26年W杯に向けた備忘録

興奮の渦の中で幕をとじた22年カタールW杯。4年後のためにメモ。
もう少し書き足すことあるような気がして長らく下書きに置いておいたがこれ以上加えることもないのでとりあえず公開する。

強豪がジャイアントキリングを食らう条件
主なこの大会の番狂わせ
アルゼンチン🇦🇷1-2サウジアラビア🇸🇦
ドイツ🇩🇪1-2日本🇯🇵
ベルギー🇧🇪0-2モロッコ🇲🇦
日本🇯🇵2-1スペイン🇪🇸
韓国🇰🇷2-1ポルトガル🇵🇹

知られていないこと、が前回大会以上に重要。
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弱小国に対する油断

サウジは国内組だけの招集。大会に合わせて合宿を1ヶ月組むなど弱小国の付け焼き刃的な雰囲気が強かったが、その実スーパーハイラインでプレーできるエリアを圧縮。アルゼンチンにプレーさせない戦術で勝利。その裏にはAIの判定で精緻にとられるオフサイドのルールを逆手に取っていた。

日本
4年間ほぼ固定メンバー。方向性も見えない、選手に「決まり事がない」と吐露されるような予選の状況で期待感はなし。
ドイツ戦前半45分も圧倒的に押し込まれていた。
(トップ下のポジションに入りながらも、右サイド後方に下がる動きを見せるミュラーを捕まえられず、また左サイドバックのラウムがドフリーになる場面を何度も作られた。)
しかし後半初めて見せる5バックがうまくハマり形勢を覆した。配置の重要性を日本中に知らしめるという意味でも素晴らしい試合だった。
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*後半の打ち手が効力を発揮しなかったのでドイツの選手が完全にサボったという見方もあった。twitter:スケゴーさん

期待感を持って臨んだ2戦目のコスタリカ戦だが、引いた守る相手を崩すという4年間の課題が露呈し敗戦。
footballista

スペイン戦もドイツ戦同様の展開を見せるが、またも後半からのハイプレス強襲で2点を攫い、相手のトーナメント管理の都合もあり見事に勝利。
GKウナイ・シモンの驚くほど巧みなパススキルにハイプレスがかわされていたが、後半それまでとは変えて右WB伊東純也がリスクを犯して前に出めボールを奪ったところで堂安がミドルを突き刺した。やり方を変えて即得点したのは大きかった。

トーナメント1回戦で対戦したクロアチア。善戦するも同点で突入したPK線への準備不足を露呈し惨敗。
“人生最悪の日”から一夜…南野拓実が明かした悲劇のPK戦の舞台裏「5秒くらい誰も手を挙げなかった」

選手たちの頑張りには心打たれたし、称賛したいが大好きで思い入れのある多くの選手が無策のせいで、大泣きさせられている様はかなり苛立った。

サッカーで勝つために必要なこと
その後大会通じてPK戦が多くなり日本の取り組みが一概に否定されるわけでない雰囲気になっていったがそうではないと感じる。挙手制は別に良いが、何も考えずにそうなっているのでは問題。
蹴り手を落ち着かせること。データをもちいること。など科学的論理的なアプローチが欠如していた。

90分間、120分間でのプレー(モデル)においては形を持っているチームが形にこだわりすぎて沈んでいったように思える試合が多かった。引き出しの多さ、ひいては相手の予想を裏切ることが結果に直結した。スペインもドイツも選手が小粒になったとも言えるが、完璧な戦術を用意してそれで殴り続けられなくなっている。特定の戦術には特定の守備における対策があり、戦術を引っ張る突出した存在がなければ崩しにくい。(結局それは個ということになるだろうか) そんな状態でいわゆる強豪と言われるチームが突入したPK戦で精神的に優位に立てるだろうか。
試合展開の話でいうと強い側のチームが3分の2まで自分達の思いどおりに試合を進められてる実感があればどうしても油断が生まれてしまう。そこから返されたときのメンタルの崩れ方は苦しく、形が一つしかないチームは覆し難い。ということを感じさせる日本の欧州勢との2試合だった。

21-22UCLで圧倒的な個を見せたマドリーが衝撃的な優勝を飾って戦術論に終止符を打つかもしれないという予感を汲む今大会の流れはとても好奇心をくすぐられるものだった。

守備の統制を取る時間がなく、個が目立ったという中村憲剛氏の分析も合わせて納得できる。個なのか?個をどうやって生むのかというこの文章は前編後編すべて必読の中村憲剛氏の決意表明でもある。
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世界のサッカーはどこに向かうか、日本はどう追いついていくかこの三年半の期間、注視すべきポイントを覚えていられるようにまとめた。



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