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IT未経験からの成長体験談 パート1:議事録編

IT/プログラミングは触り程度の知識でこの業界に飛び込んだ私。「基本情報 午前の3分の2は書いてある言葉の意味が不明」という状態。

そんな私が、どうやってエンジニアスキルを習得して資格を取得したり、転職に成功するまで成長できたか、その具体的な実践経験を書いていきます。

第1回は議事録をひたすら書き続けて成長したという話。


約1年間、ひたすら議事録を書き続けたという話

この業界で働き始めて1年が経過したころ、なかなか業界知識を理解できず苦しんでいた私。そんな状況を見かねてか当時の先輩からこんな命令が…。

  • 今日から1年間、自分が参加した全ての議事録を書け

最初は意味がわかりませんでした。でも、実際に書いてみると以下の発見と成長があり、この命令をくれた先輩には今でも感謝しています。


議事録を書くと自分が知らない単語が明確になる


  • 議事録の知らない単語は残さない(知らなければ調べる)

このようなアドバイスがありました。

確かに「ウェブソケットの接続は…」「ポーリングの間隔は…」など知らない横文字が多々あることに気付かされます。これは、議事録を書かず会議を聞いているだけでは、知らないことに気づけず流している単語でした。

これらの単語を調べたり、先輩に聞いたりして、その内容を議事録の末尾にメモとして記載することを続けました。

結果、仕事で必要なキーワードが理解でき、知識幅が大きく広がりました。自分の無知が何なのか具体化できたのが大きかったと思います。


議事録の確認でコミュニケーション能力を上げる


知らない単語の中で一般的なIT用語は調べれば答えは見つかりますが、そのプロジェクトや製品固有の専門用語も会議では多々飛び交います。これらはネットで調べても答えはなく周りに聞くしかありません。

  • 周りに質問するときは会話時間を最小限に抑える

またもや先輩社員からのアドバイスです。ただ、これは難易度が高かった。
当時はかなり悩み・苦戦しました。特に困ったのは、質問の回答に知らない単語が含まれると新たな質問が重なって…その繰り返しで何の話だったか、わからずに会話が終了ということが発生しました。

散々、悩んで見つけた解決策が会話前にノートに質問を大きく書き、その下に回答を書く枠を作り、枠内が埋まらない限り会話を終えないことでした。

会話の途中で新たな疑問や質問が生まれた場合は、次のページの先頭にまた大きく質問と回答の枠を作ります。この内容は、すぐ聞かず一度持ち帰り、内容を整理してから改て質問することにしました。

結果、この方が問題を1つ1つ解決できて目の前の課題に集中できるのと、新たな疑問は不明点を整理してから聞いた方が効率が良く解決できました。

この効率的なコミュニケーション手法を学べたのはとても大きくて、今でも自分のコミュニケーションを支えているスキルになっています。


まとめ


議事録は「チーム共有のため」という意味合いが強いと思いますが、自身の理解と成長にも役立つこと発見してもらえたら嬉しいです。

議事録を書く指示をしてくれた先輩、本当にありがとうございました。

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