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2022年2月になりました。
MA先生の音声学講座。1月は「高さを整える」
発音の「高さ」については、「語の高さ」であるアクセントと、「文の高さ」であるイントネーションがあります。まずは、アクセント。
日本語には重要なアクセントのルールが2つあります。
1, 1拍目と2拍目の高さは必ず違う
2, 一度下がったピッチがもう1度上がることはない
このルールに基づいて、型を分けようとするとき、我々日本語教師は養成講座で4つの型を学ぶのですが、MA先生は、学習者には2つの型にまとめて教えればよいと言います。学習者の負担を少しでも減らすためです。山と丘です。
山・・・頭高型・中高型・(尾高型)→下がり目がある
丘・・・平板型→上がりっぱなし
この山と丘をしっかり意識して、聞き取らせることが大事。
次にイントネーション。
1, 日本語のイントネーションは、ダウンステップが基本。
だから、上がったり下がったりを大きな高低の幅で、繰り返したりはしない。
2, 長い文になると、音のかたまりが2つ、3つとあるので、そのかたまりをスラッシュ/を入れて明示するトレーニングが大事
3, イントネーションは文末と文中に分け、まず文末イントネーション、次に文中イントネーションを教えるのが学習者にとって親切。
アクセント・イントネーションの原則について、この講座で教わり、理解はしましたが、実際の日本語の文章の中でその「原則」を正しく活かす感覚は、日本人としてずっと日本語を聞いてきた感覚でその適否を判断しているので、それを日本語の感覚に馴染みのない学習者に身に着けてもらうのはなかなか難しいことです。
だからといって取り組まないのではなく、「聞き取る」機会をできるだけ効果的に設けながら、辛抱強く続けるしかありません。
「時間がかかっても、教師が機嫌よくニコニコして、『間違っても大丈夫』という雰囲気を醸し出すことが一番大事」というMA先生のアドバイスが、確かに一番大事なようです。
ビジネスブレイクスルー(BBT)社のリーダーシップアクションプログラム。TLAPは第13期の4か月目で「WHYから始めよ!」サイモン・シネック著の輪読LAを務めました。
アップル社について、「消費者はアップル社の商品を買っているのではなくて、アップル社の『信条』を買っているのだ」という主張が、「牽強付会」であると感じる受講生も多く、そこは私も感じるところではあるのですが、「WHYに立ち戻ることが必要」「WHYがないがしろにされていることが多い」ことについては、皆さん気づきがあったようで、議論も活発に行われていました。
LAP第26期は7か月目。課題図書は「シンクロニシティ」ジョセフ・ジャウォースキー著。
巻頭において、シンクロニシティとは、「二つ、もしくはそれ以上の出来事が意味深い形で偶然に起こること、共時性」と定義されますが、著者の体験において、それが、「偶然」ではなく、想いを強く持てば「必然」となるということを、劇的なストーリーの中で述べていて、その「神がかった」感じが通常人には頭に入りにくい所があります。(まあ、私が一回目に読んだ時がそうでした。)
受講生の中で、小さくとも「類似体験」のある方は、入っていきやすいようです。同じ受講生のその感じ方を読んで、「通常人」である他の受講生も、単に「神がかって」いるわけではないと理解し、馴染んで生ける効用も、このLAPのエアキャンパスにはあるのでしょう。
1月の俳句は15句。なかなかこれ以上には増えません。かと言って一句一句のクオリティが高いわけでもなく。続けることに意義がある・・・
受話器より独りの母の淑気満つ
耳さわるくせは三代日向ぼこ
有漏の身の関節ゆるむ年の酒
喰積やまず数の子の味試す
銀白の辛夷の冬芽青みたり
山門に腿逞しき初鴉
団地下墓ぎっしりと寒椿
イヤホンの垂れたるコード冬座敷
寒雀チーズトースト焦がしけり
コンビニコーヒー皹の双手に包みけり
青空にキリンの貌や寒明ける
橋の下からトランペット冬夕焼
マスクして笑みてものいう丸めがね
年末に閉店の紙洗濯屋
凍空やビニール纏う医者いらず
「高野素十『初鴉』全評釈」倉田紘文著を、図書館で借りて読みました。
凍鶴のやをら片足下しけり
橇をひく犬立ち止り主見る
落葉道みづうみ見えて下りかな
もちの木の上の冬日に力あり
噴煙を追ふつぎつぎの冬の雲
双鷹の次第に遠く舞ひ連るる
夕日沼光りきそへる鴨の波
夕鴨やはるかの一つ羽ばたける
夕鴨や二つ三つづつ水尾明り
こんな俳句が詠めるようになりたいものです。
「希望の歴史」ルトガー・ブレグマン著上下を読みました。
「人間の本質は善である」だからこそ人類は、危機を生き残れた。という趣旨の本で2回読みましたが、なかなかこれに対し、自分の見方を示すことができません。
下旬に家族の一人のコロナ陽性が判明し、私自身はその後の検査で陰性だったものの「濃厚接触者」として外出できなくなりました。そのため最後の10日間は、合気道もスポーツジムもコーラスの練習も行けませんでした。
従来より、ずっと身近に?コロナを感じた10日間でした。
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