銘柄評価:リクルートホールディングス(6098) 88点

1) 会社の概況と特徴

リクルートホールディングスは、1963年設立の総合人材サービス会社で、求人情報検索エンジン「インディード」を核に、生活情報分野の販促・人材メディア、人材派遣事業を展開しています。グローバル市場にも積極的に展開し、特に海外売上比率は57%を占めており、デジタルとリアルの融合による新たな価値創造を推進しています。

2) 株購入における総合評価

リクルートホールディングスは、多角的なビジネスモデルと強固なブランド力を持ち、特に「インディード」を通じた求人市場での強みが顕著です。最近の財務報告によると、求人市場の停滞が見られるものの、販促分野の堅調な成長が続いており、安定した収益基盤を持つ企業と言えます。将来的な成長も見込まれるため、長期的な投資対象として魅力的です。

3) 売上と利益、成長性

• 売上高: FY25.3予測で3,440,000百万円。前年比でわずかながら増加。

• 営業利益: FY25.3予測で419,000百万円。前年比で増加を維持。

• 成長性: 特にデジタル領域（インディードなど）での更なる成長が期待されます。

4) 株価と時価総額、総資産

• 株価: 2024年2月の株価は6,412円。

• 時価総額: 10.2兆円。

• 総資産: 3,020,266百万円。

5) キャシュフロー、現金

• 営業キャッシュフロー: 4,381億円。

• 投資キャッシュフロー: -326億円。

• 現金等: 8,773億円。

6) 配当性向

• 配当金: FY25.3予測で年間11.5～12円。

• 安定した配当政策を維持している。

7) 採点と理由の解説

• 業績と財務 (18/20点): 安定して増益を続けており、財務状況が健全。

• 株価の安定性 (16/20点): 株価はある程度の変動がありますが、大企業としては安定している。

• 成長性 (17/20点): 特にデジタルトランスフォーメーションの進展が期待される。

• 業界地位と競争力 (19/20点): 求人市場における強いブランドと先進的な技術を持つ。

• 配当性向と株主還元 (18/20点): 配当が安定しており、株主還元に対する姿勢が良好。

総合評価: 88/100点

リクルートホールディングスはその業界内での

強固な地位と、持続的な成長が期待されるビジネスモデルを持っています。投資としての魅力は非常に高く、特に長期的な視点での保有に適しています。