見出し画像

POOLO卒業生インタビュー:ちゃんみねさんが見つけた豊かさ

TABIPPOが運営するニューノーマルトラベラーの学校POOLO、その卒業生であるちゃんみねさんのインタビューをさせてもらいました。

POOLOとは、「仲間と学んで自分と世界を豊かにするライフデザイン」をテーマとして、8ヶ月間、仲間と共創して人生をアップデートする学校です。
ちゃんみねさんは、2022年1月から、POOLO3期生として活動されていました。そして、現在は、私の参加するPOOLO JOBのサポーターとしても活躍されています。

本業では保険の営業をされており、FPや簿記の資格もお持ちのお金のスペシャリスト。一方でパパトラベラーとして、4人家族みんなで各地を旅されています。
いろんな顔を持つちゃんみねさん、POOLOには、どのような思いで参加され、どのような経験をされたのでしょうか。

本業だけを続けることにモヤモヤ。旅好きな人とつながってみたいと参加を決めた

- まず、POOLOに参加したきっかけを聞かせてください。

偶然に、妻がSNSの広告で見つけて、面白そうだからと勧めてくれたんです。
妻となる人と出会ったのは、旅先のカンボジアでした。なので、旅を通じて人と出会うことにポジティブな経験があり、旅好きな人と、もっとつながりたいと思って参加しました。

保険会社に今も本業として勤めています。しかし、当時はこのままサラリーマンを続けていてもいいのだろうか、自分が本当にやりたい仕事ってこれだったのかなとモヤモヤしていたんですよね。

POOLOの他メンバーには、副業で自分のやりたいことをやってる人もいそうだし、そこから刺激を受けて、やりたいことの解像度を上げられるかなという期待がありました。

ちゃんみねさんが将来の妻になる人と出会った
カンボジア旅行

地位財と非地位財。ウェルビーイングの授業で、腑に落ちた学びを活かす

- POOLOには多様な講義がありますが、中でも一番ちゃんみねさんに影響を与えたのはどれですか?

ウェルビーイングを研究している前野隆司教授の講義や、TABIPPO代表のしみなおさんの講義が印象に残っています。
特に、地位財と非地位財のお話が、自分の考えとつながって納得しました。

地位財」型の幸せ:金、モノ、社会的地位などの他人と比べられる財
非地位財」型の幸せ:安全、環境、健康などの他人と比べられない財

前野隆司教授が説くウェルビーイングの基礎

非地位財型の目に見えない財、たとえば、人とのつながりだったり感謝の気持ちなどを高めていく方が、ウェルビーイングにより近づけるという講義でした。
結婚して自分だけではなく子供たちや家族の豊かさって何だろうと考えた時に、旅や経験を充実させたいと思い、お金の使い方を変えたんです。そこへ講義の内容がつながったので、より納得できました。

- 今のお仕事は地位財に直結するお金に関係しますよねその辺りの折り合いは自分の中でつきますか?

仕事柄、お金のことを勉強しているので、お金と豊かさの関係をより意識するようになりました。
自分の稼げる能力の中で、何に対してお金を使うのか。たとえば、今いる世の中で、どうやって一番いいお金の使い方や稼ぎ方ができるかなと考えたり、お金をかけるべきところや、かけないところを意識するようにしています。
講義を受けて、よりバランスを大事にするようになりました。

お金の専門家だからこそ、メンバーにこの知識をギブする勉強会を

- POOLOの期間中に、ちゃんみねさんがお金の勉強会を開催されていましたが、その講義の影響だったのですか?

自分の得意なことでギブできることは何かを考えたんです。
1on1でメンバーと会話をすると、お金の話を聞きたいというリクエストが多かったんです。私にはFPの経験と保険の知識があるので、それを提供したいと思い、ワークショップ形式でイベントを何度かしました。
ちょうど、将来的に仕事につなげたいとも思っていたので、「モニターとして俺のワークショップ受けてくれない?」と募集をかけて、開催していました。

お金の勉強会の様子
上段中央がちゃんみねさん

見つけた豊かさの方向。その波紋を広げるために

- 自分と世界を豊かにするというテーマのコースでしたが、自分と向き合って何か見つけられましたか?

それは、見つけられたんじゃないですかね。
講義や活動の中で、自分の得意不得意なことを明確にするワークがあるんです。自分の中では、自己認知は進んでる方だと思っていましたが、ワークを進めて、改めて明確になりましたね。
自分が本当にやりたいと思う方向性が、かなり固まりました。周囲からのフィードバックで、自分の特性や強みを教えてもらえる機会もありました。

- 現在はPOOLO JOBのサポーターをされてますよね。見つけた強みを活かせる場所だったからですか?

元々、マネージャーや管理する側のポジションの方が、自分には合ってるなと思っていたんです。POOLOの活動中に、コミュニティマネージャーという役割の人がいて、こういう仕事があるんだと知り、自分に向いてるだろうなと思ったんです。

その思いがあったので、POOLOの終了後に始まった、コミュニティマネージャーを育てるゼミに参加しました。その後、POOLO JOBのサポーターとして声をかけていただきました。元々こういう仕事をやりたいと思っていたので、ありがたかったです。

- POOLOのテーマには、“世界”も豊かにするという、大きくて手がつけられなさそうな概念も含まれていますが、 それについては何を見つけましたか?

世界をどう定義するかというのは、人それぞれだと思います。
しかし、自分が手を広げられる中の世界という意味では、見つけられたのかなと思っています。

具体的には、自分と家族が、地位財と非地位財と共に豊かになっている状態からがスタートだと思っています。
そこから豊かさが、身近なコミュニティへと広がってほしいですね。私の家族に関わってくれた人たちが豊かになり、その範囲がどんどん広がると、おのずと世界は豊かになるんじゃないかなと考えています。

その第一歩として、私の家族や周りの人が、旅人など外の人に接する機会が作れたらと思っています。たとえば、ゲストハウスのような形で、人がいつでも来てくれるような環境を作りだせれば、私の考える豊かさに共感してくれる人たちを増やせるんじゃないかなというのが、私が出した答えの一つです。

- 卒業制作にもゲストハウスを作りたいと今後のビジョンとして書かれていましたね

実は、ゲストハウスの計画は一度中断しました。
まずは、自分たちの生活を安定させるのが一番大事だと、改めて妻と入念に話し合い考えたからです。
ゲストハウスにする家は中古で探していましたが、条件に合う物件が見つからなかったこともあります。

結局、ゲストハウスではないですが、自分たちが住む家は、今年中には完成する予定です。今は、その家を誰でも気軽に泊まりに来れるような間取りにしようと考えている最中です。
今後、良い物件を見つけたらリフォームをして、旅人と交流できるゲストハウスのような環境を作れたらいいなと構想を練っています。

ちゃんみねさんの家族写真
家族をとても大切にされているのが伝わってきます

POOLOで得たのは、仲間という非地位財だったのでは

- POOLOをどんな人におすすめしたいですか

人生に迷っている人や、自分の幸せや豊かさって何だろうとモヤモヤしてる人は、参加するといいと思います。具体的に見つかる人もいれば、見つけられない人でも、答えの方向がなんとなく分かるんじゃないかな。自分の中で感じられるようになるはずです。

- それでは、POOLOに参加するかどうか迷ってる人に、メッセージをお願いします。

迷っているんだったら飛び込んだ方がいいです!
決して安い金額じゃないですが、その価値は十分あると思います。
迷ってる一歩が、先に行くチャンスになる可能性は多いので、ぜひチャレンジしてください。

私は最初の3〜4ヶ月で「将来の投資に成功した」と思いました。
講義で学ぶだけでなく、それ以上に、一緒に働きたいと思えるメンバーや、同じ志を持ったメンバーと出会えたことが良かったです。
このPOOLOの学校が終わった後もずっとつながりが続く仲間と出会えたというのが一番大きいですね!

POOLO3期生で開催した山梨キャンプの集合写真
ちゃんみねさんが主催されたんですよ!


写真提供:ちゃんみねさん


インタビューを終えて:
POOLOの活動をよく知らなかった私に、ちゃんみねさんは理路整然とにこやかにお話してくださいました。講義で知った地位財と非地位財の考えは、私自身の状態を振り返る良いキッカケにもなりました。

仲間と出会えたのが1番大きい収穫だったと言っていたちゃんみねさん、それはまさしく非地位財ですよね。お金では買えない価値や豊かさ、その意味を仲間と一緒に見つけられる場所、それがPOOLOなのではとの感想を持ちました。

POOLO JOBでもちゃんみねさんにお世話になっている私、とても信頼しているサポーターさんです。
建築関係では、何かお手伝いできると思うのでお声かけてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?