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ルカメタザシアン構築論

どうもお久しぶりです。りんです。
今回はルカメタザシアンについて持っている情報全てを紹介したいと思います。

共に考察や練習をした「りんのポケモン通信」のメンバーである、マサキ(@stampmuzin)、唐辛子(@to_garashi25)と共同で執筆しています。

約半年間煮詰めてきた構築になるので、3人揃って、胸を張って世に出せる内容となりました。
少し長い読み物ではありますが、どうかお付き合いください。



ルカメタザシアンとはどういうデッキなのか。

ルカメタザシアンは、「難しい」というイメージを強く持っている方が多いと思います。それもそのはず、対面によってプレイが異なる上に、「守備的」なプレイスタイルのデッキであるからです。

このプレイスタイルに関して少しお話をしたいと思います。

ポケモンカードは人により得意不得意なプレイスタイルがあります。

ムゲンダイナや一撃ウーラオス等は自分の要求を満たして早いうちにサイドを取りきる「攻撃的」であり、”勝つ選択肢”を取るデッキです。
ルカメタザシアン、グレイシアVMAX、ジュナイパー等は、相手の動きに合わせて盤面形成を優先する「守備的」で、”負けない選択肢”を取るデッキです。

「攻撃的」と「守備的」どちらも使えるにこしたことないですが、基本的に簡単でわかり易く強いのが「攻撃的」に属するデッキだと考えます。

しかし、大会上位勢のプレイングを細かく見ていると、「攻撃的」「守備的」に関わらず、”負けない選択肢”を取っていることが多いです。
実際に、僕自身が「守備的」なデッキの戦い方を理解することで、勝率が大幅に上がった事もここに由来するのではないかと感じています。 


今回の執筆メンバーで、「攻撃的」なプレイスタイルを好むのは、僕だけであり、マサキ,唐辛子はどちらも「守備的」なプレイスタイルのデッキ選択をしているプレイヤーなため、ルカメタザシアンというデッキを考察していく中で、お互いのプレイスタイルの優位点に触れ、どちらとも構築に落とし込めるよう煮詰めてきました。


ですので、「攻撃的」なプレイスタイルをお持ちの方でも、今回のルカメタザシアンのような「守備的」なプレイスタイルを学ぶことに損はなく、むしろあなたのポケカライフをより一層の楽しいものにしてくれると信じております。


デッキレシピ

りん、マサキ、唐辛子の3人のリストで共通部分57枚を確定枠とし、掲載します。


確定枠

デッキコード【EppUpy-GjG8xe-UyMMRy】

まず初めに、このルカメタザシアンのクイックボールがなぜ入ってないのかという疑問についてお答えします。 

理由は、3点。

①クイックボールに使用するコストがない。

→基本採用されているカード全てを使うデッキであり、キャプチャーエネルギーで盤面が整うため。グズハラ、マオスイのコストに関しては、コストを支払ってでも揃えたいカードや効果であるため許容します。コストを払ってポケモンを持ってくる必要がないのが主な理由です。
②終盤に引くと弱い。

→ロングゲームになることがほとんどなこのデッキでは、終盤に引いて弱いカードを採用するメリットがほとんどないため。序盤、中盤のキャプチャーエネルギーや、ふとうのつるぎ等で必要なポケモンは揃うため。
③クイックボールよりも、優先すべきカードが沢山あるため。
 
→①②で話した通り、クイックボールにデッキスペースを割くことがそもそも弱く、割いてまで入れたいカードでは無いため。


※もし、クイックボールを採用したい方は、博士の研究も一緒に採用する形のルカメタザシアンの使用をおすすめします。


先攻、後攻の選択について。

 後攻を取るとタッグコールから盤面が安定するためメリットがとても大きく、後攻を選択して不利を取るデッキは主に三神ザシアンであったため、分布の少ない今であれば後攻が安定すると考えられます。
しかし、現在のVMAX環境において先攻をとらない理由がほぼなく、後1で殴られることも少ないため、ふとうのつるぎの試行回数、手張りを意識して先攻を選択しています。
先攻2ターン目キョダイレンゲキがかなり厳しいのでそこも意識してはいますが、後1ホラーハウスも厳しいので一概にどちらがいいとは言い難いですが、僕ら3人は全員先攻を取っています。
述べた通り、後攻でも安定したバリューの高い動きが可能なため弱くないので、いい意味でどちらでも平気と考えられます。


採用理由

・ルカリオ&メルメタルGX  -  2枚
 
ほぼ全ての試合で使うため、2枚採用。盤面に2体出すことはまず無いですが、サイド落ちも考慮し最低限の枚数。超抵抗が役に立つ場面もしばしば。

・ザシアンV - 4枚

ふとうのつるぎを2万回使うデッキなので、最大枚数採用。盤面を整えるために必要不可欠なパーツであり、尚且つザマゼンタVを倒してくる相手に対し、より素早く対応するために早いうちからの育成が必要です。先攻をとるため、素引きしたいことも含めてここの枚数を削ることは考えていません。

・ザマゼンタV - 2枚

現環境、非常にザマゼンタVの通りが良く、ほぼ全ての対面に置いて使用するカード。使わない対面は、三神ザシアンやパーフェクション系統。
基本的に、1体のザマゼンタVを押し付けて戦うので、2面作る試合は、かなり稀なケースになるためサイド落ちを考慮し、2枚採用。
盤面をザマゼンタVだけにすると、手札が補充出来ないためリソース勝負で負ける恐れがあります。
3枚目が欲しいと思う場面もありますが、ザシアンを削ってまで採用したいとは思わない、且つ他に割く枠との兼ね合い上、2枚採用。

・タッグコール - 4枚
 
1枚が2枚に変わる最強カード。クイックボールの代わりと考えて貰って構わないです。
ルカメタはもちろん、グズハラからキャプチャーをルカメタに貼り、ザシアンVザマゼンタVの盤面が作れるため4枚採用。

・リーリエのピッピ人形 - 3枚
 
早いうちから壁を必要とする対面が少ない(炎対面)事、壁にしてもこのカード自体がかさばってしまい、他の主要パーツが引けない事、試合全体を通して3枚あれば体感問題がない事、以上の3点から3枚採用で問題ないと判断しました。

・ポケモンいれかえ - 4枚
 
後半に残っていればいる程強いカード。どのデッキもそうですが、今の環境で入れ替えを絞るのは禁忌だと感じています。
マオスイからの攻撃へのシフトがしやすく、ピッピ人形と併せてブレイブキャリバー連打、ピッピ人形をバトル場に置くため、とかなり使用頻度が多いため最大枚数採用。

・メタルソーサー - 3枚
 
デッキの性質上、ピッピ人形をバトル場に置き、マリィやふとうのつるぎ、フルメタルウォールで相手のテンポを遅らせて戦うので、手張りや特性でエネルギー供給は問題がないと判断しました。先述したピッピ人形同様、序盤かさばるカードになるため、3枚採用。
 手札にメタルソーサーがあるからと言って簡単に鋼エネルギーをコストにすると、後半のリソースが足りなくなるので、次ターンの手張りを優先した方がプレイングとしては正しい場面が多いです。

・ツールスクラッパー - 1枚 
 
基本的なルカメタの動きに必要なカードでは無いため、確定枠としては最低限の1枚。
ボスの指令が4枚の理由もここに帰着するのですが、裏のポケモンを縛ったり、相手のテンポを遅らせるという意味では、入れ替えをふうせんに頼っている現環境において、かなりパワーの高いカードになります。

・リセットスタンプ - 1枚 
 
ルカメタを最初に倒してくる可能性がある対面は、現状黒馬バドレックVMAX、ムゲンダイナVMAXが主であり、黒馬バドレックスVMAXはリセットスタンプをサイド3枚時点で使用しても復帰される可能性が高く、ムゲンダイナVMAXは、盤面が埋まる上に、マリィの採用が少なく、博士の研究でリソースを多く捨てるので、ザマゼンタVの通りが良くなるため打つ必要が無いと判断しています。
それ以外の対面は、基本サイドを2枚取ることからスタートするため、マリィと枚数は同じであり、2-3と取らせてサイド1の場面で1回使えれば問題ないため、最低限の1枚採用。
そもそも、VMAX環境においてマリィの通りが良く、リセットスタンプを2回使わなくても勝てる試合展開が多いです。

 ・タフネスマント - 2枚 
 
ザシアンVとザマゼンタVの耐久を底上げできるカード。最低限2枚の採用。現環境の他のデッキは、ツールスクラッパー自体の採用が少ないため、タフネスマントは最低限2枚なのかなと感じています。
素のHPがタフネスマントを付けると、270.280になるためサイドが2枚のポケモンにしては十分すぎる上に、フルメタルウォールと合わせると、実質耐久が300.310となり、大抵の攻撃は耐えるようになります。
ルカメタに貼れるおおきなおまもりも、採用候補ではありましたが、そもそもルカメタが前線に立って戦う場面は少なく、ムゲンダイナVMAX対面では、フルメタルウォールを早期に打てれば、ジグザグマの採用枚数を絞っている現環境では、ドレッドエンドは耐えられるため不採用にしました。

また、ザマゼンタVをバトル場に置く機会が多いため、くちた盾の採用も検討しましたが、恩恵を受けれる場面はほぼゼロに近いため不採用にしました。

ちなみにですが、くちた盾の恩恵を受けれる場面をいくつか紹介します。(コアなファン向け)
・連撃テンタクル対面の要求をフルメタルウォールに関わらず1枚増やせる。
・ゲンガーVが190+40(一撃エネ2枚)-30(フルメタ)=200。
 マントだとマオスイ後で、HPが200まで回復。 ここでくちた盾だとHPが220となるため、もう1枚一撃エネルギーを要求できます。
・ムゲンダイナVMAX対面に置いてフヨウ採用型の場合、マントだとジグザグマ+ドレッドエンド(10+270=280 フルメタルウォール貫通)で気絶してしまいます。


・隠密フード - 1枚
 
インテレオン(クイックシューター)、ミミッキュ(いやしジャマー)、ブラッキーVMAXなど、環境において非常に強いメタカードとして1枚採用しています。
モミ採用型のインテレオン対面だと採用していないと少し厳しくなるレベルなので今では必須カードだと感じています。

・マリィ - 3枚
 
相手のテンポを奪いつつふとうのつるぎで準備するデッキなので、最低限3枚採用。
コンセプトからするとかなり強いカードですが、山札を混ぜれるカードがタッグコール、グズハラ、キャプチャーエネルギー、こうてつのこぶししかないため、手札にかさばった重要なパーツを山下に戻す事で自分の要求を満たせなくなる可能性があるため、一概に強いとは言えません。しかし、黒馬バドレックスVMAXから飛んでくるポルターガイストの打点を下げるためにかなり重要なカードなので4枚目も視野に入れてます。

・シロナ&カトレア - 2枚
 
コールから触れるドローサポートであり、手札を流したくない場合に使い、基本はマオスイやボスの指令を回収するので、現物の総数が多いこのデッキでは、最低限2枚で足りると考えます。マリィを回収し、相手に選択を迫る事もあります。リソース勝負になった際は、追加効果なしで回収のみを行うことも頭に入れて置くといいと思います。

・グズマ&ハラ - 2枚 
 
スタジアム、エネルギー、道具に触れる最強カード。序盤の準備に使用するため2枚あれば十分です。山札の圧縮にも繋がるため、ふとうのつるぎでエネがつきやすくなります。
雪道が採用されているデッキに対しては慎重に扱うことをおすすめします。

・マオ&スイレン - 3枚
 
ゲンガーV、ブラッキーV、ガラルファイヤーV、連撃ウーラオスV、クイックシューターインテレオンなどの、序盤から打点を入れてくるポケモンが多いため、シロカトの枚数ではなく、マオスイ自体の総数を増やしました。
相手のボスの指令の枚数と同じだけマオスイが入っていると、回復後に呼ばれて殴られる→回復→呼ばれて殴られる→回復→呼ばれて殴られる→回復…のように、相手のボスを枯らす事が可能になります。

・ボスの指令 - 4枚 
 
何があっても4枚採用するカードです。
ザマゼンタV対VMAXの対面を作った際に相手の入れ替え手段を枯らしてLOプランを取る、
逃げエネが重いポケモンを縛って盤面を整える、
フルメタルウォールGXを裏のポケモンに打つ、
ボスで負ける盤面で先にボスを使い、リセットスタンプを合わせてボス+入れ替えの要求を押し付ける、
などなど、上げ出すとキリがないので4枚採用です。
殴り合いで勝てない場合、LOプランを見据えることができるのは4枚採用の強みです。

・混沌のうねり - 3枚
 
雪道の登場により、無人発電所からうねりに変わった枠です。
雪道を貼ってくるデッキはマーシャドー(リセットホール)の採用が見受けらますが、自ら相手の要求を下げる必要もなく、素引きの確率を上げたいため3枚採用です。
正直、混沌のうねり以外の採用は考えられないレベルです。

・キャプチャーエネルギー - 2枚
 
試合中1回使えればいいのでサイド落ちを考慮し2枚採用。
ザシアンVに貼るのが弱いため、最低限の採用です。

・コーティング鋼エネルギー - 2枚
 
不意の炎に対応するために2枚採用。基本、タフネスマントとコーティング鋼エネルギーを一緒に持ってくるため、ダイビクトリーやフレアストライクも耐えることが可能になります。
とはいったものの、グズハラから触れる鋼エネルギーであることに意味があります。

・基本鋼エネルギー - 9枚
 
人によって異なる部分だと思いますが、枠があれば最大11枚までは採用圏内だと感じています。ここの部分は体感ですので、好みになるかと思いますが、8枚以下はないと思っています。

 

各個人の採用カード解説(選択枠)

りん、マサキ、唐辛子の3人で違いが出ている部分に印をつけました。追加で採用されているカードに関して解説していきます。

りん構築

デッキコード【yRMSyp-5ioxSL-SUpEMM】

大前提にザマゼンタVの通りがいい環境なので、細かいカードの採用より再現性と安定感を意識した構築。


マサキ構築

デッキコード【8cYxxa-03rqfi-8YxaGc】

エリカのおもてなしやセイボリーの採用により、瞬間的に要求を満たせることを可能にし、細かいリソース管理を意識しながら戦う構築。

唐辛子構築

デッキコード【kF1fkF-EhIKCV-bk5Vfk】

セイボリー採用により、プランの幅を広げ、安定感と柔軟性を兼ね備えた構築。


ここで変更点として上がる部分について解説していきます。

 
・ツールスクラッパー
→環境的に道具に頼る構築が多く相手のテンポを遅らせる点に重点を置いたので1枚増やしました。特にツールジャマーなどが目立ってきているので、自分の道具を強く使うために増やすことを決意。
1枚雑に使えることが強く、ムゲンダイナVMAX対面でのお守りがかなり重くのしかかるため、素引するために2枚採用です。


・タフネスマント
→盤面にタフネスマントをつけていないポケモンが不意の上振れで倒されたくない点、素引して強く盤面を保ちたい点、ゲームが終わる速度が早くなっている点を考慮し、手札に腐りにくいカードとしても優秀であるため増やしました。

・マリィ
→元々セイボリーの枠でしたが、純粋なマリィのパワーを活かしたい部分と、先述したポルターガイストのケアを優先した結果増やしました。

・エリカのおもてなし new
→黒馬バドレックスVMAXから飛んでくるマリィナイトウォッチャーの復帰の際にいちばん強いカードであり、マリィの山札の下にカードを戻すことを嫌ったため、手札を単純に増やせるカードとして採用。また要求の高いムゲンダイナVMAX対面でも1番強く使えるため採用しました。



・セイボリー new
→対戦相手に、なんそれ!!って言われます。
主にムゲンダイナVMAX対面とうらこうさくを使用するデッキに対して使います。プランによりますが、最大値ドレッドエンドの返しにザシアンVを倒されなくしてから、ガラルファイヤーVを倒すルートまで見据えることが可能になります。連撃ウーラオスVMAX対面では、ベンチのうらこうさくやメタカードポケモンの枚数を減らすことで相手のテンポを遅らせるというコンセプト通りの動きができます。
連撃テンタクル対面が特に強く、シロカトで使い回すだけで基本負けなくなります。採用していなくても元々有利ですが、苦手な人は採用してみてもいいと思います。


採用候補(不採用の理由)

いくつかご紹介します。

・ギルガルドV
→ジュナイパーが増えたら、たまらず採用します。

・ツールジャマー
→後半風船のついた黒馬バドレックスVMAXをキャッチできるため、強い場面はあるのですが、それよりも安定して耐久をあげることを意識しているため採用は見送りました。そもそも、マントありきの打点計算をしている関係上、変わると全てが覆るので考察も程々にしている部分です。


・おおきなおまもり
→先述した通り、主にムゲンダイナ対面で活きるカードですが、立ち回りを見て頂ければわかる通り必要が無いことが多く、隠密フードに枠を持っていかれました。


・ふうせん
→博士の研究や、クイックボールを採用している、属にいう”走る”タイプのルカメタザシアンであれば採用は検討できますが、今回の僕らの構築では採用は正直考えにくいです。


・くちた盾
→必要な場面の打点計算や状況が超限定的なので、ザシアンにも装着可能なマントを優先しました。


・くちたけん
→このカードを採用したくなるくらいに、このデッキはゲンミミが憎いです。ほかの対面では主に三神ザシアンに対して使用する場面がありますが、ゲンミミへの殺意はグッとこらえて採用を見送りました。


・無人発電所、キルクス温泉
→頂の雪道が収録される前までは、パーフェクション系統に対して、強く出れるので無人発電所を採用していましたが、このデッキで不意の雪道を意識するのは相当な労力が必要なので、混沌のうねりしか有り得ませんでした。同様の理由でキルクス温泉も不採用ですが、先程も記載した通り、こういったカードは、打点計算が複雑すぎるので、脳内スロットの観点からも混沌のうねりがいいかと思います。


他にも気になるカードがありましたら、りん@(w_rinchan)までDMください。


各対面の立ち回り

読んでくださっている方もそろそろしんどくなるかと思いますが、ここから先がルカメタというデッキの真髄です。血反吐を吐きながらまとめたのでよかったら読んでください。
特に、連撃ウーラオス、ムゲンダイナ対面は練習量が多いため、ほかの対面よりも長く記載しています。ほかの対面が少ないのではなく、あくまで連撃ウーラオスとムゲンダイナ対面が多い、と認識して貰えるとありがたいです。


連撃インテレオン(モミ) :有利


混沌のうねりが3枚のため、相手の雪道が通らないように、後張りを意識します。
早い段階で1エネフルメタルウォールをすると、マントザシアンVの場持ちが良くなります。
隠密フードをザマゼンタVにつけ、ザマゼンタVとザシアンVでインテレオンVMAXにダメージを入れる際、うらこうさく型だとマリィ連打で相手のモミが途中で途切れるため、以外と簡単にサイドを取れます。
また、セイボリーでベンチを絞ることで、うらこうさくを立てにくくするのも有効です。
もう1つのルートは、ボスの指令を連打し、ひたすら裏のシステムを狩り続けるパターンです。
雪道インテレオンはシステムがいなくなるのが弱点なため、セイボリーでベンチを絞り、ボスで倒す事で手札を細くさせ、相手に雪道やモミを使わせる余裕をなくし、勝ちに繋げましょう。

連撃ウーラオスVMAX:有利


相手が取るプランは、2-2-2か、3-2-2となります。ザマゼンタV2体を受け回すことを意識します。
ザシアンVとルカメタはザマゼンタVを作るまでの壁と捉えても良いです。
とにかくザマゼンタVを早い段階から用意し、ザシアンVも置いてふとうのつるぎで場と手札を整えましょう。
ザマゼンタV以外のポケモンにはVMAXで攻撃が通るため序盤はこちらの場を崩すためにマリィからキョダイレンゲキでザマゼンタV以外のポケモン(主にザシアンV)を取ってきます。

キーカードはマオスイ。
ザマゼンタVに使うのはもちろんのこと、ザシアンVにも使います。
マリィの返しに打つと手札が無くなりますが、相手も連続でキョダイレンゲキは打てないのでふとうで改めて手札を補充します。

基本的に、相手はザマゼンタVの突破手段を連撃ウーラオスVとクイックシューターに頼るため、回復さえ出来ればザマゼンタVが突っ張っているだけで勝てます。
連撃ウーラオスVを倒すためにザシアンVにエネをしっかり付けて、手張りはザマゼンタV、ふとうのつるぎ、ソーサーはザシアンVに貼る意識を持ちましょう。
相手はれんげきエネ4枚のリソースでひゃくれつラッシュを使ってくるのでザマゼンタVの技で割りながら戦えれば基本は負けないです。
ルカメタは相手のゲームプラン次第とこちらの盤面次第で出す試合も出さない試合もあります。

具体例をあげます。
こちらの場がザシアンV1体とザマゼンタV1体の場合、ザマゼンタVにもザシアンVにもエネが1枚ずつ程度しかついていない、且つ相手の連撃ウーラオスVにザマゼンタVが先殴りされている場合で且つ、ザマゼンタVを回復でき、ソーサー込みで1ターンでフルメタルウォールを言える様な状況。

限定的に書きましたが、要は盤面にアタッカーが育っていない状態でザマゼンタVが被弾=相手のVポケモンに3エネ(闘3つか闘れんげき)のような盤面。
打点面から見ても、150点受けて、ひゃくれつラッシュが120になり、タフネスマント付きであればHP280のザマゼンタVは2回耐えて+クイックシューターも1回までは耐えられ、マオスイでダメージをなかったことにとできます。

序盤にキョダイレンゲキから崩されてザシアンVが倒されるとザマゼンタVが育ち切る前にクイックシューターなども含めて押し切られてしまうこともあるので注意しましょう。
連撃側がルカメタザシアンに勝つプランは、このように攻めのスタンスを取ることが吉です。

例:前にいるザシアンVにマリィを打ちながらしっぷうづき、回復されないことを祈ってそのまま次ターンにキョダイレンゲキか同じくしっぷうづきでザシアンVを取る。後は2匹目のザシアンVかルカメタが出てくるので同じように崩していく、後半になると特にクイックシューターも数が出ているので前半で後手後手に回らせる動きができれば崩せます。

ルカメタ側は連撃ウーラオスに採用される雪道のケアもしっかりしておくといいでしょう。

Vバレット:微不利

キュウコンVが採用されているため少し、厳しい対面です。
フルメタルウォールの返しにポケモンが育つ可能性と速度が非常に早いため、タイミングを見計らいながらしっかり打つ場面を選びましょう。
ドータクンを枯らしていくことが最優先とし、プランを構築してください。
Vバレットは、デッキの使用者の力量によってパワーが変わるため、一概にどのプランがきつい、このプランを通したい等の明確な判断材料が少なく、採用ポケモンも大きく異なるため、ルカメタの動きを、ある程度理解した後に、対戦を迎えることをおすすめします。相手がどのプランで動いてくるかが不明瞭なため、フルメタルウォールは大切にしつつ、相手のザシアンVや、ドータクンを集中して狙いましょう。キュウコンVがいつ飛んできてもおかしくない場面にさせない、なったら意識してコーティング鋼エネルギーを取られては行けないポケモンに貼り、上手くサイドを詰めましょう。
無理ならお得意のLOプランが炸裂する対面なので、環境に存在するVバレットの入れ替え、ふうせんをしっかり把握しておくと勝てる可能性は上がります。

ムゲンダイナVMAX:微有利


相手がとってくるサイドプランはれんげきと同じです。
相手のデッキタイプ次第で立ち回り自体変わるので、今回は今後主流になるであろうブラッキー型とそれに抗えるドガス型で考えます。

ブラッキー型ではとにかく相手は、早めにザシアンVを取って安全にガラルファイヤーVでザマゼンタVを攻めるプレイを取ってきます。そのためルカメタをベンチで育成しようと置いておくとフルメタルウォールを打てずに倒されてしまうことも多々あります。
相手のアタッカーはムゲンダイナVMAXと自然に育っていくガラルファイヤーVであり、ムゲンダイナVMAXは270点出るため、タフネスマントのみのザシアンVでは攻撃を耐えることができません。このため、早めにフルメタルウォールを決めてザシアンVがドレッドエンドを耐える優位を活かし、ザマゼンタVを育てる展開に持っていきたいです。
先行であれば可能ならルカメタ手張りから始めてふとうのつるぎ、
後攻であれば相手の先行盤面次第でルカメタを置くかどうか判断。

ムゲンダイナVMAXにフルメタルウォールを当てた返しにからゲームプランを解説します。
相手はじゃえんのつばさ、つけかえから1ターンでムゲンダイナVMAXを動かしてくるのですが、ここでルカメタは1発耐えてくれるので1ターン猶予をもらえます。
2エネを抱えたルカメタは手札と盤面次第ではありますが、基本的にそのまま犠牲にします。
入れ替え、ピッピ人形を持っていても下げずに差し出します。
後半になるとザマゼンタVとザシアンVに入れ替え系統のカードを使うため大事にしましょう。

ルカメタが取られた返しに、ザシアンVもザマゼンタVも育っていなければ、ここも我慢のふとうのつるぎで、とにかく盤面を整えましょう。
相手は、ボスやブラッキーで裏を狙って来ます。ザシアンVが呼ばれたら1発耐えるので、返しのターンで起動出来ればボスでガラルファイヤーVを取って、そのままザシアンVは相手に取ってもらいます。
そこからはこちらは、ザマゼンタV2面or単騎になります。
ここで単騎になった場合に、先述のピッピ人形や入れ替えを大事にしたことが活きますね。

相手はこの段階で、ザマゼンタVに攻撃を通せるポケモンが4種類程(ガラルファイヤーV、クロバットV、ブラッキーV、ムゲンダイナV)このうち、ガラルファイヤーV以外は脅威ではないので無視します。
ガラルファイヤーVが確実にザマゼンタVを2パンしてくるのでマオスイからピッピ人形、ポケモンいれかえ(人形は山に戻してもいいがポケモンいれかえがあるなら使って良いです。)相手のガラルファイヤーVは1発技を打つたびに30点受けるので3回技を言うと残りHPは130になります。
なので、自分の手札と相手の盤面、リソース次第ではザマゼンタVを回復させて、後にピッピ人形前のまま番を返すのもアリです。
そうするとガラルファイヤーVで人形を倒すのを嫌い、逃げるか入れ替えるかで別のポケモン(おそらくムゲンダイナV)で人形を倒してきます。
その後、ザマゼンタVとムゲンダイナVの対面を作ると、1ターンドローに繋げられるサポートを使う余裕が生まれるので、シロカトでマオスイを拾いながら手札を補充し、ムゲンダイナVにアサルトタックルします。
返しのターン相手は、ガラルファイヤーVで殴るためにムゲンダイナVに手張りorふうせんorいれかえが必要になります。
もちろん持っている前提で動いているので、ここでガラルファイヤーVがザマゼンタVに攻撃してくることを考えると、ガラルファイヤーVは既に60点乗っていることになります。
そうなるとアサルトタックルが通れば気絶します。

ここでブラッキー型のムゲンダイナVMAXは、マリィが搭載されていないと仮定し、前のターンに回収したマオスイを使うことができる可能性は高いので、人形が無ければ最悪2匹目のザマゼンタVといれかえ、壁にしても良いです。
その際はしっかり次のターンにいれかえられる、もしくはそのターンにいれかえられるようにします。

ここでムゲンダイナ側は前ターンにリセットスタンプを使用できるかどうかが鍵になります。
スタンプを打たれてしまい、そのまま回復札を引けないで負けることもあるので、前半からなるべく無駄なマオスイやタッグコールを使わずに、グズハラやシロカトで不要牌を切ってスタンプを打たれてもいいような山づくりを意識しましょう。
ここで綺麗に回復が通って攻撃まで出来れば後は、ガラルファイヤーVが技を打つと気絶するので、ザマゼンタVの突破がかなり難しくなり、被弾しているムゲンダイナVもいるためかなり勝ちに近づくきます。
この後はクロバットVの攻撃だけ注意して立ち回りましょう。

ここまで書いたのが、ムゲンダイナVMAXに綺麗に勝つ流れですが、実際はそんな上手くいきません。
別プランで相手のトラッシュのいれかえやボス、エネルギーの枚数を確認してザマゼンタV対ムゲンダイナVMAXのバトル場での対面か人形対クロバットVorジグザグマの対面を目指してボスの指令を連打することで、入れ替えリソースを切らしてLO勝ちも狙います。

フルメタ前にベンチのルカメタが食われるのがルカメタ側からしたら最悪なパターンです。
ムゲンダイナ側は、ルカメタやザシアンVをワンパンしてサイドを取りたいため、ツールジャマー、ジグザグマやレパルダスを使いフル展開してサイドを取りに来るため、マリィが入ってない一般的な構築では、リソースを切りながら走ってくるため、後半入れ替えとハイド悪が無くなり逃げエネ3のムゲンダイナを縛りLOを狙いやすいです。
また、ムゲンダイナVMAXはルカメタ対面に置いて、ベンチが埋まりやすいため、リセットスタンプやマリィでターンを貰いザマゼンタVを押し付ける流れになります。
そこで人形の数とマオスイが大事になってくるので序盤で消費しないように意識しましょう。

セイボリーは打つタイミングがかなり重要であり、相手のベンチを絞る事が強い試合と相手のベンチを開けてしまう事がデメリットになる試合があるため、見極めが重要です。
恐らく初心者の方は、ムゲンダイナVMAX対面のプレイングにかなり苦戦すると感じています。

練習しないとガラルファイヤーVに殴られて負けるパターンに陥ります。

三神ザシアン:五分

相手が最速オルターを狙ってくる場合、最速フルメタルウォールで返してザシアンVふとうのつるぎ大会の開催です。このパターンになることがかなり多いです。
どちらかというと今から説明する後者のパターンの方がこちら側からするとキツいです。

相手が待ちのプランでオルターから入らずに、ふとうのつるぎで盤面整えながら、オルター後にエネが剥がされてもザシアンがすぐに攻撃出来る、もしくはつけかえから三神を起動できるように立ち回って来るパターンです。

こちらもそれに合わせてポケモンを育て、三神で攻撃して来る場合は、三神対ルカメタの対面を作り、フルメタルウォールの返しにルカメタが無傷であればその返しにすぐ、ヘビーインパクトから入れるように育てておきます。
インパクト2回で三神を取って、こちらのルカメタを先に取ってもらいながら、スタンプを強く使い、ザシアンVを相手のザシアンVに倒されないように立ち回ります。
三神側の突破手段は純粋に2回ザシアンVに攻撃するか、スクラッパーでマントを割るかになりますが、ルカメタを取らせるプランだと先に攻撃を受けて230乗った状態のザシアンVは後からスクラッパーでやられてサイドを取り切られてしまうので、マオスイで回復しておきましょう。
お互いに三神とルカメタを取り合った後の展開は、相手が先に三神を取られているので、前にザシアンVor別のアタッカーがいるためこちらのザシアンVがどれだけ育ってるかによりますが、3エネ付いているならそのまま前を倒します。

そのタイミングで手札干渉を挟めないと相手は、アルティメットレイを打てているのでスクラッパーを引かれる、2匹目のザシアンVが育ってしまうなどしてそのまま負けてしまうのでしっかり相手の使ったカードを確認しておきましょう。
育ちきっていない場合は、マリィやスタンプをしっかり打ちながら人形ふとうのつるぎで盤面と手札を整えてから攻撃に出ます。
この場合も、相手の手札が多いタイミングで前に出てしまうとそのまま倒されかねないので注意しながら動きます。

だいたい、ボススクラッパーの早引き大会が盛大に開かれています。

一撃系統 :有利

リソース勝負になります。
基本的にはルカメタやザシアンVはすぐに倒されるので、その後の立ち回りが大切です。ルカメタを出すかどうかも判断が必要です。
メジャーな一撃デッキ2つで解説します。

・ゲンガーブラッキー

ブラッキーの特性とゲンガーの高火力を合わせて裏で育ててるザシアンVもルカメタも割と簡単に取られてしまいます。
ただ、取られるということは相手はVMAXに乗っていることが殆どなので、それなりにベンチやリソースを使っている状態です。
Vポケモンから育て、ザマゼンタVに先殴りをして来るようなら、ワンパンは相手も難しいので丁寧に回復しながらボスやブラッキーを消費させましょう。
VMAXから入って来るとサイドの進みが早い分、ザマゼンタVに綺麗に対応出来なくなるリスクもあるので、相手のプレイ次第になります。フルメタルウォールは1ターンで起動できない様なら、なるべく狙わないのが無難です。
特殊エネが多いのでザマゼンタVが攻撃できる状況を作れるだけでエネ破壊はできます。
相手の盤面とトラッシュにあるいちげきエネ、活力の壺など細かいカードの枚数はしっかり確認しましょう。

相手のバトル場ベンチ構成が、
ゲンガーVMAX、ブラッキーVMAX、ヘルガー×2 デデンネGXorクロバットV、ゲンガーVorブラッキーVの様になるので、そうなった場合はなるべくVポケモンに、ザマゼンタVが先殴り出来るように動きます。
ザシアンVで取れればそれに越したことはないですが、基本的にブレイブキャリバーを打てる対面では無いです。
序盤に押し切られずに回復や手札干渉で受け切れるとリソース勝負で勝つことができます。
とにかくザマゼンタを育てることが大事です。
どうしても殴り勝てなさそうになったら入れ替えやふうせん、ボス、エネの枚数をしっかり把握してLOを狙うことも視野に入れましょう。
ザマゼンタVがタフネスマントを付けていれば、ゲンガーVにいちげきエネが4枚付いてもワンパンはされないので、呼ばれる回数も意識しましょう。
ハイド悪エネルギーが鬱陶しいので、LO狙う場合はVザマゼンタでハイド悪を割ってVMAXを縛ります。そうなるとゲンガーブラッキー側はボスといれかえで後何回VポケモンでザマゼンタVを殴れるかになるので、上手くいけば詰みまで持っていけます。

・ウーラオスブラッキー

この対面もブラッキーVMAXの存在から、早くサイドを取られます。
序盤はザシアンVとザマゼンタVの盤面でどちらかが取られてからスタートします。
Vポケモンにエネを集めてザマゼンタVを取ってきた場合は、ザシアンでそのVを倒すことで実質フルメタルウォールになります。
インパクトブローは3枚いちげきエネが付かなければワンパンされないのと、こちらにはマントがあるので基本的にはVポケモンにはワンパンされないと思って良いです。
キョダイイチゲキでこちらの、恐らくザマゼンタVから取ってくるので、その後の立ち回りが大切です。
ザシアンVが育っているのであれば、ボスでヘルガーを呼び、しっかり倒すことで、キョダイイチゲキを連打させないようにします。
その間にルカメタや2匹目のザマゼンタVを育てます。

相手はヘルガーが少なくなると、手張りで2ターンかけてキョダイイチゲキを狙うか、ウーラオスVのインパクトブローで刻むかの選択になるので、前者であれば3エネのタイミングでフルメタルウォール、後者であればブレイブキャリバーといった形で対応して崩していきます。

その後も同じようにヘルガーから倒すことを意識して、こちらのポケモンがワンパンされないように立ち回りましょう。
こちらのサイドプラン的にはだいたい1-2-1-2、1-3-1-1、1-3-2になります。
ゲンガーVMAXと違って、VMAXでもザマゼンタVを貫通して来る分キツいですが、その分エネルギーの消費も激しいので、ヘルガーさえ倒せれば勝てる対面です。


黒馬系統 : 五分、微不利

ペイルムーンを狙う人も多いですが、後1ホラーハウスからポルターガイストの流れが死ぬほどキツいです。これがキツすぎるので、手札次第では、三神ザシアン偽造をしても良い対面です。

ふとうのつるぎが言えないと、盤面形成が間に合わないのにも関わらず、ポルターガイストのケアをしなければならないため、手札を細くせざるを得ないです。
逆に序盤に盤面を、ある程度作ることが出来れば、ザマゼンタVで詰ませに行くことが出来ます。

オロヨノか黒馬に追加フルメタルウォールをあてたいのが本音です。(3エネ剥がしたいため)
ナイトウォッチャーをルカメタで2回受ける場合、そのうち1回でもマリィに触れれば、ルカメタ側は盤面作ることができるため、勝ちやすいです。黒馬を挟んで倒してきた場合、ドロサポが使えるため盤面を作りにいけます。

後1ホラーハウスが1番きついですが、ペイルムーンも意識しなければならないため、入れ替えとマオスイはなるべく使わないようにしましょう。

エネがついてない黒馬をボスで縛り、エネがついてる場合は、タッグチームをひたすら呼んで、入れ替えやエネを削ります。

基本不利な対面だと考えているため、唯一分かっていれば後攻とってもいい対面だと思います。

ビクティニVMAX:不利

コーティング鋼エネルギーが2枚のこの構築では流石に不利がつきますが、4枚あれば五分まで持っていけます。現に炎が多い環境でも使用して、しっかりプランを通せれば勝てる事が多かったです。
その時から振り返ります。


CL愛知環境で使っていたルカメタは、コーティングを4枚採用で炎に寄せていました。一般的にビクティニ側には、レシリザ、ビクティニV、ヒードランGX、ファイアローVがアタッカーの選択肢になってきます。
レシリザ、ヒードランGX、ファイアローV等の溶接工で1ターン起動出来るたねポケモンに対応し切れないため、ザマゼンタVへの手張りはあまりおすすめ出来ません。
どの対面でもそうですが、ルカメタ側の手張り権はかなり重要であり、ザマゼンタVはこれらのアタッカーに向いてないため、ビクティニ対面はルカメタとザシアンをアタッカーに使う事がほとんどです。

こちら側が意識することはレシリザをルカメタで先殴りし、ルカメタで倒すことです。
こぶし+キャリバーでレシリザを倒すと、返しにビクティニVにザシアンVを先殴りされてしまう等の理由により好ましくありません。
ヘビーインパクト2回をレシリザに当てることを意識し、毎ターンマリィとうねりを押し付け、相手のサイドが1になったらリセスタで要求を上げましょう。
最後のサイド1スタンプが重要であり、それまでのうねりマリィは前座に過ぎません。
相手は手札4枚からボールを使い、無理矢理デデンネGXに触り、リソースを使うのでスタンプの通りは必然的に良くなります。

ただ、今の構築はコーティングが2枚採用なため確実に弱点がないポケモンを盤面に作るのは難しく不利です。更には、ブラッキーの登場により、裏を取られやすくコーティングが薄い事に追い討ちがかかってしまいました。
ビクティニVMAXや、レッドパーフェクション等のデッキが流行っていない今だからこそ、選択肢に入る構築です。割り切ってくださると助かります。

連撃テンタクル:有利

連撃テンタクル自体が、自分からサイドを先行するのが得意なデッキではないと認識しているため、こちら側の盤面を完全に作るまで、ひたすら我慢し続けます。
フルメタルウォールは、早い段階で追加無し1エネで使います。
ザシアンVでオドリドリGXを倒せる様に準備をすることが大切です。
ルカメタ、ザシアンV、ザマゼンタVを押し付けると、テンタクル側はリソース枯れるので、最後のザマゼンタVorザシアンVを突破するのが厳しいです。
時間との戦いになるため、しっかりプランを意識して脳死で回せるようにすることをおすすめします。

ミラー:有利

マオスイが、世間の構築と違い3毎採用されているため、リソース勝負に入った際に、有利に働きます。セイボリーを使うことで人形の数を軽減する事も可能ですが、エリカのおもてなしが採用されている構築が多いため、ミラーではあまりベンチを並べないのが基本です。
簡潔にこの対面を表すと、「フルメタルウォールチキンレース」です。
序盤ザシアンVを育てる展開からスタートし、育ちきってからチキンレースが開催されます。お互い手札干渉をしないままふとうのつるぎで手札が山のように増えていくため、自分が要求を満たせるようになっている時には、相手も同じ要求を満たせるため、我慢できない方が負けます。ザシアンVが2体育った場合は先に動き出しても問題なく、動き始めるターンにしっかりリセットスタンプを合わせて要求を上げつつ裏のザシアンVをザシアンVで取りましょう。
この際にツールスクラッパーが2枚だと、相手がケアしてターンを分けて貼ってきた、マント等も剥がせます。
その後は、基本連続で殴れるルカメタで戦います。4エネ付いたルカメタが起動出来れば勝ちに近づきます。

悪パーフェクション:五分

とにかく相手の追加デッドムーンの返しにフルメタルウォールを当てたいです。それさえ出来れば、マント付きザシアンVがかなり優秀なので上手く立ち回れます。ボスで裏のルカメタを狙われても平気にしておくため、エネを貯めるであろうミュウミュウorゲコゾロorブラライを2パンで倒せるように、こぶしかブレイブキャリバーで殴って置くと良いです。
グリードクラッシュのプランはなかなか通らないのでそこまで意識しなくても平気です。
それよりもゲコゾロが採用されているかいないかで勝率は大きく異なります。採用されていなければザシアンを簡単には倒せなくなるのでかなり有利ですが、まぁ流石に入っているので、ゲコゾロ+ミュウミュウの2体を相手にしなければならなくなります。早い段階でフルメタルウォールを使ってしまうと、あくのはどうでそこそこの打点を連打されてしまうため、この点も含めて我慢が良いです。
ナツハチからの展開であれば水タイプのニューラが盤面に出てくる確率が高く、早期にこぶしで取りに行くプランもしばしばあります。
大切なのはしっかり相手のポケモンを2パンできる準備をしておくということです。


ジュナイパー:不利
 

ギルガルドVを採用していないため、相手がとんでもない事故を引き起こさない限り負けです。
最近では見かけることも増えてきたため、採用を検討してもいいカードではあります。1枚はいるだけで確実に勝てるので負けたくない人は是非採用してみてください。


白馬バドレックスVMAX、リーフィアVMAX:有利

まとめさせて頂きましたが、基本このふたつは展開としてはかなり似ており、Vポケモンが強くないデッキであるため、ザマゼンタVの通りが非常に良く、かなり勝ちやすいデッキとなっています。プランも減ったくれも負ける方が難しいとまで感じる対面です。

新環境のデッキへの有利不利

あくまで予想の範囲ですが、考察しているので記載します。ご了承ください。

・レックウザVMAX
 
 非常にパワーが高いですが、レックウザVMAXというデッキ自体が細かな動きをするにも関わらずリソースを投げ捨てて要求を満たすデッキであるため、LOプランの通りが良いと考えています。
炎エネルギーの採用が3~4枚と仮定すると、そこの部分さえ削り取ればダメージは飛んでこないため、フルメタルウォールが有効な対面です。
ルカメタ、ザシアンVの順番で押し付けていけば、VMAXに進化せざるを得ず、ザマゼンタVの通りが良くなります。進化してこない場合はしっかりザシアンVを育成し、レックウザVを倒しましょう。ここの緩急をしくじるとあまりのレックウザVMAXのパワーに押しつぶされてしまうので対面練習ではこの点を意識して回してみてください。

・ジュラルドンVMAX
 
キョダイフンサイがフルメタルウォールとザマゼンタVどちらにもダメージを与えてくるため、かなり厳しいマッチになると予想されます。
ジュラルドンデッキ自体まだ強い構築が出回ってないですが、現在の練習環境では、まだ1度もルカメタで勝てたことがありません。
LOプランや一撃系統での対面を思い出しながら、プレイしています。


最後に

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。ルカメタザシアンは、正直この文字数でも全てを載せることができません。
noteの文化があるにも関わらず、ルカメタザシアンに対する認識が難しいままなのは、言語化が不可能に近く、説明するには相当の時間と労力がいるからだと認識しています。しかし、半年間の集大成として形にするべく、重い腰を上げマサキ(@stampmuzin)と唐辛子(@to_garashi25)執筆しました。

このnoteが少しでも多くのポケカを楽しんでいる皆様に届き、少しでも参考になれば執筆した甲斐があります。
RT、いいね等拡散の程、よろしくお願い致します。

毎日、夜遅くまでリモートポケカを繰り返し、練りに練って飽きるほどポケモンカードをしているオンラインサークル「りんのポケモン通信」ですが、僕含めて非常に有意義な時間を過ごしており、このようなnote作成に辿り着くことができました。

現在30名程の方と共に、環境考察やレシピの共有、シティリーグの考察等をしています。
興味のある方は是非、りん(@w_rinchan)までご連絡くださると幸いです。

YouTubeでの活動も頑張っております。どうか「Rin channel」のチャンネル登録、よろしくお願い致します。


内容について質問等ありましたら、りん@w_rinchanまでお願い致します。

手伝ってくださった2人のコメントを最後にこのnoteを終わりたいと思います。ありがとうございました。
では、また。

マサキ(@stampmuzin)

僕はこのデッキを主にPTCGO(ポケモンカードのオンラインゲーム)で長い間使用していましたが、オンラインならではのプレイ環境故に時間切れで試合が終わることはほとんど全くありませんでした。ですが日本の今の環境、紙媒体で使用するとどうしてもプレイ以外の面でも時間がかかってしまうことが多いです。なので使用する際は時間の管理を念頭においてプレイしてみてください。相手のターンが仮に長いなあと思っても焦らず、その間に自分のやること全てを考えておいて秒速で番を返します。それでも終わるか怪しい対面もありますが…。何度も何度もプレイ&エラーを繰り返して感覚を身につけるデッキなのでたくさん回してください!
最後に、使い慣れた自分ですらこのデッキを言語化するのはとても大変でした。長い言い回しになってしまったり、曖昧な表現になってしまったりとまだまだ未熟な部分もありますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。あなたのルカメタライフに幸あれ!

唐辛子(@to_garashi25)

僕はポケモンカードを初めてそろそろ1年が経ちます。練習して上達するにあたり、このデッキの存在は自分にとって大きなものだったと感じています。試合全体を見る力、時間配分、普段使っているデッキとは違う視点から盤面を見る等の独特な部分が多いので、他のデッキを回す際にも視野を広げ柔軟なプレイができるようになりました。なので難しいデッキだと思われがちですが、初心者にこそ練習してほしいデッキだと思います。そして、文字通り鋼のデッキです。サイドが5枚取られても諦めないでください。デッキが応えてくれます!ありがとうございました!


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