2023.11.25「"アイドル"藍田あらん」
最近はもうアイドルにどっぷりです。
あれだけアニメが自分の墓場だと思っていたのにすっかりアイドルのオタクになってしまったことに対する言い訳ではないのだが、アイドルってときどきめちゃくちゃアニメなんですよ。アイドルのオタクやるのにアニメ筋は確実に活きていると断言できます。
本日はtipToe.の藍田あらん生誕イベント。誕生日はこないだのツアーファイナルが当日だったが、生誕イベントは今日というやつ。
SW!CHをゲストに迎え、あらんちゃんとSW!CHのコラボもあり(あらんちゃんの肩出し衣装があまりにも良くてSW!CHさんありがとうとなった)、tipのライブパートはあらんちゃん考案セトリ。普段ならまず考えられないような曲の繋ぎやレア曲を惜しみなく投入していくセトリは意識外から殴り続けられているようで素晴らしかった。
アンコールを受け、あらんちゃんのMCが入った。
今日がすごく楽しかったこと、自分にとって生誕イベントは大きなことで、前の生誕イベントが終わったらすぐ来年はどうしよう、と考えるくらいだったこと、生誕イベントではみんながやりたいことやろう!と言ってくれるけど、自分がそうやってやりたいことをやってみんなが楽しんでくれるのか、正直不安だったこと、でも、最近は考え方が変わって、自分も誰かのアイドルになれてるのかなって、そんな風に思えるようになってきたこと。
「自分も誰かのアイドルになれてるのかな」という言葉には、あらんちゃんの偽りない真実があったと思う。あらんちゃん自身もアイドルが好きだから、「アイドル」という存在を客体化して「誰かの」という言葉が出たのだろう。ひょっとするとそれはまるでアニメのワンシーンのようで、練られた脚本のキメのセリフのようだった。だがしかし、ここには生の感情があって、彼女や彼女のファンたちには人生という厚みがあって、そしてもちろん脚本やあらかじめ定められたストーリーなんかない。すごいのだ、アイドルというやつは。
終演後、あいりとの特典会であらんちゃんのMCの話になったが、そこであいりは「自分だったらああいう場で何を言うか事前に考えてないと話せないけど、あらんちゃんはその場で思ったことをそのまま話しているからすごいし、本当にそうなんだって思える」というようなことを言っていた。まさにそうで、あの場あの時、あらんちゃんがそう感じたことがそのままあの言葉になったんだと思えた。だからあの言葉はどうやったって真実にしかなりえないと。そのMC中、あいりはまるで母親のような慈しみ深い眼差しであらんちゃんのことを見守っていたのが印象的で、本人も親みたいな気持ちになっちゃって~と言っていてかわいかった。全然あいりの方が年下なんだけどね。
自分はtipToe.では宮園ゆうかのオタクをやっている。藍田あらんについては、恥ずかしながらその魅力がわかってきたのは最近だ。良い子で、褒め上手で、元気印で弾ける笑顔。「藍田あらんって、"アイドル"だよなあ~~……」ということを最近とみに思ってきたところだったので、今日のあらんちゃんのMCは自分にとってもすごく"真実"だと思えたのだ。
どんなアイドルだって、街をただ歩いているだけなら、知らない人にとってはただのかわいい女性、カッコいい男性だ。でもステージに立ち、ファンが目の前にいれば、彼は、彼女はアイドルになる。藍田あらんという女の子がいつか自分の人生を歩んでいくとき、私って誰かにとって"アイドル"だったんだ、という確かな思い出があれば、きっとそれはものすごく強い力になり、離れることのない心強い味方になるだろう。そんなことを考えた、土曜の昼の渋谷O-Crestだった。
藍田あらん日めくりカレンダー本当にめちゃくちゃ良いグッズだったのでみんなで買いましょう。具体的には「毎日早くお風呂に入れる人は天才」とか書かれてます。
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