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【ルームシェア】同居人に二択を聞きに行く【究極の二択】

2023/02/01

そんなこと僕に聞かれたってわからないよ

この世には究極の二択というものがあって

それらはどちらか一つを選べないような作りになっている。

選べたとしても、それが正解ではなく、人によって答えが違う。

そんな二択がある。


それが究極の選択だとしたら、君が僕に突きつけたのは、

究極でもなんでもない、簡単な二択だった。

それどころか、100人に聞いても100人が同じ答えを選ぶような。

簡単でお粗末な二択だった。

でも僕にとってはそれが何よりも究極で、難解な問題だった。


そもそも、どっちつかずで、誰にも答えがわからない。

そんな恋ばかりしていた。

恋ってやつがそもそもそう言う側面を持ってるけど

僕たちの恋はその難解な中でも難解で

経験もない、幼い僕たちでは全く歯が立たないほどに難しい恋愛だった。


だから、最後の簡単な二択がわからなくなってしまったんだ。

何が正解かわからなくなってしまって

君が僕から離れようとしている理由も

僕がそれに納得している理由も

僕と君の話がすれ違うようになった理由も

そのどれもがわかっていて

解き方はわかるのに

答えだけがわからないでいるんだ。


たかし君はりかちゃんと同じ速度で歩いていました。

ですが二人の歩いている道はいつからか違っていました。

この二人がまた同じ道を歩くには何分。何時間。何日。かかるでしょう?

それとも、もう。 もしもとても大切だった人が目の前にいて

その人が自分の前からいなくなろうとしていたとき

君ならどうする?


究極でも何でもない。

ごく平凡な答えが

何一つわからなくなっていて、


#ルームシェア#板橋ハウス#運命の選択



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