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【PauperEDH】霜のモーリット~M:tG Pauperのデッキ構築を考える~

はじめましての人ははじめまして。
すでに御存知の方はこんにちは。

今回はコモン統率者戦(PauperEDH)のデッキ紹介を行いたいと思います。

PauperEDHとは?については以下の記事で紹介をしています。

・統率者について

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《霜のモーリット》

カルドハイムのシミックカラーのアンコモンの伝説のクリーチャーです。

戦場に出るに際し、あなたのコントロールするいずれかのパーマネントのコピーとして出ることを選択できます(0/0なので選ばないことはほぼ無いでしょう)。

いずれのパーマネントタイプで出た場合も伝説であり氷雪であることは維持されます。

それに加え、クリーチャーとして出る場合には+1/+1カウンターが2個置かれ、多相を持ちます。

・デッキレシピ

統率者:《霜のモーリット/Moritte of the Frost》

1:《高層のアウフ/Aerie Ouphes》
1:《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling》
1:《秘儀の否定/Arcane Denial》
1:《古術師/Archaeomancer》
1:《アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar》
1:《多元宇宙の警告/Behold the Multiverse》
1:《眷者の装飾品/Bonder's Ornament》
1:《転覆/Capsize》
1:《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
1:《統率の塔/Command Tower》
1:《耕作/Cultivate》
1:《夜明けの反射/Dawn's Reflection》
1:《相変位/Displace》
1:《目くらましの呪文/Dizzy Spell》
1:《夢で忍び寄るもの/Dream Stalker》
1:《幻の漂い/Drift of Phantasms》
1:《よだれ舌のずべら/Dripping-Tongue Zubera》
1:《本質の管理人/Essence Warden》
1:《進化する未開地/Evolving Wilds》
1:《浮き夢のずべら/Floating-Dream Zubera》
1:《獣道の変わり身/Game-Trail Changeling》
1:《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》
1:《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1:《放牧のケルピー/Grazing Kelpie》
1:《成長のらせん/Growth Spiral》
1:《護衛の林歩き/Guardian Gladewalker》
1:《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》
1:《氷山のカンクリックス/Iceberg Cancrix》
1:《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen》
1:《木霊の手の内/Kodama's Reach》
1:《リトヤラの同族探し/Littjara Kinseekers》
1:《ラノワールの幻想家/Llanowar Visionary》
1:《仮面の蛮人/Masked Vandal》
1:《商人の巻物/Merchant Scroll》
1:《煙霧歩き/Mistwalker》
1:《記憶術のスリヴァー/Mnemonic Sliver》
1:《記憶の壁/Mnemonic Wall》
1:《鱗粉の変わり身/Mothdust Changeling》
1:《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
1:《熟考漂い/Mulldrifter》
1:《祖先の道/Path of Ancestry》
1:《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
1:《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1:《クアンドリクスの学舎/Quandrix Campus》
1:《リスティックの研究/Rhystic Study》
1:《霧氷林の滝/Rimewood Falls》
1:《共に逃走/Run Away Together》
1:《賢者街の住人/Sage's Row Denizen》
1:《秘密の回収者/Salvager of Secrets》
1:《凶暴なサリッド/Savage Thallid》
1:《耕しカカシ/Scaretiller》
1:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
1:《明日への探索/Search for Tomorrow》
1:《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
1:《セイレーンの策略/Siren's Ruse》
1:《断絶/Snap》
1:《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
1:《春花のドルイド/Springbloom Druid》
1:《通り抜け/Step Through》
1:《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret》
1:《陽焼けした砂漠/Sunscorched Desert》
1:《テフェリーの時間改変/Teferi's Time Twist》
1:《時間の亀裂/Temporal Fissure》
1:《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
1:《サリッドの発芽者/Thallid Germinator》
1:《茨森の滝/Thornwood Falls》
1:《罠顎のケルピー/Trapjaw Kelpie》
1:《自在自動機械/Universal Automaton》
1:《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage》
1:《活力菌サリッド/Vitaspore Thallid》
1:《波ふるい/Wavesifter》
1:《繁茂/Wild Growth》
1:《有翼スリヴァー/Winged Sliver》
1:《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》
1:《森林の変わり身/Woodland Changeling》
9:《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
15:《冠雪の島/Snow-Covered Island》

・デッキ構成と勝利手段

以下のようなカードで構成されます。

多相クリーチャー

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統率者が多相持ちのため、多相クリーチャーを追加しています。部族シナジーを持つカードには部族カードの枚数を参照するカードも多く、多相を水増しするだけでシナジーがより強力になります。

部族シナジーを持つカード

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統率者が多相を持つため様々な部族のシナジーを持つカードを採用しています。《ワイアウッドの野人》がコモンとは思えない多相のETBで1ドローのカードでキーパーツとなります。

《ハリマーの採掘者》は後述の頑強持ちと組み合わせることで勝利手段となります。

頑強クリーチャー&サクり台

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《霜のモーリット》で頑強クリーチャーをコピーすると、戦場に戻るときに+1/+1カウンターが乗るため簡単に無限頑強が達成できます

《高層のアウフ》であれば飛行持ちさえ1体いればサクり台は不要になりますが、それ以外のカードでは必要になります。シミックカラーの通常のデッキなら《アシュノッドの供儀台》しか存在しないのですが《霜のモーリット》は苗木でもあるため《サリッドの発芽者》等の能力が利用可能です。

ブリンク手段&墓地からの呪文回収手段

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青デッキの特権として《幽霊のゆらめき》による呪文の回収でアドバンテージを得ることができます。ブロック→ブリンクをすることで防御手段になったり、除去回避をすることもできます。

《霜のモーリット》は戦場に出る際にコピー対象を選ぶため、ブリンクによる対象のリセットは重要になります。ETB持ちを多く入れることでそれらをコピーし、アドバンテージを得ることもできます。

《リスティックの研究》等エンチャントをコピーした場合、バウンスするか《テフェリーの時間改変》でブリンクする以外の自発的なリセット手段がないので注意。

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フリースペル

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フリースペルのクリーチャーはブリンクと組み合わせることで、手っ取り早く無限マナを生み出せます。無限ETBになるので《霜のモーリット》でコピーして部族カードのETBを無限に誘発することもできます。

残りは土地加速、ドロー加速、サーチ、《リスティックの研究》等妨害手段になります。

勝利手段①:無限頑強

上述の頑強持ち+サクり台でモーリットを無限に出し入れすることができます。モーリットの横に《ハリマーの採掘者》等を置いて対戦相手を無限に切削して勝利します。

勝利手段②:ドレイクフリッカー

《流浪のドレイク》+《幽霊のゆらめき》で無限マナと無限ブリンクになります。モーリットで流浪のドレイクをコピーし、①と同様に《ハリマーの採掘者》の能力を無限誘発させます。

切削要員として《賢者街の住人》と、氷雪パーマネントでもあるため《氷山のカンクリックス》も投入されています。

・プレイングの指針

強力なシミックカラーでドローとマナを伸ばすコンボジェネラルのため、警戒されがちです。一見無害に見える部族クリーチャーを繰り出しつつ、サーチ等でコンボパーツを揃えていきましょう。

モーリットで《リスティックの研究》をコピーすると全体に強烈な影響を及ぼしますが、かなりヘイトが高くなるので諸刃の刃と言えるでしょう。

《幽霊のゆらめき》+《古術師》コンボは本家Pauperから遜色なく強力で、《ムラーサの胎動》などの合わせるとコンボ成立までの強力な防御手段になります。

打ち消し呪文は少なめですが《呪文詰まりのスプライト》をブリンクすることで打ち消しとして機能させることもできるので、状況に応じて活用していきましょう。

・まとめ

多相であり氷雪であり伝説であり、自軍にすべてのパーマネントになりうるという究極のシナジーを持つ統率者で、プレイ感は非常に楽しいです。一方で、PauperEDHの中では強力なシミックカラーのため堅実に勝利も狙うことができます。

今後も部族カードが出るたびにシナジーが強化されるので、拡張性も期待できる良いジェネラルだと思います。

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