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競技生活を振り返って⑦

・大学1年生11月から

初めてのハーフマラソンは69'13でした。
スピードは出せなくてもスタミナ系の練習中心だったし何とかなるだろうと思っていました。
しかし、スタートしてみると最初から周りのペースに付いていけません。
スピードは上がらないけどギリギリのところで維持する事しか出来ない感覚でした。

「練習していたのに何でだろう?」
「思う様な走りが出来ない」
「思い描いていたタイムが遠い」
「距離はあんなに踏んでいたのに…」

振り返ると、試合前であれこれ考え過ぎていたところもあります。試合前なのに体重も初めて49キロ台に落ちてしまいました。

出された練習メニューはやれていた、距離も踏んだ…といった練習や調整の部分に大きな問題があった事も事実です。
これも後になってから考えられた事であり当時は気づいていません。


「距離を踏む」これは間違っていませんが距離を踏むベースが高かったんです。これは、普段の朝練習や通常練習での大きな割合を占める練習のペースが速かったんだと思います。
練習の負荷のバランスが崩れていました。
普段のベース練習の強度に適応するまでの時間が足りなかったんです。

この頃は、jogの割合が減って集団走の割合が増えていました。さらに、jogは体が疲労状態でゆっくりでしか走れずキロ7以上かかっていた事もありましたね。

いくら3'30〜'40/kmで長く走れても毎日このペースで走れたとしてもそれは「体は疲れている、練習したんだ」といった体の疲労からくる自己満足の様なものでした。
レースで使うペースでの練習をほぼしていないのに走れるわけがありません。

「ゆっくりしたペースで長く走れる様になっただけで試合の距離を速く走る為の練習をしていなかった」

体の疲労状態もあります。
しかし、アプローチの方法が合っていなかった様にも思えます。
真面目な性格も重なり、体がキツくてもゆっくりでも良いから走る、サボらない。と自分自身の身体と向き合えていませんでした。

この頃から抜け出せない泥沼の様なモノに入ってしまいます。自覚はありませんでした。

12月に入りエントリーメンバーが発表されます。そして、年が明け初めてチームの一員としての箱根駅伝がスタートします。
走路員をやっていましたしテレビで観ていた時とは違う興奮を覚えました。

1年目はシード落ち。雰囲気も暗くなりますし見ているだけでは面白くないと思えました。
「来年度こそは…!」と気持ちを入れ直して2年目に突入していきます。

短い帰省期間も終わり、再び練習漬けの毎日になります。テストが終われば大学生は春休みに入りますがチームは朝と午後に練習が入っていた為、特に大きな変化はありません。
午前中に時間が出来ますが基本的に昼まで寝ていました。
出された練習メニューを消化していると2月は夏合宿並みに走り込んでいました。

・出会いと感動

さて、ここで新たな出会いがあります。
同期と「ラーメンを食べにいこう、二郎にいこう」となります。
しかし、その店は夜しか営業していません。
どこかないか?と調べて決まった場所がそう。「柴崎亭」です!
つつじヶ丘駅の近くにあるラーメン屋でここのラーメンを食べた時は言葉も出ないくらいで飲み物くらいの勢いです!
大学ラーメン生活の原点にして頂点!
初めて食べたのはワンタン中華そばで1番上の写真です。
スープは醤油も煮干しも塩も激ウマ、麺はパツパツ、チャーシューもメンマも美味しい。
何よりTwitterで発信される限定ラーメンは絶品です!イチオシは牡蠣系ですね。

大学生の時はラーメン屋巡りをけっこうしました。3年目からは茗荷谷駅まで定期を作っていたのでかなり脚を伸ばしていました。
楽しかったし美味しかったです。

・1年生の終わり

3月は立川ハーフです。
今回こそ!走りましたが、68'30でした。
前回同様、「スタートしてもスピードに付いていけない。ある一定の速度帯では粘れるけどそれ以上体が動かないしスピードが出ない。」でした。
公園入ってからはアップダウンがキツくても上半身もガチガチに。ゴールが遠かったです。

うまくいかないと楽しくないし力を出しきれないのはもどかしいです。

数日後に富津合宿が始まります。
疲労抜きの期間がほぼなかった為、調子が上がらないシーズンに突入します。

5000mの記録会で3月末に走りましたが転倒しました。そういえば、ここで久しぶりにセイヤに会いました。

・大学2年生

2年生になって後輩も入ってきます。
しかし、やる事は変わりません。

ここで4月、5000mの記録会に出ますが自己ベストは更新出来ず…

5月
ここからは、ポイント練習で1回外すと試合に出れない日が出てきました。
この関東インカレのシーズンくらいから体重が激減し始めて49キロ台が普通になってきます。
食べても走ったら落ちていくし「体が軽くなるからいいかな?」と悪い考え方に入っていきました。

関東インカレが終わり練習期間に突入です。
7月に1度5000TTやりましたが暑さにも自分にも負けました。
確か7月は、最低値MAXの47.5kgを朝練習後に叩き出した事があります。
朝練習でクロカンだと行き帰りで20キロ走るので体がキツいと相まって水分量含め体重がストーンと落ちるんです。
暑さが本格的になってきて朝と午後で体重が変わらない状態が続いてました。
食べたら練習で消費の繰り返しで1回の練習でガス欠になる一歩手前とかになっていました。

走りながら体を絞ろうとして体重をかなり気にしていた時期でした。
寝たらこのくらい落ちるからと計算して朝練習後でこのくらい、みたいな感じです。
体重は走れば落ちる体質になっていましたので落とそうとしていました。

筋肉を付けるのではなく、ただ走る事を使った無理なダイエットの様になってしまったのが当時の状態でした。
「体重を気にし過ぎる」これが大学生活での失敗の1つです。
体重よりもしっかり食べてしっかり走る。
体重が減っていたら意識的に食べる量を増やす事が大切でした。体重はエネルギーみたいなモノなんです。
絞るのではなくただダメな痩せ方をしてしまいました。


ここで一区切り。
次は大学2年生8月からです。

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