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人見知りの私が取材をして見つけたこと

現在、私はPOOLO JOBというトラベルクリエイターを育てる学校で、ライターになる修行をしています。5月の課題に「地域の魅力を伝える文章を書く」というテーマがあり、実際に足を運んで取材する必要がありました。でも、私は人見知りで非社交的。イタリアの片田舎に住んでいて、取材を頼めるような友達もいません。さて、どうしましょう?

家から100m先のお店に取材を申し込む

悩みに悩んで、近所の老舗パティスリーへ取材をすることにしました。ほぼ毎週、お店に行っているので顔は知ってもらっているはずです。ちょうど私の誕生日ケーキを注文しに行く予定だったので、そのついでにお願いしたら、相手も断りにくいはずだとのズルい計算もありました。

結果、取材は快諾されました! 初めてお互い名乗りあい、お店のオーナーはロベルタさんという方だという発見も。しどろもどろな私の質問にもロベルタさんは慣れた様子で答えてくれました。思いをたっぷり語ってくれたので、記事を書く際に削るのが惜しかったくらいでした。それどころか、私の取材をとても喜んでくれたんです。

甘い匂いが漂ってくる取材先のクッキーたち

取材の目的は、相手の魅力を文字にして伝えること

内心、私の取材が相手の邪魔になることを恐れていました。
しかし、記事の目的は老舗パティスリーの素晴らしさを伝えることです。ロベルタさんが愛情を持っておいしいお菓子を作り続けていること、それを文字にすることなんです。
私は自分自身の取材の意味をみくびっていたことに気がつきました。

後日、書き上がった記事をDeepLでイタリア語に翻訳し、プリントアウトしたものを持って行きました。
ロベルタさんが嬉しそうに手にした記事を眺めている。その姿を見て、私まで嬉しくなってきました。

「書いて良かった」が、心から思った感想

人見知りでも大丈夫でした。相手のお話を聴いて、私が見つけたキラキラしたエッセンスを書いていく。きっと、これがやりたくて、ライターに挑戦しようと思ったのかも。

取材を苦手だと思っている方、目的は相手の魅力を発見することなんです。そして、そのキラキラを文字にして、みんなにお裾分けできる記事を一緒に書いていきましょう♪

誕生日のオーダーケーキ、最高においしかったです!

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