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2020.06.29「春のあにめ!」

2020年春アニメも大詰め。今日はかぐや様2期、啄木鳥探偵處、プリコネの最終話を見て、あとは配信で見ているイエスタデイをうたってを残すのみとなった。

イエスタデイ、四月一日さん家、5分アニメのおれゆびを含めると、今期の完走アニメは21本となり、これはおそらく2015年冬クール以来の20本以上の完走となる。まさかあの伝説のクールから5年以上かかるとは思っていなかったが、やっと久しぶりにそれなりにアニメ見れたなという満足感がある。


かぐや様。11話と12話を見た。石上のエピソードは正直心がザワつくのであまり好きではない。ミコの選挙エピソードでもそうだが、秀知院という学校そのものに対する好感度が下がっていくとキャラクター全員に対して厳しくなってしまうのでつらいところがある。12話は前半のいい話はまあいいとして、後半いつものボケエピソード、しかも爆発オチで締めたのは最高だった。何回でもシコシコしてよくてでも最低一回はシコッてしなきゃいけなくて限界に達した人が負けっていうゲーム。全体的にバイオリズムの合わないアニメだったなという感想があり、個人的な評価はあまり高くないんだけれど、盛り盛り演出キレキレテンポのギャグで大いに笑わせてもらったのもまた事実。同じギャグアニメでも邪神ちゃんとはずいぶんタイプが違うアニメだった。


啄木鳥探偵處。まあ正直感想がほとんどないというか。終始メイン二人以外のキャラクター名が覚えられなかったので、推理パートが全然頭に入ってこなかったのが見ていてつらかった。最終回はずっと近くにいた人が黒幕オチでそれはまあ良かったんだけど、う~ん。結局石川くんが延々と金田一に金を借りて酒飲んで女遊びをするクズ野郎だったことに対して何のフォローも入っていないのでキャラクターとしても厳しすぎる。小学校のとき図書室で『悲しき玩具』を借りて読んだことがある身としては、啄木の詩が詠まれるところはおお~となる場面もあったが、まあそれくらいか。


プリコネ。楽しみつつも実は完全にノリきれていない感じの手触りだったのだが、最終回は抜群に良かった。居場所を奪われたペコリーヌが手に入れた美食殿というつながり、それが薄氷の上にあるとおびえていたからこそのペコリーヌのこれまでのみんなへのまなざしだったんすよね~。そのバックボーンをつかめばこれまでのメシ描写、家描写は驚くほど不可欠なものとして再度立ち現れてくるし、この12話までの物語においてペコリーヌが見つけた居場所というものが美食殿にとどまらず、市井の人々といういわばこの国そのものでもあったということがあの酒場のシーンに現れていて素晴らしかった。もちろんキャルペコの二人のつながりが美しいのはそうなんだけど、王城でペコリーヌの話を聞いて優しく抱きしめたのがコッコロだったように、アニメとしてはそれよりももう少し広く「家族」を描写しているように思えた。やっぱり振り返ってみると「モブおっさん」たちがまったく使い捨てのキャラではなく、確かにそこに生きている人間として最初から最後まで描かれていたことが良かったと思う。そうであったからこそペコリーヌはこの世界とつながっていられたのだから。全体を見ればやはり非常にリッチな画面作りなど、盤石のアニメだったと言っていいだろう。これからもCygamesには面白アニメ作り屋さんとして頑張ってほしい。


本日の視聴アニメ↓

かぐや様2期11話、啄木鳥探偵處11話、12話、かぐや様2期12話、プリコネ13話



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