競技生活を振り返って⑫
・大学4年生 6月〜
6月に入り暑さも厳しい中での学内10000mTTに挑みます。
タイムは31'44でした。(15'44、16'00)
3'00/kmペースは2000mも続かないでそこから中盤まで落ちながらも耐えます。そして、いっぱいいっぱいのままラストも切り替えられないで終わりました。
この頃から1.5キロのインターバルが導入されていきます。
初めは4'30設定で3'00/kmペースなら自分の体をコントロールして走れている感覚がキツくても心地よかったのを覚えてます。
1人でMAX4'27でしか走れなかった私が4'30切りで4本走れたのも成長の証でした。
ペース走の後の400mの設定も上がり1.5キロのインターバル練習が増えてきました。
7月には4'23で4本走れます。
1000mのインターバルは2'55〜'57で3、4本目から離れてた頃と比べると良い感じです。
歳なので寝るだけで疲労が取れるわけではないですが、継続して練習を積んだおかげで疲労との付き合い方を少しずつ覚え始めました。
ポイント翌日の朝練jogを歩いてその分、午後をしっかり走る。重だるい疲労の時は流しを多めに入れるなど取り組んでいました。
正直、走り込みは練習に乗れていれば自然と出来ていました。練習を継続していたせいで多少の波はあってもこの強度で開発される能力は頭打ちになっていた感覚もあります。
中途半端なペースでの練習はスピード練習が増えたからこそスタミナとスピードを結び付けるイメージで取り組んでいました。
また、練習強度とバランスを考慮して各自走の時は4'00/kmペースを大切にして普段の練習より下の土台をイメージしていました。
各自走で5周アップから2'20→3'00を5S→残りを3'00くらいで落とす変化走もやってみましたね。
7月8月は暑さが更に厳しくなるので3'05/kmペースでも強度はキープ出来ると思いやってみました。何事もまずはやってみる、からです。
暑さも厳しかったので体重を落とさない為にも夕食を終えて8時半〜9時あたりからどんぶりご飯を冷やし茶漬けで食べていました。
夜コンビニ行ったりするのは、フリー前日以外ほぼしていなくてゆっくりしたかった、ケアをしたかったタイプでした。なので、食堂にあるもので済ませていました。
この時期が1番食べていましたね。米米です。
8月になるとAチーム阿蘇とBチーム調布+妙高に分かれて例年通り走り込みの合宿をします。
マネージャーの1人が週1提出している体調管理表にコメントをBチーム全員に書いてくれたので励みになりました。
写真も撮ってアップしたりと今までで1番楽しく走れた夏でした。
ただ、練習では引っ張れたとは思うけど試合では結果を残せなくてすみませんでした。
合宿では1日で50キロ以上走る日もあり1週間で約338キロ1日平均48キロくらいは走ってました。この時は最後の遊歩道、黒姫だと思ってましたね。もう2度とこない、と。
この合宿では、女子部の元コーチが来てくださりマネージャー、同級生、後輩達のおかげで楽しく走る事ができて感謝でいっぱいです。
・黒姫妙高駅伝
合宿が終わり2日後に黒姫妙高駅伝があり私は3区を走る事になりました。
10.2キロを32'46(区間15位)と順位を落としてしまう結果になってしまい悔しかったです。
走り込んでからの日程は厳しいものでしたが勝ちたい気持ちが大きかったんです。
選んでくれた人達や自分自身の為にもです。
体は思う様に動かずアップダウンもあるタフなコース。良い雰囲気で終われた合宿でAチームでも戦えるBチームになってきたと証明できるんじゃないかと思ってました。
本気で挑んだからこそ悔しかった。
「楽しいだけでは勝てない」その上のステージに行く事が大切だと知らされた駅伝でした。
同級生と次の部屋っ子と襷を繋げたのは良い思い出です。
その後の帰省期間は練習でスピードを上げると疲労感とキレが無さすぎてキツかったです。
短いのは動かせるのに距離が伸びると維持できないみたいな状態でした。
jogのペースが普段より速くなったりとロング系の能力は良い手応えでした。
そこから、「疲労を抜きつつスピード練習を積み上げていけるか」を当時は意識していました。
しかし、振り返ると感覚以上に身体に負荷が大きくて疲労度が高い状態でした。
そんな状態で無理にスピードを引き上げる為、体が戻るまで時間がかかったんだと思います。
昔の自分にアドバイスをするなら、ロングインターバルでいきなり負荷を上げてはいけない。ショートインターバルから動きに余裕を持たせてペース走の後に+aでロングインターバルの距離を1本でもいい。そこでスピードの引き上げをしていくだけでいい、と教えたいです。
何事にも身体と相談して段階を踏んでいく、無理をしない事が大切だと学びました。
次は9月の帰省明けからです。
匠
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