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銘柄評価:ソニーグループ(6758) 88点

1) 会社の概況と特徴

ソニーグループは、1946年創業の日本を代表する電気機器メーカーで、AV機器、ゲーム、音楽、映画など多岐にわたるエンターテイメント事業を展開しています。特にイメージセンサーの技術力は世界屈指であり、海外でのブランド力も非常に高いです。また、ゲームや音楽のデジタルコンテンツ市場での強さは、ソニーの収益基盤を支えています。

2) 株購入における総合評価

ソニーグループの株は、幅広い事業ポートフォリオと強固なブランド力に支えられています。映画部門はストライキの影響を受けていますが、ゲームと音楽部門が堅調で、将来の成長が見込まれます。また、金融子会社の上場計画など、資産の有効活用が進んでおり、長期的な投資に適していると評価できます。

3) 売上と利益、成長性

  • 売上高: FY25.3予測で12,800,000百万円、前年比で増加。

  • 営業利益: FY25.3予測で1,200,000百万円、安定的な成長。

  • 成長性: 特にデジタルエンターテインメント部門が堅調。金融子会社の上場も収益向上に寄与。

4) 株価と時価総額、総資産

  • 株価: 2024年1月の株価は14,915円(高値)

  • 時価総額: 16.4兆円、業界トップ。

  • 総資産: 33,643,625百万円

5) キャッシュフロー、現金

  • 営業キャッシュフロー: FY23.3で3,146億円

  • 投資キャッシュフロー: -10,526億円

  • 現金等: 14,809億円

6) 配当性向

  • 配当金: FY25.3予測で年間45~50円

  • 配当性向: 配当は持続的に増加しており、株主還元に積極的。

7) 採点と理由の解説

  • 業績と財務 (18/20点): 高収益を維持しているが、半導体部門の歩留まり問題が懸念。

  • 株価の安定性 (16/20点): 市場全体の動向に影響されやすいが、基本的には安定。

  • 成長性 (17/20点): ゲーム、音楽、金融部門の成長が支えるが、映画部門の不確実性が影響。

  • 業界地位と競争力 (19/20点): 世界的なブランド力と技術力で業界トップの地位を維持。

  • 配当性向と株主還元 (18/20点): 配当の増加と株主還元政策が評価

される。

総合評価: 88/100点

ソニーグループは、強固なブランド力と多様な収益源を持つグローバル企業です。投資のリスクはあるものの、その革新性と市場での地位は高く評価され、長期的な成長と収益の安定性が期待できるでしょう。

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