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Aqours 6thライブツアー名古屋

Aqours 6thライブツアー 名古屋公演に行ってきましたって記事です。
考えごととか感想とか書いておきます。


1.コロナ禍におけるコンサート参加の是非

昨今のコンサート事情を見ると、ライブをやるってだけでなかなかハードルが高そうです。まして、今回のライブはドームツアーです。オミクロン株の流行によって感染者数は激増し、開催地である愛知県にはまんえん防止令が出ていました。いつ中止になってもおかしくない状況です。実際、昨年5月に実施を予定していたつま恋リゾートでのライブは、開催日の1週間前に中止になりました。

今回のライブも同様です。周りを見ると「本当に開催されるのか」「こんな状況で実施するべきでない」など、いろいろな意見がありました。感染状況を見て参加を断念する友人もいました。

僕自身、どちらが正しい姿であるかを何度も考えました。有料生配信も用意されており「現地参戦はできないがライブを見たい」という人はそちらを選択することもできました。病床や医療従事者の不足で日本中がパニックになっている時期に、リスクを増やす現地参加が正しい行動であるとは言えません。

各所の研究論文を見ていると、感染症対策がしっかりと行われているコンサートへの参加は、ほとんど感染リスクへの影響がないことがわかります。とはいえ、ライブ参加による感染リスクはプラマイで言えばプラスです。移動には電車を使うし、食事は飲食店を使います。公演中も会場には大勢の人がいて、全員に感染者の可能性があります。

参加する人しない人、どちらの意見も理解できるし共感できます。何度も考えた結果、このままでは世界が前に進まないと思い参加することを決めました。コンサートの感染リスクがどうであれ、実績がないとその後の判断もできません。コンサート参加で感染者数が爆増する傾向があれば全部やめて有料配信に切り替え、収益は国が補填すればいいし、感染者数に変動がなければ、どんどんライブをやってコロナ禍以前の姿に近づけていけばいいと思うのです。


2.Aqours6thライブにおける感染症対策

会場であるバンテリンドームナゴヤに到着すると、ドーム前にスーツを着た謎の集団がいました。最初は「こんなところで物販やってるのか」と思ったんですが、様子を見てると複数の派遣会社から集められた、派遣社員さんの集団だったようです。パッと見た感じ、その方々は
・入場時のチケット確認、荷物確認、検温、顔認証
・公演中のパトロール
・定期的な会場消毒
をメインで行っていました。今までこんなに大人数のスタッフを見たことがなかったので、今回は人をたくさん集めているような気がします。そのおかげか、今回のライブは入場がスムーズだったように感じます。ゲート数と対応してくれるスタッフが多いおかげで、他の人との間隔をあけつつもスイスイ入場できました。

スタッフ人数が多いことで監視力も強まります。オタクたちは会場付近で出店を開くのが生業ですが、「会場内でのトレードは控えてください」と語りかけ続けるスタッフさんがいたのでかなり制限されていたように思います。出店スタイルを潰されたオタクは、Twitterで連絡を取り合って麻薬取引スタイルでガチャ交換をしていました。公演中は監視スタッフがその辺をうろついていたので、声を出そうものならつまみ出されます。オタクは静かにブレードを振り、静かに拍手します。オタクは好きな曲が来ると自分を抑えきれずに声を上げるものと思っていましたが、案外と静かでした。みんないいやつです。

他には席エリアごとに入場推奨時間が設定されていたこと、場内が常に換気されていたこと(寒すぎてコート着ました。メットライフドームかと思った)、フェイスシールド配ってたこと、客席は1席空けて設定されていたこと…などなど、感染対策への本気度が伺えました。客席を1席空けると、単純に考えてキャパは半分になります。配信あるとはいえ現地チケット収入が半分になるわけなんで、結構なガチ度です。こういうところが好きなんですよねラブライブ。


3.ライブ本編の話とか

Aqoursワンマンは5th、Aqoursはラフェス以来です。次は6thに参加しようかなってところでCOVID WAVEがやってきました。本来、Aqoursの6thライブは5大ドームツアーでした。ナゴヤドーム/メットライフドーム/東京ドーム/PayPayドーム/京セラドームで開催される予定でした。現在の日本においてドームツアーを開催できるグループはかなり限られています。それは、ジャニーズ系や48系など、いわゆる国民的アーティストと呼ばれる人たちです。我らがAqoursちゃんは、その人たちに仲間入りしようとしていたところでした。なかなか悔しいですよね。「LOST WORLD」なんてライブタイトルをつけちゃうくらいには悔しい。でも、悔しさをバネにして輝くのがAqoursってグループなんですよね。この厳しい現実をどう生きていくかが大切なのです。

前述のように、今回のライブは必ずしも全員に望まれていたものではありません。この世界は現実なので、「やりたいかどうか」よりも「できるかどうか」が結構大事だったりします。だから、やりたいことのためにはちゃんと感染対策をしなきゃいけないんですね。今回のライブを見てると「対策はバッチリだからライブやりますね!!」って感じで、反骨精神みたいなものを感じます。ロックンロールですね。タイトル回収ありがとうございます。

タイトルだけじゃなく、セトリを見ても「いま伝えたいこと」を歌った曲を入れてる感じがします。例えばホプストだったら「いまの自分はここにいる人たちでできている」「心がつながっていく」みたいなことを歌ってて、例えば夢夜空だったら「思い出は消えない」「みんながいるから輝ける」みたいなことを歌ってるな、と思うのです。他の曲もよく見たらそんな感じです。トリにいたっては曲外でも言ってますからね。意味の射程が長い曲が多いのでふわーっとした感じではありますが、自分はそんな風に受け取りました。みんなの気持ちがつながっているのであれば、それを願う曲である想ひとや、問いかけの曲である君ここは無くてもいいわけですね。知らんけど。小林さんが「Oceanっぽいセトリを考えたぜ!」みたいなことを言ってた気がするんで、今回はキャストの関与が大きめなのかな?と思ったりしております。Aqoursにとって、海は還る場所であり、太陽は追いかけるものです。今回のOcean Stageではオタク虹でAqoursちゃんを迎えることができたのでよかったです。来るSunny Stageでは、全オタクの「雨やめーー!!」の声で会場付近を晴れにしてやりましょう。大声×

なんだかんだで複雑な気持ちで臨みましたが、しっかり楽しむことができました。今回はミラチケ衣装のメンズリメイクを着てライブ参加してたんで、ミラチケ歌ってくれたので大満足みかん🍊です。いちばんよかったのはうぉたぶでした。1日目はアリーナ最前ブロックだったのではぴはぴ。2日目はスタンドのメインステージ対角くらいだったんですが、僕はライブ照明が好きなのでだいぶ嬉しかったです。どの席も当たり。ってな感じで、今度はメットライフドーム改めベルーナドームに参加予定です。次はどんなライブになるんだろうな。今から楽しみです。

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