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音楽とパーティーで人生変わる

思えば、頂立ち上げから関わり、途中抜けてた時期もあったけど、17年目のファイナルまでやりきれて感無量状態の本部スタッフ、ケイイチです。
書き物やWEBディレクションからブッキング〜制作、その他諸々やってきました。

撤収時にステージテントについてた「頂」のへんを記念に頂きました

頂 -ITADAKI- THE FINAL、本当にお陰様様、感動ポイントあり過ぎ、色々ギリギリ、最強で最高のファイナルパーティーになり自分の人生の中でもとても偉大な出来事でした。

会場の撤収、芝生のアフターケア、諸々のご精算、、、
本番後のお片付けをしながら、みんなのSNSをみたり、各ポジションの仲間たちから話を聞いたり、それぞれのドラマに泣き笑い、、、
正直、気持ちの整理もまだまだ終われてません。。。

ただ確かなのは、あの日、あの場所で起きたこと、あそこにいた全員で起こしたキセキ、
錚々たるグッドミュージックに導かれ、みんなの想いのチカラが天気さえ変えて、頂の頂、まさにTHE CLIMAXへ辿り着いたってこと。
そこで感じたこと、そこに至るまでの軌跡も交えて少し語らせてください。
(これまで頂オフィシャルとして書くことも多かったですが、ここではより個人的な感じで、乱文失礼!)


開催前の1週間、現地設営に入ってから当日までの1週間、
年間かけて準備してきたものを顕現していくこの期間、、、

毎回やっぱここが”頂”とは何かってのが色濃く出る日々で、感慨深い。
コアメンバーから入って徐々に仲間たちや業者さんたちが増えていって、
地元静岡から、果ては北海道、沖縄から、日本各地から色んな人達が集まって、
現地に入ったらみんな頂CREWになって、
当日になったらお客さんもって、
みんなで頂上を目指して山を登っていく感じ。

最高峰を目指す“パーティー”(人の集まり)になっていく感じ。


本番前日、5/31朝の集合

今年は頂 -ITADAKI- THE FINAL!ってことで、
いや〜みんなほんとに気合い入ってて、ハイバイブスで、凄かった。
ボランティアもプロもみんな本気で、本当に頼もしかった。
新旧様々、色んなメンバーが集まって話すのも最高に楽しかった。
天気との戦いもありながら、やっぱり色々ドラマチック。
世代もバックグラウンドも違う人たちが頂の名の下に集まり同じゴール目指してグルーヴしていく。これが頂 -ITADAKI-。


あらためて、頂CREWのみんなへ、お疲れ様でした!
一緒に出来て最高でした。ありがとう!!

何せ今年も台風発生してて、火曜の夜は嵐、その後も悪天候続き、昨年の中止もよぎったり、、、
フィジカルもメンタルもハードな仕込みだったよな〜
でも、みんなずっと前向きだった。

5/28、嵐の後、キャンプサイトもメインエリアも水たまり酷くて、
フカフカの気持ちいい芝生広場を一つの売りにしてきたのに
これじゃぐちゃぐちゃに、、、
お客さん、、、ごめん、“最高のシチュエーション”用意出来ないかも、、、
それにまだ当日の天気も安心出来ないぞ、、、
でも、今年はやるぞ!!

現地からお客さんにも発信しようってなって、
先ずはメッセージだってことで、書いたテキスト。
開催4日前5/28にアップしたニュース。


昨年に続き今年もこの時期に異例の台風発生中です。。。
設営現場は昨年の経験も活かしながら対策立てて進行中ですが、
自然の脅威は読みきれないし、会場のコンディションはバッチリとまではいけないかもしれません。
でも僕らは、頂 -ITADAKI- には強い味方がいることを知ってます。
これを見てくれている皆様です!
最高のパーティーになると信じてくれているみんなの想いが、天の気分もご機嫌にしてくれると信じてます。
当日のコンディションが悪くても、それぞれの思いやりと助け合いとポジティブバイブスがあれば「最高のシチュエーション」は生まれると信じてます。
そしたら、あとは「最高の音楽」が頂 -ITADAKI-の頂までバッチリ導いてくれるはずです。
最初から来てくれている人も、久々に来てくれる人も、初めて来る人も、みんな一緒に、
頂 -ITADAKI- の最終回、
最強のフィナーレを頂きましょう!
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当日、マジでこうなったよね!

入場ゲートも凄かったよね!

土曜は晴れて、日曜の雨もパラパラ程度、むしろ吉田公園周りだけ豪雨を跳ね除け晴れちゃうし、虹も出ちゃうし!! 

6/2大橋トリオのライブ中に


なんなら土曜の夜は予報にもなくペトロールズの雨で雨が降って、また晴れて爽快な星空。
天の気分、そーとーご機嫌ブギウギだったよね。神様もノリノリ。
野外の醍醐味、ダイナミックな演出になった空模様。数えきれない美しい光景を見背てもらいましたね。
「最高のパーティーに!」って想いが集結して天を動かしたよ。

吉田公園、空が広い!
フィッシュマンズ×GOMAの時の夕暮れ空も幻想的だった
キャンドルタイム前

地面はところどころヌカルんでてお客さんも大変だったと思うんだけど、
足元は泥だらけでもみんな笑顔キラキラ!
事前にもお客さん同士でもSNSで雨対策をシェアしあってたり、
当日も色んなところで助け合ってて、
後からインスタコメントで見たステージ前の泥飛んじゃうかも気遣いコミニケーションも最高だった。
会場中に愛が溢れてた!ってコメント多く見て、とても嬉しい。


最高のシチュエーションになったな〜〜〜

みんな本気で”楽しもう!”ってポジティブな気合い入りまくってたね。
そしてみんなが周りに優しかった。
頂のお客さん、マジで最高です。
昔からの人も、久々の人も、初めての人も、みんな本当にありがとうございました!

そんなみんな、
なんだかんだアーティストラインナップに反応して来てくれてる。
”最高の音楽を”ってことでブッキングも頑張ってきたから、
メンツがヤバい!ってコメントもよく見かけて、とても嬉しい。

そりゃもう、ファイナルってことで、史上最強のラインナップ、
ライブも最初から最後まで全部ヤバかったよね!

一組一組素晴らしいアーティストの皆様でして、
他フェスでも人気の皆様ですから、、、ですが、
頂の2日間で23,4組のボリューム感で見るセレクションにはずーっと拘ってきまして、
ポスターのクレジットの並び方、ビジュアルと合わせた時の印象、
あれもこれも頂で見たい!って思わせる、、、
なんでもかんでもじゃない、でもやりたい放題、
レゲェでもロックでもヒップホップでもテクノでもジャズでもファンクでも
メジャーでもインディーズでも心にグッとくるやつ。
パーティー感をキープしてどこまで攻めれるか(色んな意味で)

タイムテーブルもね。
2ステージ並んで順番に進む頂スタイル、2ターンテーブルでDJしていく気分で、
流れの組み合わせ、時間帯のハメ方、この辺んはボスと2人でずーっと考えてきた。

やるからには、「頂で見る〇〇が一番ヤバい」って言わせたい。

ゆーても俺らが演奏するわけじゃないから、できるのは迎える環境づくり。
楽屋エリアの雰囲気作りも大事。客目にはつかないところだけど、仲間の空間芸術家にデコレーションしてもらう。タイムテーブルも、キャンドルも飾る。今年は初代キャンドルタイムの職人、ちろりろうそくが飾ってくれた。

ちろりろうそくインスタから
ちろりろうそくインスタから
タカクラジュンインスタから
タカクラジュンインスタから

そしてアーティストのバイブスもあげること。直接声かけてモチベーション上げていく。
今年はいつになくボスが直接、出番前にステージ袖まで行って声かけてたな。

そしてどのアーティストも最高のライブを見せてくれた。
セットリストも演奏も素晴らしかった。
俺たちが信じてきた音楽の力ってやつをマザマザと見せつけてくれてたよね。

Welcoming Performanceから始まり、新世代のASOUNDがバッチリかまして、そっから次から次へとバイブスのバトンが繋がっていく感じ。
ここじゃ書ききれないけど、
とにかくみんな凄いから掛け合いでどんどん高まっていってた。

バックステージ周りには舞台監督、音響、楽器テック、照明、業界のプロの人達が連携しながらそれぞれの仕事をまっとうしていて、冷静で頼もしい限りなんだけど、やっぱりそんな仕事人の皆さんからも沸々と熱いものを感じて、もう全体的にエネルギーが高まってた。
(そもそもこの人たちがいないと成立しないステージ、影の立役者の皆さん、最後の最後までありがとうございました!)

裏も表もハイパワー!
本気で楽しむお客さんとそれを本気の仕事で迎える頂CREW、
それで1つの「頂」という⭕️になる。
陰陽の真理すら思わせる超絶バランス、、、なんつって

そして、あのクライマックスだよ。
クライマックスって名付ける前に改めて意味を調べたら、”絶頂”ってあって、
まさにだったね。頂の頂、絶頂!

まさに、音楽に導かれて、みんなで高め合って、登って行ったよね。
渋さ知らズオーケストラと共に最強のフィナーレ、
みんなでイタダいたよね!
出演者の皆様、BLUEもGREENもCANDLEもMOONもゲート前でもキッズエリアでもフィールドでも、最初から最後まで本当に素晴らしいパフォーマンスの連続、ありがとうございました!! (常に感動で涙堪えるの大変だったな〜!)

ステージ側からは幕の隙間からフロアが覗けるんだけど、
オーディエンスのみんな、すげーイイ顔してるんだよね。
泣いてる人もいたり、笑ってる人も、真剣な眼差しの人も、なんとも言えず何かを感じてる人もいたり、、、そこで今年のオフィシャルグッズのTシャツデザイン思い出したり、

まさにMUSIC IS THE ANSWER
やっぱ音楽ヤバいじゃんね
小さな頃から音好きでぇ〜、なんつって、自分も音楽にだいぶ人生救われてきて、
娯楽として楽しむのはもちろん、励まされたり、癒されたり、感動して涙したり、時に切ない思い出も共にあり、音楽きっかけの素敵な出会いは数知れず、生き方すら教えてもらったようなもんだ。そんな音楽の魅力を存分に味わってもらおうってのが頂で、その体験をより深く感じてもらうための環境/雰囲気作りが頂CREWのお仕事で、それが噛みあって起きるミラクルが頂の一番のお楽しみ♪ で、その先がまだあるぞって言いながら17年。
「最高の音楽を、最高のシチュエーションで」、頂を始めた時に決めたコンセプト、ずっと変わらず。 ファイナルはまさにその集大成だった。

日曜日の最後、SNSに書いたお礼&お見送りのメッセージ、


これからも音楽と人と人との出会いを楽しんでください!

それでみんなの人生が豊かになっていくことを
心より願っております。


今回は、、、「また来年!」じゃない。
寂しい気持ちを堪えながら、現場の片付けのさなか、まだ整理つかないままだったけど、
何か未来に繋がるような前向きな言葉をと、捻り出した本音。

音楽で人生変わる。
パーティーで感じること、気づくこと、人生深まる、豊かになる。
大袈裟だけど、あそこまでいったら、あながち間違いない。

グッドパーティーでは人と人との間にクリエイティヴなコミニケーションが生まれる。
絵を描くとか曲を作るとかじゃなくても、想像力を働かせること。友達を楽しませようとビックリさせたり、ちょっとした思いやりもそう、自分自身のモチベーションが上がったり、生活のヒントを見つけたり、生き生きしてくる。
人間は本来クリエイティヴに生きるべきで、それを思い出させてくれるのもパーティーのイイところ。 良いパーティーで遊ぶと波動が上がる。

地球も地上の人間の波動を感じていて、苦しんでるバイブスより楽しんでるバイブスのほうが気持ち良いらしい。

もはやパーティーは世界平和運動か地球救済活動だと思っている。
戦争の反対はパーティーだろ?なんて思っている。

コロナがあってからの2,3年は特にそんな想いが深まった。
これはより個人的な発想だけどね。

でも、頂に立ち上げから携わって、途中抜けてた時期もあったけど、あのファイナルまで
やり切れて、その中で生まれた発想というか、気づきというか、思い知らされたというか、
ファイナルでよりその想いは強固になって。

そんで、最後はやっぱり、
そんなヤベーパーティー、”頂”を始めて、リードして、あそこまでもって行ったボスにビッグリスペクトです。
本人、あんまりこうやって言われるの好まないから、95%くらい割愛しますけど、
あえて言うと、自分が創り上げてきたパーティーのファイナルで、あれだけの豪華メンツ集めて、1組1組挨拶しながら気合い入れて、ライブとそのオーディエンスの盛り上がりにバッチリくらって、「音楽ってやっぱ凄いな!」って、自ら感じて、
ずっと言ってきたこと、しっかり証明して、
自分の息子や更に若い世代にまで繋がって、
あとがきにもあったけど、本人も満足感があって、
自分でしっかり納得のラストを迎えられるって、
凄い羨ましいっていうか、そんなんメチャ憧れるっつーの。
もちろんそこまでは苦しい思いもいっぱいしてきたんだけど。

Keycoさんインスタから

6/3、本番後の月曜の夜、まだ吉田のホテルで、2人で話した時、
2人とも足パンパンで体はボロボロなんだけど、ボスがすげー満足気で、
なんて言葉だったかはっきり覚えてないけど、納得のファイナル、やれて良かった、
ここまで思うの今までの頂で初めてだ、的なことを聞いて、
今までは、もっとこうすればとか、まだやれるとか、次に向けての思いが強くて、
時に悲観的に感じるくらい自らに厳しかったからなおさら、
オレの立場でおこがましいけど、それ聞けて安心したっていうか、うわ〜本当に良かったな〜って、思って。
同時にそれって凄い、天晴れなことだなって。
大仕事を成し遂げた1人の男として、本当に憧れました。

そしてそれを側で見れて、この頂を一緒にやらせてもらえて、
自分にとっても何にも変え難い貴重で崇高な体験になりました!
本当にありがとうございました!

THA BLUE HERBのBOSSがライブ中のMCで「頂に登ると、そっからまた見える頂ってのがあって、それはもう吉田公園のこれじゃないけど、これからはそれぞれの頂を、、、」って、
花向に頂いた言葉「先は長い、深い、言葉にならないくらい」って、



よし!オレはまだまだこれからだ!!

ケイイチ/ 本部スタッフ


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