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競技生活を振り返って⑬

・最後?の菅平合宿

帰省期間が終わり1週間程、寮で練習をして菅平合宿になります。
9月とはいえ、暑さが厳しいです。

菅平は朝夜がむしろ寒いくらいで標高も高いので走り始めは呼吸がしにくく感じます。

今年も3km×5がBチームの最大ポイントです。
去年より設定も上がる中、1本目からキツいけど粘れない感覚で走っていました。
ラストはフリー設定で太刀打ちできませんでしたが去年より追い込めて最低限の内容だったと思います。
スピード練習を意識的に取り組んできたおかけで追い込める体にもなってきました。

その後もBBQや距離走、朝インターバルと合宿を過ごしていきます。
そして、記録会が待っています。

・9月21日 日体大記録会10000m

夏合宿明け初のレースになります。
タイムは、32'17"42でした…
アップペースは動くのにレースペースになると3キロくらいでそれ以降はズルズルと。
途中なんてペース走より遅いペースでした。

心肺には余裕があるのに脚の動きをキープできない様な感覚を覚えました。
脚に疲労からくるものなのか分からないですが脚に力が入らなかったです。

腹を括って練習するしかないと感じ、身体の芯の疲労が表に出てきたのを実感しながら鍼治療含めたケアにも取り組みます。

しかし、右臀部の詰まりが酷くなって特に朝は走ると固まっていき痛みさえも出てくる症状になります。
無理して月単位で走れなくなる方が危険なので1週間程度は朝練は参加せず、午後練習だけしっかりやる様な状態になりました。
治療や練習量が落ちたおかげで改善はされていきます。
ただ、完璧にとはいかず、その後の1週間は固まってく感覚と違和感に付き合いながら何とか走りながら治しました。

今でも右脚の蹴り上げが左より弱いです。臀部や股関節が左より弱いせいで負荷がかかってしまったのだと思われます。さらに、練習の質と量が増えましたから疲労もあると思います。

4年生になってからは時々、良い動きをキープできず悪い動きのまま抜け出せない週もありました。そういう時もあります。
走っていれば戻るので深く考え過ぎず、補強を多めに入れたり引っ張るのを控えたりして対処してました。


・勝負の11月

練習を落とさず11月2日に国士舘記録会10000mに出場します。

タイムは30'46"60の自己ベストでした。

ラップタイムは「3'00、5'59(2'59)、8'59(2'59)、11'58(2'59)、15'03(3'04)、18'09(3'06)、21'17(3'07)、24'28(3'10)、27'40(3'12)、30'46(3'05)」(15'03、15'43)

スタートして集団の後ろからの展開になりました。その中で、3'00/kmペースは4000mまでしかキープ出来ませんでした。
また、7000m過ぎてから背中の張りが強くなって呼吸が浅くなってしまい一気にキツくなります。ラストは上尾ハーフが最大の目標だからこそ出し切らずに走り切りました。

自己ベストを更新した事やレースで久しぶりに体が動く感覚を得られた事は良い手応えでした。ナイターでのレースも初めてだったので楽しかったです。
9月に32分かかったことを考えるとかなり調子が戻ったと思います。

試合翌日をjog日にしただけで試合以降も上尾ハーフに向けて練習を積んでいきます。
その中で1.5キロのインターバルを今まで消化出来なかったのが走り切れる様になります。
余裕は無くてもここにきて練習から形になってきてくれるのは嬉しかったです。

・上尾ハーフ

箱根駅伝前にある選考レースの1つとして上尾ハーフがあります。
タイムは68'46「15'38、31'34(15'56)、48'23(16'49)、65'15(16'52)、68'46(3'31)」でした。
練習からしても調子は悪くないと思えた分、悔しかったです。これで最後の選考レースも終わりですから。
この日の陸上日誌だけは何も書けなかったくらい凹んでいました。

スピード練習も入ってきて監督のメニューと私の頭の中にある考えも近くなっていきました。

試行錯誤しながらここまで挑んできたからこそ結果を出したかった。
最低限、自己ベストは出したかった。
この1年間ハーフの為に練習を意識してきた。

考えて取り組んできた分、悔しかったです。

最後までは諦めるわけにはいかない気持ちで走り切りました。レースに出たくても走れなかった4年生や後輩達がいましたから。

疲労抜き期間は振り切ってラーメンと樽ハイ飲んで食べたりしました。1杯だけですが、飲んだ後jogしてました(笑)
1度気持ちをリフレッシュさせて最後までやり切ろうと決めたんです。

今までナイキのルナスパイダーを履いてましたが手に入らなかった為、スピードレーサーにしていました。
後日、アウトレットで最後だからってことでヴェイパーフライ4%フライニットを買いました。
最後まで薄底でいこうと思ってましたがせっかくなら、と思ったからです。

初めて履いた時はペースのコントロールが難しかったです。しかし、出力が少なくてもシューズの力でスピードを出せるので感動でした。

拓殖大学は三大駅伝に出場し出雲駅伝と全日本大学駅伝も襷を繋ぎました。
残すは12月、そして箱根駅伝です。

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