モダンホライゾン3の注目カード 〜M:tG Pauperのデッキ構築を考える〜
はじめましての人ははじめまして。
すでに御存知の方はこんにちは。
今回は「モダンホライゾン3」のPauperの視点での注目カードについて記事にしたいと思います。
モダンホライゾンのシリーズはコモンがすべて新録かつカードパワーが高く、何らかの形でPauperで使われそうなカードが非常に多いため、全カードレビューをしたいと思います。
また、カードごとに注目度の項目を設けてみました。
5段階評価で以下のようなイメージ。
★★★★★(今後の環境を左右する)
★★★★(様々なデッキに採用できそう)
★★★(何らかのデッキには入るかも)
★★(噛み合うメタ、デッキがあれば見るかも)
★(リミテでの活躍をお祈りします)
・白
注目度:★★★★★
クリーチャー限定火力、エンチャント破壊、墓地全追放のいずれも強力なモードを持った魔除け。
白いサイドボードのスタンダードになっていくと思われます。火力のモードも決して弱くないため、横並びがしっかり出来るデッキではメイン採用もあり得ます。
エンチャント、墓地に頼るデッキはこのカードの存在を意識した立ち回りが要求され、環境への影響は大きそうです。
注目度:★★
軽い教導+授与持ち。他のクリーチャーと一緒にアタックする前提のため、比較的使いにくい能力ではありますが、コストパフォーマンスには優れています。
教導を生かすなら授与前提になりますが重いのが難点。
注目度:★★★
ETBでアーティファクトかエンチャントのトップサーチ。見られる枚数が6枚と多く、アーティファクト土地なども対象になるので大体手札には加えられそうです。
一応、4/5警戒になるモードも存在しているので盤面での存在感も充分。
難点は重いことで、同マナ帯に《ゴライアスのパラディン》が居るのは大きな逆風。
ブリンクでアドバンテージを稼ぐ等積極的に活用していきたいところ。
注目度:★★★
軽い飛行持ちの生体武器。序盤のクロックを稼ぎつつ、終盤は飛行付与できるため無駄になりません。
《皮剥ぎの鞘》と《皮羽根》の間くらいの性能で色が付いたことにより軽くなったものの、再装備コストは重め。
《逆棘の叩拳》と異なり《コーの空漁師》によるアド稼ぎはしにくいのも難点。
注目度:★★
キッカーなしで低コストのクリーチャーを追放。キッカー込み5マナでコスト制限なしで追放。
Pauperにおいては適切な対象が少ないのが難点。親和持ち、《グルマグのアンコウ》、《トレイリアの恐怖》、《深き刻の忍者》などがキッカーなしでは対象外になってしまいます。
最も有効なのは《ケンクのアーティフィサー》でクリーチャー化した土地でしょうか。
せめてインスタントであれば……
注目度:★
エネルギー獲得→消費で先制攻撃、サイズアップ能力持ち。
エネルギーを得るためだけなら他にも手段はあり、スリス能力を有効活用するためには攻撃を通す必要があるため使いにくいか。
注目度:★★★★
《発掘》が白くなった亜種。もしくは軽くて範囲の可変になった《再稼働》。
エネルギーにより戻せるパーマネントの範囲が変わるのが特徴で、0マナパーマネント(アーティファクト・土地)ならエネルギーを丸儲けして次のリアニに生かすことも出来ます。
0〜2マナのパーマネントを対象にするなら同種のカード群より優秀なため、充分候補になりそうです。
サイクリングも発掘同様地味に便利。ドローとエネルギーのどちらにも変換できるので腐りにくいです。
注目度:★★★
攻撃ブロック不可か、陰影鎧を付与する瞬速オーラ。
瞬速が優秀で、除去耐性として構えつつ、重要な局面では攻撃を阻止したりと柔軟な運用が出来そうです。
英雄的デッキなどで悪くなさそうですが、どちらの効果も活かせるPauperEDH向けかもしれません。
注目度:★★
支援2でカウンターをばら撒く飛行クリーチャー。
4マナ合計サイズ5/5飛行でコストパフォーマンスはかなりのものですが、他のクリーチャーを展開する前提になるのが難点か。
同種のクリーチャーが使われておらずタフネス3がやや厳しい。
注目度:★★
インスタントのサイズアップ+永続飛行+占術のバーゲンセールのようなカード。
2マナは構えるカードとしては重めで、オーラであれば2マナ+2/+2飛行もあるため、インスタントであることを活かしたいところ。
注目度:★
3マナ2/3のタッパーですが、エネルギー消費のため回数が限られます。
Pauperにおいてエネルギーを稼ぐ手段は限られるため継続消費型は厳しいか。
注目度:★★
エネルギー/サイズアップ/トークン生成の選択ETBを持つクリーチャー。
エネルギーデッキが出てくれば3点は大きいためブリンクや《コーの空漁師》での使い回し用途で使われるかもしれません。
・青
注目度:★★
パーマネントをライブラリーにバウンス。引いたカードの枚数によりコスト軽減されます。
1マナで唱えられれば強力ですが、カードを複数枚引くためにマナをかけると結局そこそこコストがかかることに。
盤面の枚数は減っているためアドバンテージは失いませんが、ソーサリーかつ相手に選択権があるので使いにくさはありそうです。
注目度:★
パワーの高めな3マナフライヤー。ただしデメリット能力があります。
エネルギーを払わない限りブロックすらしにくいのは大きなマイナス。
瞬速を活かしたいですがそれならもう少し軽いカードもありそうです。
注目度:★
用途の限定された硬いマナクリーチャー。
Pauperのマナクリとしては2マナかかれば複数マナ生み出して欲しく、スタッツの割に防衛を持たないので逆に使いにくさがありそう。
注目度:★
4マナで3/3か2/5警戒か0/12防衛。防御寄りのバニラかフレンチバニラの選択肢でタフネス12が光りますが流石に現状は用途がなさそう。
注目度:★★
ETBでエネルギー2点+ルーター能力。出し入れしてエネルギーを稼ぐには適当なサイズで、場合によってはルーターもできるため悪くはないです。
注目度:★★
能力を失わせて1/1にするタイプのオーラ。マナを払えば追放も可能。
青(と無色マナ)だけでクリーチャーの追放が出来るのはなかなかですが、戦場に留めておくタイプの除去でプロテクション付与やブリンクに弱いので現状刺さる相手が少ない印象です。
PauperEDHではまあまあ。
注目度:★★★★
最近増えつつある5マナ3ドローの系譜。これは欠色と落とし子トークン付き。
ドローしながら最低限のブロッカーを出したり、実質4マナとして唱えたりできます。また、欠色を持つため《紅蓮破》《赤霊破》に引っかからないのは大きい。そしてこの手のカードでは珍しくインスタントのため構えながらキャストも可能。
総じて恩恵が大きいカード。《ロリアンの発見》との競合になりますが充分渡り合える力はありそう。
注目度:★
5マナ4/5到達に麻痺能力。打ち消されても麻痺させられるのは悪くないですが流石にリミテ向きか。
注目度:★★
3マナ2/2+《血清の幻視》。コストパフォーマンスは悪くないですが古くからの《熟考漂い》+ブリンクを超えることは出来なさそう。
注目度:★★
エネルギー獲得+ドロー。軽いインスタントでもあるためサイクリング感覚でエネルギーを得られます。
エネルギーデッキが今後出てくれば。
注目度:★
エネルギー獲得+カウンター。1マナ要求のカードとして使った場合はエネルギーが増えます。
エネルギーを注ぎ込めば確定カウンターとして使うことも出来ますが、エネルギーデッキであれば貴重なリソースを削ることになるので逆に使いにくいかも?
ただの2マナカウンターが欲しければもう少し選択肢はあるため微妙か。
・黒
注目度:★
半分のコストでグレイブディガーの半分の効果、双呪で丸ごとグレイブディガー。
片方の効果だけではコスト相応から少し足りないため(黒の2/2/2は一昔前なら優秀なものの……)器用貧乏の貧乏寄りか。
カード自体にクリーチャータイプ(ゾンビ)がなくなったのもやや辛い。
注目度:★★
《鼓動の追跡者》のような能力を持つ生体武器。生体武器のため自滅覚悟で攻撃しつつ、後続に貼ってライフを削り続けることが可能。
打点が2増えているためまあまあ強力。
《頭蓋槌》という強烈な競合相手さえ居なければ……(追記:居なくなりました)
注目度:★★★
ETBとアタックで謀議。コストの割にやや大人しいですが、継続的にノーコストで謀議できるため見た目よりは強そう。
威迫により殴りやすく、勝手にサイズアップするので生き延びれば案外脅威になってくれそうです。
注目度:★★★★★
金属ガエルと同様の4マナ親和アーティファクトに、2/1飛行とハンデスorドローの付いた強力なクリーチャー。
2/1飛行にアドバンテージ付きは青や白であっても3マナ相当ですが、これは親和により1マナでキャストできる可能性が高いです。
自身もしっかりアーティファクトであり《きらめく鷹》などで戻せば手軽にアドバンテージを広げられます。
親和デッキやブレードホークを強力にサポートするカードになるでしょう。
ハンデスされても痛くない(墓地利用やマッドネス)ようにするのが対策になるでしょうか。
注目度:★★★★
パワーが下がり軽くなって、トークンはカウント外になった《肉袋の匪賊》。
使い切りの布告除去と同じマナ域まで下がり、総じて強化されています。
墓地から繰り返し回収して盤面を制圧していきたいところ。
注目度:★★
《夜の子》に順応と条件付き威迫。自身で3/2威迫絆魂になれるためまあまあの性能。
《蛇皮のヴェール》などでサポートしたい。
注目度:★★★
5マナ、もしくはターンに3枚引いていれば0マナで2点ドレイン。
通常ドロー+《夜の囁き》や《命取りの論争》で3ドロー達成可能なので意外とハードルは低め。
ノーコストで2点ドレイン可能なのは強力で1/3接死と本体性能もまあまあ。統治者+1ドローでもよいのでその維持に貢献できるスタッツなのも噛み合っています。
注目度:★★★★
5マナ4/4+順応で6/6。カウンターが乗るたびに《夜の囁き》が撃てる大判振る舞い。
《進化の証人》同様Pauperで繰り返し誘発できる能力としては破格の性能で《蛇皮のヴェール》《予想外の牙》などで強化しながらドローを進めていけます。
《ティアのグレートソード》であれば毎ターン殴るたびに2ドローになり非常に強力。
注目度:★★★
《しつこい標本》系のバリエーションですが、アーティファクトかつ戻る時に3/3とかなりサイズアップするのが特徴。
戦線復帰するには4マナとやや重いものの、マナ消費のみで3/3が戻ってくるのはなかなかの脅威になりそうです。
注目度:★★★
タフネス3までのインスタント除去に、墓地からカウンターを乗せられるオマケ付き。
《ケンクのアーティフィサー》の破壊不能土地クリーチャー化に対抗できる等除去としてもしっかり機能しつつ、唱えたら墓地に行ってカウンターを乗せられるのはなかなか強力。
《悪臭のガルガンチュア》《進化の証人》はベストの相方で、それらを使ったデッキの除去枠として有力です。
注目度:★
PWのいないPauperでは《殺害》にライフゲインのついたバリエーション。
多色のクリーチャーが多用される環境でもないため、1、2点しかゲインできず、喪心ほど軽くないため物足りないと思われます。
注目度:★★★
《命取りの論争》《勢団の取り引き》などのバリエーションでフラッシュバック付き。
都合4ドローは強力ですが、5マナは重いためデッキは選びそうです。
カルニブラックのようなロングレンジのデッキか、マナフラ受けで少数採用が有力。
・赤
注目度:★★
1マナ1/1速攻+クリーチャーへの火力付き。
攻撃が通らない時やマナフラ受けに4点火力が付いているのは割と強力。
本体の性能はやや物足りず、4マナの起動型能力を当てにするのはやや後ろ向きですがスペックはまあまあ。
注目度:★★★
3枚の衝動ドロー+プレイしなかったカード分エルドラージ落とし子の召喚。
衝動ドローの有効期限はそのターンのみ、3マナを使った上でさらに3枚のカードをプレイするのは難しく、構築段階から工夫が要りそうです。
プレイしなかったカードは墓地に置かれるため、ドロー兼墓地肥やしとして使うのもあり。また、最大3体の落とし子トークンを生成するため、それも有効活用したいところ。
《エムラクールの手》を高速召喚することも一応出来ます。。
注目度:★★★
コモン初の刹那持ち。アーティファクト破壊のモードとサイズアップ+トランプル。
刹那は実質打ち消されないため、2マナとしてはコストパフォーマンスは良好。
両方のモードを活かせるように使いたいので、クリーチャーをある程度採用する悪鬼シュートや英雄的のようなデッキでの活躍が期待できます。
注目度:★★
4マナ3/3は平凡なものの濫用でアーティファクトとクリーチャーのコントロール奪取が可能。
この手の能力は《溶解区の門番》くらいしか実用的なものがなく扱いやすい部類。
生け贄手段と一緒に使うと相手のクリーチャーとアーティファクトを盗った上で返さない動きが可能。
クリーチャーを盗った上で《儚い存在》でブリンクして盗ったクリーチャーを濫用、とすると相手のクリーチャーを破壊し続けられるため強力。
注目度:★★★★
他のクリーチャーが出た時に対戦相手にダメージ。3マナで同様の能力のクリーチャーはいるため、2/3のサイズにさらに1マナの蘇生が付いて強力になっています。
1マナ蘇生が強力で、サイズが優秀なだけでなく、無限コンボのパーツとしても1マナで墓地から打ち消されない蘇生能力で出てくる、と噛み合うデッキではかなり強そうです。
注目度:★★
コモンの伝説のクリーチャー。6マナETBで4点火力、壮大で山2つの生け贄で同じ効果と《火炎破》を彷彿とさせます。
本家と異なりまずは戦場に出す必要がありますが、クリーチャーになったためブリンクや墓地回収に対応しやすくなったのは利点。
5回能力を撃てれば人が死ぬため、リアニメイト等も絡めて高速で出して火力を連発したり、ETB目当てでブリンクデッキの盤面制圧用に使ったりするのも悪くないかもしれません。
注目度:★★★
欠色の4点火力。クリーチャー限定、2マナソーサリーながら追放機能も付いているため優秀。
《水流破》などが当たらず《ギルドパクトの守護者》も倒せるので見る機会はあるかもしれません。
《ケンクのアーティフィサー》でクリーチャー化した破壊不能土地は、ダメージによる破壊が起こらず追放できないため注意。
注目度:★★★
1マナ+2/+0瞬速の装備品。単体で見た場合、初回と2回目の装備は《骨断ちの矛槍》より軽くなります。
1ゲームに2回装備できれば上等、と考えれば軽くてコンバットトリックになるので強そうです。
使い回しなら《逆棘の叩拳》の方が良いため軽さを活かした構築になるでしょうか。
《無謀なる従僕》を突然サイズアップして一方的に討ち取る動きは良さそう。
再装備を捨てて《電気放出》の火力アップに使うことも出来ます。
注目度:★
2マナ1/3威迫に他のクリーチャーにも威迫とパワー上昇を付与。
エネルギーを得られるクリーチャーとしては軽めですが、本人の打点が低く、能力も他のクリーチャー前提になっているのがやや使いにくいか。
注目度:★
ETBでエネルギー3個はなかなかの効率ですが、本体が《稲妻》で落ちるので流石にリミテッド性能か。
注目度:★
欠色、2マナ3/1か5マナ5/3トランプル。
アーティファクト・クリーチャーにも同じくらいのパフォーマンスを出せるものはあるため微妙。(巨大戦車、改革派の貨物車とか)
注目度:★★★
エネルギー3点+支払った分だけクリーチャー限定火力。
1マナインスタントで撃てる火力としては高性能な方で、序盤は1〜2点でクリーチャーを除去してエネルギーを貯め、終盤は4点、5点、といった柔軟な運用ができる可能性があります。
これ以外にエネルギー関連のカードが全くないと少し使いにくいかもしれませんが、氷雪土地を使えないデッキでの《雪崩し》の役割を担えるかもしれません。
・緑
《バイパーの贈り物》(何故かギャラリーのイメージが英語だったのでご了承ください)
注目度:★★
+1/+1カウンター、到達、接死カウンターを付与しアンタップもするインスタント。
カウンターの種類が多いので多機能なカードで、総じてブロック時に有効な性能。殴りにも行けるクリーチャーを突然アンタップして相手の反撃を封じるのが基本の使い方になりそうです。
+1/+1カウンターを1マナで置けるカードなので《進化の証人》等とも噛み合いますが、除去耐性は付与しないためそこは注意。
注目度:★★★
ETBと死亡時に落とし子トークンを生成する3マナ。
《巣の侵略者》や《宝石泥棒》と同様実質払うマナが軽いタイプ。
単体スペックは宝石泥棒の方が強く、同期に《日を浴びる繁殖鱗》がいるため若干厳しいですが、死亡時にも落とし子トークンが出ることを活かして差別化を図っていきたい。サクリファイスギミックのあるデッキ向け?
注目度:★★★★★
コモンとは思えない超スペックのクリーチャー・エンチャント。
授与、通常ともにどのXで払ってもそれなりに強く、5マナ+3/+3到達トランプル、剥がれても3/4が着地あたりはかなり強そう。
運用するマナ域を想定して使いたいですが、ある程度マナが伸びるデッキなら採用できる性能です。
除去耐性やオーラによる即時強化を活かして無限マナ後のフィニッシャーにも。
注目度:★★★
接死持ちのマナクリーチャー。序盤の壁と《怨恨》付与によるアタッカー、色マナサポートと様々な仕事が出来ます。
2マナのマナクリーチャーとしては使いやすい方で、エルフでないのが残念なくらい。
注目度:★★★
大人気《巨大な戦慄大口》君が生体武器化。
コストは同等、再装備も5マナと性能の割には軽め。
カードパワーは十二分にあるので、あとは合うデッキがあるかどうか。
ランプ系のデッキで《苛立つアルティサウルス》からダブルパワー6トランプルが出てきたりするとかなりの脅威。
マナクリーチャーを簡単に7/7以上に出来るのでそういう方向性か。
注目度:★★★
クリーチャーからの一方ダメージ火力。この手のカードとしては最軽量の1マナなので緑単系では候補になりそうです。
エルドラージをコントロールしている場合のライフゲインも、なぜか緑単はエルドラージと縁がある(《巣の侵略者》《日を浴びる繁殖鱗》など)ため普通に達成できる可能性があります。
適切に使えばクリーチャー限定の《稲妻のらせん》になるので強力。《Finishing Move》の後釜になるかどうか。
注目度:★★★★★
2マナ2/2の基本スペックに《虹色の断片》等を回避する欠色、そして自己サイズアップとサイズアップのたびにエルドラージ・落とし子トークン生成という大盤振る舞いのクリーチャー。
当初から《サディスト的喜び》とのコンボが注目されています。(これにエンチャントして何らかのクリーチャーが墓地に置かれると、カウンターが乗りエルドラージ・落とし子が生成、それを生け贄にし続けることで無限マナ)
コンボ狙いでなくても十分なスペックがあるため警戒させつつビートダウンするのが向いていそうです。
環境を定義する1枚になりうるか。
注目度:★★★
4マナ4/4のなかなかの性能に順応、トランプル付与の能力付き。
自力で6/6になり、トランプルの付与範囲もかなり広いため4マナが許容できるデッキであれば強そうです。
注目度:★★★★★
墓地からのパーマネント回収を繰り返し行えるのが画期的なクリーチャー。
カウンターを置くだけで墓地からカードを回収できるため、しかるべきデッキでは強力なアドバンテージ源になりそうです。
《獰猛器具》があれば2マナで進化の証人にカウンターを乗せ続けるだけで繰り返しドローが可能。
クリーチャータイプがエルフのため、エルフデッキで豊富なマナを利用したドローエンジンになり得ます。
ガッチリ墓地利用をするデッキでなくとも、フェッチランドを回収したりするだけでも充分強力で、様々な用途があり注目の1枚です。
注目度:★★★★
トップ4枚を見てパーマネントカードを獲得、残りを墓地。さらに落とし子トークンを生成。
パーマネントなら何でも回収、クリーチャーカウントも増え、実質1マナで使えてマナ加速にもなります。
《神々との融和》《サテュロスの道探し》など類似のカードは数多くありますが、それらと比較しても強力。
墓地利用するデッキを強力にサポートするでしょう。
注目度:★
イラストの注目度★★★★★
イラストが強烈すぎてテキストが目に入ってこない。
・多色
注目度:★★★★★
3枚目のドローとともに墓地から勝手に戻ってくるフェアリー。
(3個目のお菓子を食べると盗み食いが見つかってしまう=タップ状態で戦場に出るフレーバーでしょうか)
ノーコストで戦場に戻るのは破格で、かつ2/1飛行としっかり盤面に貢献する性能なのは珍しいです。
墓地を肥やして《綿密な分析》を撃つだけで達成したり、《命取りの論争》で自身を捧げるとそれをトリガーに戻ってくる等、様々なデッキのエンジンになりうるカードです。
注目度:★★★
4マナ2/3到達欠色+落とし子トークン2体の生成。サイズアップの条件はエルドラージを生け贄に捧げる、のため自身で2回も達成可能。
4/5ともなればなかなかの存在感。到達も欠色も防御には向いた性能のため、戦線を固めつつ、複数並べてサイズアップしていき殴る運用になるでしょうか。後続を用意しやすいスペックなのが良いですね。
注目度:★★
3マナ2/2果敢+死亡時にパワー分の火力。《嵐の神の信託者》に比較的近い性能。
2/2果敢でサイズが上がったうえで、さらに死亡時能力を重ねることもできるので、戦闘を絡めればかなりのサイズのクリーチャーを討ち取れる可能性があります。
死亡時能力はエネルギーを消費して撃つので撃たずに貯めることも可能ですが、このカードを使う以上は能力を当てにしたいところ。
戦闘ダメージと《投げ飛ばし》でパワー7点くらいから致死圏内。
注目度:★★
マナクリーチャー兼ドローエンジン。やや重めの挙動ですがマナを生み出して《クウィリーオン・レインジャー》などで自身をアンタップして、マナをドローのコストに充てる、といった動きをすれば運用しやすそうです。
継続ドロー手段では《ディミーアのギルド魔導士》などがライバル。こちらはマナクリーチャーにもなるためそこで差別化を図っていきたい。
色拘束は厳しいもののランプデッキに刺しておくと動きがスムーズになるかも?
注目度:★
改善されていると飛行+頑強。頑強で-1/-1カウンターが乗っていると(それは改悪というのでは)飛行持ちになりますが、単体での性能は微妙。
いっそ《御身の刃》などで強化する前提でも良いですが、それにしても他にもう少し良いクリーチャーは居ると思われます。
注目度:★★
攻撃するたびにカウンターをばら撒くウーズ。順応を持つので自己完結しています。
《進化の証人》《悪臭のガルガンチュア》などの同期ともシナジーを形成しており、3マナマルチカラーが許容できればそれなりの性能。
単体では回避能力がないので《怨恨》などで改善しつつサイズアップを狙っていきたい。
注目度:★★★
ついにコモンでも《番狼》のほぼ上位互換が登場。カウンターでサイズを管理するため若干の動きの違いはあります。
流石にサイズが大きく、《稲妻》圏内ではあるものの警戒によりしっかり戦線を支えてくれそうです。
増殖やオーラなどでさらなるサイズアップを狙いたい。
注目度:★★
2マナ2/2飛行、エネルギー消費制とはいえ絆魂も得られるためまあまあ。ETBで得られるエネルギーは3点と多く、出し入れする要因としてもそこそこです。噛み合うデッキで可もなく不可もなくという感じ。
注目度:★★
エネルギー消費で速攻+パワー上昇を付与。自身はバニラであるものの、後続に速攻を付与できるので中速以降で大型を展開するデッキであればなかなか良さそうです。
エネルギーを消費するものの、速攻付与は2回もできれば十分と言えます。
速攻が不要であれば他の用途にエネルギーを使うこともでき、面白いカードです。
注目度:★★★★★★★★★★
今回のセットの目玉であり、始めから危険視されていたカード。
詳しくは公式の記事をどうぞ。
カード自体の性能を見れば、頭蓋囲いのインスタント装備、無色という利点はなくなったものの、2マナで最初からクリーチャーとして出てくる点はおそらくオーバースペックであり、環境を席巻する危険性は十分にあったのではないかと思います。
・無色
注目度:★★
サイクリング付きのファッティ。7マナ6/8到達はなかなかの性能で、
防御寄りではありますが突破できるカードは非常に少ないです。
トロンのセットで展開可能ですが、サイクリングも含め採用できるかどうかは未知数。
唱えたときにも落とし子トークンが出るため、布告除けを用意する必要がないのは利点か。
注目度:★
歪んだ大牙獣と同様にサイクリング付き。こちらは7/7警戒ですが、タフネス7は《大渦の巨人》などではギリギリ届いてしまう、飛行アタッカーには無力なので少し使いづらさがありそうです。
・土地
注目度:★★★★★
《地帯》サイクル。アンタップインで無色マナを加えることができ、さらに3種類の基本土地をサーチしてこられるフェッチランドの機能、そして3色のサイクリングを持つ多機能の土地。
《全景》サイクルの強化版、もしくはレアリティが上がれば《トライオーム》サイクルのような印象です。
無色マナとはいえアンタップインで出すことが出来るため、テンポが大事なアグロデッキでもある程度採用できそうです。また、フェッチランドとして切るタイミングを選べるので《渦巻く知識》《思案》のリシャッフルにも。サイクリングの機能は重く、色拘束が激しいため積極的に使うことはないかもしれませんが、無いよりは。
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