やめ先!!

2日目の出勤日、あわただしく新学期の準備は続く。この時期は担任は帰宅が8時9時になるのは当たり前のことで、一気に時間が過ぎていく。

しかし、これには裏話もある。普段昼食は、教師は子どもたちと一緒に給食を食べる。給食指導である。この時期は子どもたちも登校しないので当然給食なく、先生は外に食べに行くことになる。

普通のサラリーマンであれば日々の日常の光景であるが、教師にとっては束の間のランチタイムなのである。

そこで、つい話に花が咲いてしまい、食事後喫茶店に行って話をして帰ってくるという流れになり、2時間ぐらいの休憩を取ってししまう。

これには驚いた。でも管理職の先生方も黙認しているという文化が存在していた。

私が主任になる頃には、一切行わず、お弁当を作り、定時に帰宅していた。このあたりから、一般の教員の考えとはずれてきていると思うきっかけの1つであった。

この日は入学式の準備のために、現5年生(次の6年生)体育館のが設営を手伝いに来るという。

初めて小学生との対面。

そうすると、やはり突然、

「先生、新しい先生なん?」

「うん。」

どう答えて良いのかわからず、それだけを答えた。

彼女はつまらなそうにイスを運んだ。

いよいよ明日は入学式。会議もたくさん開かれる。

学年主任の先生があまりの私の不安ぶりに気を使ってくださり、自身の所属する組合の新任同士の寄り合いに参加しても緊張や不安はまだ続いたままであった。

#小学校 #先生#教師#学校#新年度

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