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おいしい話

おいしい話は大好きだ。

コオロギは動物性たんぱく質として高効率に製造できるといわれている。

しかし、僕はもうけっこう高齢だし、「おいしい食事」にしか関心がない。

こおろぎは美味いだろうか?

現在でも、けっこう美味いといわれているが、その程度では期待しない。

しかし、やがて将来はコオロギはグルメ食材に成長するかもしれないと思う。

これまで、人類の食文化の中で

安くて栄養価が高い食材

はほぼ必ず長い間に、もっとも美味しい食材の一つになった。

松茸のような希少な珍味はたしかにたまには良いが、僕はそんなに好きではない。食材というのは、大量に広く消費されてこそ、世界で広く調理方法が工夫され、品種も改良され、美味しい料理として提供されるようになる。

米、小麦、とうもろこし、鶏肉、卵、サーモン、コーヒー、チョコレート、バナナ

これらはいずれも、大量栽培、大量流通が可能になって、結果素材の品質が高く、味がよく、工夫された料理が作られるようになった。

安く量産されるようになった食材は美味くなる。

と期待できる。

食文化の進歩は加速している。

10年後、舌がとろける食感、味、香りのコオロギグルメが、もてはやされる時代がくることは十分考えられる。

それに備えて、いまからコオロギ食通を目指したい。

この波には今しか乗れない。早く乗った方が勝ち。

今うまく立ち回れば、有名コオロギグルメ評論家として無料でおいしいコオロギグルメを味見できるかもしれない。

流行らなかったら忘れればいいだけだし。

こんなおいしい話はないだろう。

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