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マルヤクデVMAX構築論( ¨̮ )

お久しぶりです。リン sponsored by TCG BAR Oasis です。

暑いですね。熱中症は他人事だと思わずしっかり水分補給してください。


コロナの影響で開催するか怪しいですが、CLも近づいて来ました。
大きいオンラインの大会もありました。

そろそろ伝説の鼓動の環境が終わります。
キャスでも話した内容ですが、

その環境の答えとなるデッキを毎回考えること

をおすすめしています。

CL間近になると皆さんが必死でやることだと思いますが、これを毎環境やり続ければ自ずと経験値は増えていくと思います。


今回は記事としては初めての、ほのおタイプのデッキです。
現状ほのおタイプは、溶接工とボルケニオン(フレアスターター)を基本とした構築が多く、不確定である後攻を前提としたプランを抱えざるを得ない状況です。
なので、溶接工を引けないと何も始まらないと感じる方も多くいると思います。

皆様もご存知の通り僕もあまり好きなデッキタイプではありません。


そんな僕が重い腰を上げてまで記事を書こうと決めたのには、

そこに無視できないマルヤクデVMAXの強さがあったからです。

デッキリストです。

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ひとつここで皆様に提案があります。もしよろしかったら、構築を見て直ぐに採用理由を見るのではなく、皆様自身で採用理由考えてみてください。その答え合わせをこの後の記載する内容でして頂けると、意見の違いや、理解が深まると思います。その際感じた採用理由への違和感などは遠慮なくDMしてください。





デッキコンセプト

技の威力も高く、HPも高いマルヤクデVMAX本来の強さを活かした構築です。

マルヤクデVMAXは基本的に、
•ジラーチ型
•デデンネクロバットぶんまわし型
•ゼラオラ型
•マルマイン型
•回収ネットヤレユータンミュウツー型

が存在すると思っています。

全ての構築を試した結果、1番安定感があり勝率も高かったのが今回のジラーチ型です。

ジラーチについて少し話します。

前の記事でVMAXとジラーチの相性はあまり良くないと記載しました。(セキタンザン記事)
VMAXポケモンがサイド3枚取られることと、高耐久であることが相まって入れ替えをして、ジラーチでパーツを集めることがあまり効率が良くなく、縦引きが強い環境であるからです。

この考えは今も変わりません。

では何故今回ジラーチ採用なのか。
それは、

死に出しのジラーチがいないとリセットスタンプで詰む

からです。

サイドを2-3で取る機会が増えてきているのでどうしても自分のサイドが2か1のタイミングが生まれます。
そこにしっかりリセットスタンプを打たれてしまうと、ボスで勝ちの場面すら作れないからです。

これはもちろん、他のデッキにも言えることですが、ほのおデッキは溶接工を打つターンが最も強力なので、他のデッキに比べて縦引きの回数が少なく、トップ解決も少なくなってしまいます。

しっかり回ればデッキの圧縮自体は滞りなく行えるのですが、リセットスタンプ後にターンの余裕がある訳では無いので、少しでも勝ち筋を拾いに行けるように採用しています。

もちろん序盤のマリィや、中盤の溶接工へのアクセス、先行を取った場合のケアと言った意味もありますが、今回のジラーチは特に、リセットスタンプ後の復帰に比重を置いています。


確定枠

環境に左右されず、デッキの本来の力を発揮するための部分、すなわち根幹です。

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⚫ジラーチ(ねがいぼし)

先述したように、このデッキコンセプトでは欠かせないカードです。あわよくばスタートしたいのと、なるべく素引したいので最低3枚採用。


⚫マルヤクデV-VMAX

何回か記事でも書いていますが、進化デッキで尚且つ、進化しなければザシアンVに取られてしまうため最大枚数の4-4での採用です。


⚫ボルケニオン

後攻の強い選択肢のうちのひとつ。後攻前提の構築にしたくなかったので、サイド落ちを含め2枚採用。
ちなみに後攻を前提として構築するなら僕は4枚入れます。


⚫デデンネGX、クロバットV、ワタシラガV

ほのおデッキである以上、溶接工へのアクセスは必須なため全て採用。
デデンネGXが2枚、クロバットVが1枚の理由については、
基本はデデンネGXの方が強く、残したいカードがある時のみクロバットVが勝ると考えているからです。

ワタシラガVについて。

ほのおデッキのワタシラガVは、他のデッキのそれと比べて活き活きとしています。
1枚でも溶接工に触れれば、ボール系統からの溶接工が可能になるため要求がぐんと下がります。
最低限1枚の採用。


⚫フィオネ

詳しいことは対面の戦い方で記載しますが、相手の盤面が序盤2体の状況が多いので、溶接工+ボスのような動きができてサイドレースに優位に立てるため採用です。このカードの有無は勝敗に大きく影響します。


⚫クイックボール、ポケモン通信

デッキを回すカードになりうるので、最大枚数採用。ほのおデッキを使っているとクイックボールやポケモン通信がデデンネやクロバットに見えてくることでしょう。


⚫ポケモンいれかえ

ジラーチ採用もありますが、後攻1ターン目の動きをする際に(選択肢は後述します。)必要になるカードなので最大枚数採用。


⚫炎の結晶

マルヤクデVが気絶した際のリカバリーとして1枚採用。スタジアムに触れない時の炎の結晶は強いっっ!( ¨̮ )
最低限1枚採用。2枚目はプレイで何とかなると思ってるので採用しませんでした。


⚫エスケープボード

ジラーチを乗せてあげるという意味では確定枠ですが、ミロカロスVや、ライチュウ&アローラライチュウGXの対策としても優秀です。
最低限1枚。


⚫溶接工

僕はSR女の子派です。


⚫ボスの指令

結局、勝ち筋を通すためには必要不可欠でありジラーチで当てたいカードにもなるため3枚採用。4枚目はワタシラガVで代用します。
瞬間火力の高さを活かしサイドを取れる時に取ることも重要なので多めの採用です。


⚫巨大なかまど

溶接工さんの住んでる場所です。
混沌のうねりに抗うためと、素引したいので最低限3枚採用。


選択枠

環境に対応するべく、採用されるカードや、安定性を増すために入れるカードなど。
好みを出す部分です。

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⚫ズガドーンGX、ヒードランGX

ズガドーンGXについては、ぼぼ確定枠だと考えています。先述したサイドプランになることが多く、序盤から終盤にかけてどのタイミングでもバーストGXは強く使えるため採用です。

ヒードランGXは、鋼ポケモンの対策カードです。火力はマルヤクデVMAXより少し多く、特に序盤において活躍するカードだと考えています。
ズガドーンGXに比べHPが10多く、オルター後のアルティメットレイを耐えるのが優秀です。
後述しますが、三神ザシアンに対してフィオネと合わせて手張り溶接工で後1からサイドを取れるのが強みです。


⚫リセットスタンプ、ツールスクラッパー

正直この2枚とも安定感を出す際には必要のないカードなので僕は入れたくないですが、ムゲンダイナVMAXの構築よりかは、手札にあって困ることが少ないので採用に至りました。

リセットスタンプは強く使いたい場面が必ずあるのでサイド落ち、巻き添いをケアして2枚採用。

ツールスクラッパーですが、鋼鉄のフライパンをケアするためのカードとしての意味合いが強く、勝ちに直結する場面が多いので採用です。
三神が持っているおまもりや、HP200ラインのポケモンに対しヒードランGXでのワンパンを目指す際にも有効です。


⚫ワンダーラビリンス

これについても、後述しますが主にコズガとムゲンダイナVMAXの対策カードです。
抜きたいカードでもあり、入れるなら100枚入れたいカードです。


エネルギー

基本ほのお 10
ヒート炎 2

三神に対して、おまもり付きでも7枚必要なので基準としてはそこから考えました。

残りは、サイド落ち、フレアスターター、こうねつばくは、バーストGX、ねつほうしゃなどで使うため諸々含め追加5枚。

ヒート炎は、ジュナイパーやチルタリスに対してボルケニオンを強く使える点と、純粋にマルヤクデVMAXのHPをあげることにより、オルター前にミロカロスVに倒されないための採用です。ヒードランGXがHP220になることで、ダブルブレイズGXや、サンダーボルトなどのワザを耐えるのも優秀です。


採用候補(不採用の理由)

採用をかなり検討しているカードの横に目印(〇)をつけます。参考にしてみてください。

⚫ マオ&スイレン〇、すごいきずぐすり

クワガノンVに対する対策として採用が検討されるカードです。現状120回復をして強い場面が多くは無いので採用しませんでした。中打点を刻む相手に対して鬼のようなパワーを誇るので1番検討しています。

すごいきずぐすりに関しては、テンポロスが気になるので採用するならマオ&スイレンと一緒がよろしいかと思います。


⚫大きなおまもり〇

優先順位の問題で採用しなかったので要検討ではありますが、ヒート炎の存在もあるため今回は見送りました。マルヤクデVにつけることで倒されることを回避できるのが強みです。


⚫隠密フード

ムゲンダイナの対策カードで、デスカウントGXを受けないための採用になるかと思いますが、入れたところで実際序盤に引けるのかという問題に直面するので要検討です。
僕が頻繁に言う、「ご都合カード」です。


⚫博士の研究

採用されている方も多いですが、シンプルに溶接工を打たないターンはあまり作りたくないのと、博士を使ったところで解決に繋がらないので採用しませんでした。

評価としてはかなり高いのですが、溶接工を強く使えるカードを多く採用したかったのも理由の一つです。今でも検討していますが、入れるなら2枚程の採用になるかと思います。

今回採用していない博士の研究を含めた他のサポートを採用するなら、回復ソースは必須だと考えています。


⚫ヒートファクトリープリズム☆

溶接工が強く使えないので見送りました。
他の検討中のカードもそうですが、パワーの高いカードであることは間違いないです。しかし、使って解決する可能性が低く、かまどを貼っていた方がワンチャンス掴めることが多いと考えています。


⚫回収ネット、ヤレユータン、ミュウツー

クロバットVワタシラガVを採用せず、ヤレユータン、ミュウツー、回収ネットにすることで負け筋を減らすことが可能です。三神ザシアンを重く見るなら選択肢として十分ありかと思います。
※その際の構築が気になる方は是非DMしてください。


⚫ビクティニV

リカバリーとして優秀、尚且つミラー意識のカードだと考えます。中盤以降に余裕のある試合でしか使えないため採用しませんでした。


デッキの回し方、意識すること。

いくつかご紹介します。

・後攻1ターン目の選択肢がとても大切です。フレアスターター、ねつほうしゃ、バーストGX、ばくねつスタンプ、ヒートボンバーGXなど。
対面によってどのプランを取るか意識して練習してみてください。
思考停止フレアスターターしてて勝てるデッキではありません。


・びっくりヘッドの選択肢があるためシステムポケモンにも躊躇なくエネをつけましょう。盤面のエネがそのまま打点に繋がります。


・クイックボールやポケモン通信を無駄に使わないでください。使わないポケモンも同様です。後半ワタシラガVで勝てる場面や、デデンネGXから復帰する場面など、ボール系統のカードが肝になります。ポケモン通信のためのポケモンもしっかり残ってると抱き合わせで引く確率も高くなります。


・溶接工が引けなくてもある程度は戦えます。
諦めないでください。


・エネの枚数は他のデッキよりしっかり覚えてください。サイド落ちも含めて考えて回さないと逃げエネが足りない、打点が届かないなどの不具合で負けに繋がります。練習でも毎試合確認して、いつでも出来るよう心がけてください。


・ほのおのハッピーセット(溶接工+巨大なかまど)を引けるよう、日々生きとし生けるものに感謝をし、尊い命の上に生かされてると実感しながら生活してください。


有利対面、不利対面、対面の戦い方

まず初めに、後攻を取れるのであれば後攻を取ります。
後攻の際の立ち回りを記載していきます。


有利対面は、
三神ザシアン、コンボザシアン、ルカメタザシアン等の鋼タイプ、エネ破壊主体のデッキなどです。

不利対面は、環境にはあまり存在しませんがみずタイプメインのデッキとコズガ、そして

ムゲンダイナVMAX

です。

三神ザシアンとの対面について。

選択肢としては主に4つです。

・フレアスターター
・バーストGX
・ばくねつスタンプ
・ねつほうしゃ

優先したいのは相手のザシアンVをフィオネを駆使しながら、ばくねつスタンプで倒すことです。後1からサイドを取るプランを選択することで、その後の溶接工にもワタシラガVでアクセスできる上に、少しばかり余裕が生まれます。
ザシアンVを取れないと判断した場合は、焦らずフレアスターターをしてください。

フレアスターターですが、逃げエネ確保&こうねつばくはでザシアンVを取れる事を念頭に置きながらエネの配分を意識してください。

バーストGXを序盤に打つことで多少リスクはありますが、リセットスタンプから壊滅的な状況を避けることができます。

ねつほうしゃは、一見すると強く見えますが正直付け替えソーサーでなんとでもなるのであまり強い選択肢ではありません。

この選択肢からどれを選び、どれくらいの確率で実行可能なのか、という判断は練習量でカバーできます。


ルカメタザシアンには、ズガドーンGX、ヒードランGX、マルヤクデVをメインとして考えながら立ち回ってください。ねつほうしゃの選択肢がザマゼンタVにかなり有効です。


コンボザシアンは、後攻1ターン目でマルヤクデVを2体準備しつつフレアスターターを打てると有利に立ち回れます。こうねつばくはを考えつつ、ツールスクラッパーはサイドを取りに行くタイミングで使用してください。


不利対面のお話です。

ムゲンダイナVMAXに対してですが、基本的に不利です。
イベルタルGXの存在もそうですが、シンプルににムゲンダイナVMAXのみでも、押し切られてしまいます。

後攻1ターン目にフレアスターターをし、盤面を整えても先攻2ターン目でボルケニオンを倒され1-3-2のプランをしっかり取られてしまいます。
他のデッキなら、マリィなどで要求を出せるのですが、ほのおデッキはマリィを採用している余裕がありません。
ここが、ほのおデッキの弱い部分です。

勝ち筋としては、ワンダーラビリンス+スタンプで止まってもらう事を祈るのみになってしまいます。

※ジュジュべ&ハチクマンが存在していれば、採用したかったのですが、9月以降のことを考えると採用出来ませんでした。

他にもこの対面はどうするの?どう立ち回るの?などありましたら、是非DMください。



長くなりました。

余談ですが、仰天のボルテッカー収録のメモリーカプセルについてですが、かなりマルヤクデVMAXと相性が良いです。
このデッキタイプでも選択肢としてありますし、ねつほうしゃをメインに据えたデッキタイプも今後見ることになるかもしれません。


今回から投げ銭方式に変更させて頂きました。
Twitterの方では報告済ですので、良かったらそちらもご覧下さい。

皆様には、今までと何も変わらずご覧頂けます。
その上、金銭が発生する可能性があるので僕自身の責任感がより一層強くなるのでこれまで以上に気合いが入ります。

あくまで投げ銭です。そして、投げ銭してくださった方には感謝を直接(リプやDM)述べたいと思っております。
しかし、投げ銭してくれた方、そうでない方の区別はするつもりは全くもってございません。

今まで通り変わらず応援してくださると幸いです。

最近キャス等で色々な配信をしています。お時間ある方は是非見に来てください。
そこそこ参考になりつつ、そこそこ時間の無駄のような配信です。


ここまで読んでくださったのは、今読んでいるあなただけです。
いつもありがとうございます。

TCG BAR Oasis様からスポンサードされて露出の機会も増え、色々なことに挑戦していきたいと思っております。

こんなことして欲しい、こんなものが見たい、こんな記事読んでみたいなどの意見や、日々のツイートやキャスについての感想、そしてお叱り言葉や批判の言葉も含め、皆様のリアクションが僕の力の源になります。

DMやキャスでの構築相談、質問等いつでも大歓迎です。皆様一人一人の良き相談役になれたらと思っております。


同じようなことの繰り返しにはなりますが、日々の皆様のいいね、RT、キャスでのコメントなどが本当に嬉しくてたまりません。
本当にありがとうございます。


では、また。

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リン sponsored by TCG BAR Oasis
(@w_rinchan)



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