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世界遺産「ヴェネツィアとその潟」ー“その潟”を見に行ってみよう!

イタリア・ヴェネチアはユネスコの世界遺産に登録されていますが、その登録名称は「ヴェネツィアとその潟」。ここでは“その潟”の方を紹介します。

潟(かた)、潟湖(せきこ)は、湾が砂州によって外海から隔てられ湖沼化した地形のこと。

ラグーン_wikipedia

水の都ヴェネチアは華やかで人気の世界遺産ですが、みんなが知っているヴェネチアはほんの一部です。世界遺産に登録されているのは約700平方kmで、これはちょうど新潟市の面積よりちょっと小さいくらい。世界遺産に登録されている面積のほとんどが“潟”なんです。
それでは、そのヴェネチアの広大な潟をちょっと見てみましょう!

視界を遮るものがなく、ただ静寂があるのみ

今回オススメするのはトレポルティ町の潟、ヴェネチア北東部に位置します。特にトレポルティ町の北側リオ・ピッコロ地区はベネチア人お気に入りの落ち着いた景色が広がる場所です。

自家用船で乗り付けてくるヴェネチア人

ヴェネチア中心地から船のアクセスがよく、喧騒を離れてゆっくり過ごしにくるにはぴったりです。見渡す限り静かな景色で、聞こえるのは鳥の鳴き声のみ。いろんな種類の鳥の姿が見られるので、バードウォッチングにも最適です。運が良ければ、ピンク色のフラミンゴを見ることもできるそう。
オアシスという名にふさわしく、ここには世界から切り離された時間が流れています

車の乗り入れには制限があるので、道は歩行者と自転車のもの。家族連れでも安心してのんびりと散策ができます。
それと、トレポルティ町は自転車道の整備に力を入れています。潟を眺めながらサイクリングができる道があり、気持ちの良い風を受けながら景色を楽しむこともできます。

地図があちこちにあって便利

注意点は、夏場は蚊が多いので虫除けが必要なこと。それと、道中には日光を遮るものがないので、日焼け止めも持っていきましょう。

アクセス:
ヴェネチア本島から30分おきにに水上バスが出ています。所要時間は約1時間。水上バスの路線によってはムラーノ島やブラーノ島にも立ち寄ります。

トレポルティ町が作った地図も便利です。

せっかく世界遺産のヴェネチアを見に来るなら、滞在日数を1日伸ばしてトレポルティ町の潟も楽しんでみてはどうでしょうか?

こんな景色の中をサイクリングだなんてうらやましい!

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