたくさん笑ったし盛り上がったし、何よりまわりのオタクが本当に幸せそうで、それがとても良かったしうれしかった。音響トラブルは残念だったけどね。でもトネケンが最前ラーメンオタクに「本当に助かりました……!」って言ってたのはなんかすげえよかったね。スタッフの遊び心みたいな最前でラーメン持ってるカットがオタクにウケ、その結果イベントで最前を引いたオタクが自前でラーメンの食品サンプルを持っていき、普通であれば身内ネタで終わるようなそれがあろうことか公式のカメラに抜かれてMCに感謝までされる、という。これも因縁だなあ。あとは大好きだよって叫んでないのでそれは本当に次回ライブやって叫ばせてください。大好きだよって叫ぶんだがRISEの曲で一番好きなので。でもSUNRISEの4連跳びポはめちゃくちゃ気持ち良かったです……。

キャスト陣のコメントも愛に溢れていてどれも良かったんだけど、一番心に残っているのは優木かなさんが「(RISEとしてこの曲を人前で披露するのは)最後かもしれないからと思いながら、来てくれる人のために精一杯頑張った」みたいな感じのことを言っていたこと。いったいどれだけの楽曲が、あの日あの時披露されたものが最後で、もう生で聴くことは叶わないものになってしまったことか。それ以前に、一度もそういう場所に恵まれない楽曲だってたくさんある。自分にとってそういうものがたくさんありすぎて、だからそうやって「最後かもしれない」と、そう思ってくれたこと自体がすごくうれしかったし、そうして素晴らしいステージを見せてくれたことに本当に感謝している。そしてもちろん、新曲制作からまた次のステージがあるかもしれないと望みがつながったことが何よりもうれしいんだ。


終演後、長いこと相互だったけどこれまであんまりちゃんと会って話をしたことはなかったなというオタクと焼肉に行って、いろいろ(今日のこととか昔のこととか今ハマってるもののこととか)話せて、これも因縁だねえと思った。別に示し合わせたわけでもないのに終演後のオタクたちがみんなどこかしらの焼き肉屋に行ってたのめちゃくちゃ面白かったです。でもうちらは焼肉だけじゃなくてカレーも頼んでカレーキャプ使えたから一歩先を行ってるぜと思ってるよ。




あと人生で初めてフルグラTシャツを着たのと人生で初めて抱き枕カバーを購入した日でもあったので、日記に書き残しておきます。


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