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普通ってなんなん

ほんまに、ここ最近、対人でツッコミどころ満載なことがたくさんあったので思うところ含めて書いとこうかな。

私普段は電動車いすやらせてもらってます。

先週のできごと。車にぶつけられかけたあげく、罵声を浴びせられた事件。

前見えんくらいめっちゃ雨降ってた日で、傘さしながら車いすの運転はけっこう至難の業。

コンビニの駐車場前に差し掛かり、猛スピードの車が視界に入った。

ああ、こりゃギリギリで止まるやつやなと思いながら、私は止まらずそのまま直進。

あれー、あれあれー、この車止まらんぽいなあ、まあ多少ひかれてもええやと、私は止まらず直進。

日頃から歩行者優先という言葉に絶対的な信頼をおいている私。(車いすって歩行者扱いらしく。車道走ってたらパトカーの外線マイクでいつも怒られる。)

ふと気づくと、私と車の距離が数十センチで対峙してた。

あー、ごめんごめん、まあお互いサマやんって感じでそのまま行こうとしたら、思いっきりクラクション鳴らしてきよった。

距離数十センチでクラクションの音はほんまにひさびさで、ビクーってなって、イラーっとしたから車の前から動かんかって、運転手がなんや車内で叫いとる。

だいたい想像はできるけど、雨もあってかなにゆうてるかわからんかったから「なんやねん、窓開けろや」と叫んでやった。

助手席の窓が空いた(運転席側あけろや笑)から横に回り込んで、「なんて?もういっかい言えや」って聞いたら、車は急発進。

走り去り際にはっきり聞こえてしまった。

「障害もったもんが街中どうどうと歩くなやボケ!」

あちゃー。。。もういまの時代「歩行者優先」は死語か?こっちが気使って止まったらよかったんか?そもそも堂々となんかしてないしな!

当時とその5分後で気持ちの高低差がすごかった。

言われた瞬間は、お察しの通り、あほぼけかす的な言葉を発してました。(喉痛笑)

このような出来事はよくある。いままで何回もある。実際にぶつけられてそのまま逃げていった車もおった。

なんか、こうゆうとき、相手に大ダメージをあたえられる会心の一撃はないものか。

あほとかぶすとかゆうのはあまりにも抽象的すぎて、こっちがすっきりしないんよね。

これはずーっとの課題であって、なんかいいアイデアあったら教えて。

車はそのまま行ってもうたし雨強なってきたから私もそこから移動。

その移動中にふと、「障害を持ったもんが・・」ってゆう罵声は初めてかもしれない。
いつもは「このくそ障害者」とか「えてこ」とか「バイキン」とか「障害児」とかが主語になってるけど、今回は砕いてゆうと「障害をお持ちの方」という表現もできるから、掘り下げ甲斐あるなと思いながら、なんか残念な気持ちになった。

つぎに「歩くなや」。そいつからしたら車いすって歩いてるイメージなんやと、不意打ちというか、不思議な気持ちになった。
物理的には歩いてるってゆう表現はおおまちがい。けど歩行者扱いなんやったら歩いてるって感覚。
別の言い方をするとしたら、なんやろ、走ってる?動いてる?移動してる?タイヤで転がってる?罵声にはまったく不向きな表現しかない笑

とまあ、イラッとした気持ちを落ち着かせようととかそんなつもりはさらさらなかったけど、言葉っておもしろいなあと、5分後には落ち着いてた。

こんなバカ運転して、バカ罵声を発したやつやけど、友達としてちゃんと接してたら、考え方かわるんちゃうんかなと思ったりもした。

それから今日のできごと。電動車いすに順番抜かされた事件。事件?笑

駅のエレベーターで、ボタン押して、降りてくる人もおるやろうから車いす1台分くらいうしろで待ってたら、軽く私の車いすにあたりながら、私の前のスペースにスーっと入ってきてそのままエレベーターに乗り込んで行った電動車いすがおった。

そないに狭いエレベーターじゃないし、車いす2台は乗れるから、しゃーないしあとから乗ろうと思ったらそいつ、ど真ん中に乗りよって、閉めるボタン連打して降りて行きました。

普段電車に乗るときとかは、私なんかおらんものとしてみんな平気で列なんか関係なく先に乗っていく。(あまりにもひどいときはわざと足踏んだったりしてるけど笑)

これはなんてゆうか、ほんまはあかんねやろうけど、1億歩譲って理解できる。

けど同等のやつに先行かれた、それ以前に、だいぶ後ろから来て、車いすあてながら先行くって相当ずぶとい神経やなーって、いらっとを通し越してあっけにとられた。

これだけならまだしも、次箱きたから私が乗り込む、うしろにベビーカーがおったから壁にタイヤこすりつけながらきわきわに乗り込んだ。

ベビーカーなら3台乗れるくらい、スペースあけたから十分やろ、思ってた矢先、ベビーカーのうしろにおった岩みたいなおっさんが先に乗り込んできた。(見た感じ足普通。内臓になんかあるのかもやけど)

あいてるスペースのど真ん中におっさんが立つもんやからベビーカーは乗れず。

私は開けるボタンを押しながら「おっさんもうちょっと詰めたら?」てゆうたんやけど、聞いてないのか聞こえないのか閉めるボタンを連打。

ベビーカーのお母さんは、どうぞ先行ってくださいと。

なんかため息しかでんかった。
言いたいことはめちゃあったけど、その車いすのやつにもそのおっさんにもクチ開いたら止まらんくなるやろうからぐっとこらえたけど、3時間は説教できそう笑
なんせこいつら無言やったから!

べつに譲り合いとか心配りとかを求めてるわけではない。そんなこと求めても仇で返ってくるねん。心がけても悲しくなるだけ。(そらそうじゃないひとももちろんいるよ)
思うのは、並ぶとか順番とか列とか、言葉がぜんぜん活きてないんよな。

私、国語は学生の頃ずっと赤点やったし、賢いわけでもないから、言葉の作りとか本質とかゆわれてもさっぱりわからんけど、意味・使う場所・シチュエーションなどはわきまえてるつもりよ。

まえにひとがおったら順が来るのを待つ。
ばらばらに散らばってたらわからんくなるし列になる。

普通じゃないの?
言葉と行動は相反するものなのか?
すべてに理由があるもんちゃうんか?

ほんま納得いかんわ。

なんかありきたりやけど、「人と言葉」ってのをいろいろ思い巡った今日この頃でした。

ぐちみたいな記事になってるけど、一応なんとか世の中変わらんかな〜って、普通が普通になるには〜とか、考えてるけど、落とし所がむずかしいもんね。

ツレとか後輩が、ことばでいろんな発信したり、言葉と言葉で新たな言葉を創出するやったりしてるからほんま勉強したい。

「エレベーター:上手な乗り方講座」とか「普通とは講座」とかやってみたいけど、ぜんぜん追いついてないし、伝えるちからが足りない。
勉強するために、シノゴノ言わずに東大でも行こうかな。

ほんま、言葉ってすごいよね。場合によれば、昇天も殺人もできるむずかしいもんやから、これからも大事にしようと思う。

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