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情報戦略テクノロジーの「生成AI」への取り組み

2024年6月20日に、情報戦略テクノロジーは、株式会社ヘッドウォータースと共同で生成AIを用いたサービスを展開していくことを発表しました。

(リリース)
情報戦略テクノロジーとヘッドウォータース、共同して大手企業向けに生成AIを用いたサービスを展開

このリリースを見て頂き、「情報戦略テクノロジーは生成AIも扱っているの?」や「生成AIとAIって違うの?」といったお問い合わせを頂いたので、改めて本記事でご説明させて頂きます。



そもそも「生成AI」とは?

・「AI」とは?

AIは、Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略で、日本語では「人工知能」とされます。
これは、人間が知能によって遂行している問題解決や意思決定といった能力を、コンピューターをはじめとする機械を用いて模倣および再現する技術を指します。
これまでの用途としては、学習済のデータから適切な回答を探して提示するような業務、Q&Aなどがありました。

・「生成AI」とは?

これに対して「生成AI」は、学習したデータを参考に予測した回答を返すのではなく、AI自身が「自ら学習した情報やデータも用いてアウトプットを出す」のが最も大きな違いとなります。

例えば生成AIは、「テキスト生成」「画像生成」「動画生成」「音声生成」などが可能です。
「テキスト生成」は、フォームに入力したプロンプトと呼ばれる文章を送信すると、自動的にテキストが生成されます。
「画像生成」は、テキストで指示するだけで、イメージに近いオリジナルの画像を生成できます。
「動画生成」は、テキストで指示したイメージに近い動画を生成することができます。
「音声生成」は、音声入力やテキスト入力によって新たな音声を生成できます。


ビジネスシーンにおける「生成AI」の活用

今回当社が展開することになった「生成AIを用いたサービス」は、”テキスト生成”を活用したものです。
この「テキスト生成AI」にも、大きく分けて3つの種類があると考えています。

1.Chat型(対話方式型)

個人の困りごとや依頼したいことをAIの既存の性能で対話型で回答していもらうものです。(例:ChatGPTなど)
テキストで「この文章を要約してほしい」「表現を変えた言い方に変えてほしい」と打つことで、作業時間の大幅な削減が期待できます。

2.Search型(検索型)

自社内の情報を検索し、回答してもらうものです。問い合わせが多い業務などにメリットがあります。
企業内の様々なところに点在する情報を横断的に検索し、回答や近似の回答を提示します。
ただし、正解率を高めるには、回答率を高める必要があり、そのチューニングには多くの事例と豊富な経験が欠かせず、ヘッドウォータース社はこの分野で先進的かつ多くの事例を扱っています。

3.Create型(作成型)

PDFなどの資料を読み込ませ、様々な成果物を作成します。
・発表資料を元に、発表資料の要約や想定されるQ&Aの作成
・RFP(提案依頼書)を元に、提案書の作成
・音声情報を元に、議事録の作成
多くのビジネスパーソンが悩み、多大な時間を費やしているこれらの作業を生成AIは軽減してくれます。


なぜ情報戦略テクノロジーが生成AIに取り組むのか?

DX内製支援サービスを展開する情報戦略テクノロジーとしては、お客様のビジネスを加速させる生成AIには早くから着目していました。

このたび大手金融機関において導入して頂いたのも、グループ会社の統廃合や頻繁なマニュアルの改訂など、Search型の特性が生かせる点が多いことが挙げられます。

また、ビジネスシーンにおける生成AIは、OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボット「ChatGPT」か、Microsoft社が提供するAzureの「Azure OpenAI Service」を使うケースが多く見られます。

情報戦略テクノロジーでは、さらにAmazon Web Services, Inc.社が提供するAmazon Web Services(AWS)の「Amazon Bedrock」、Google社が提供するGoogle Cloudの「Vertex AI」なども導入検証するなど、早くから生成AIに注目してきたからこそ、その知見と経験を評価いただけたと思っております。

今回の導入実績を踏まえ、今後も生成AIを用いたDX内製支援サービスの提案活動や経営課題のコンサルテーション及び伴走型ラボを提供してまいります。
引き続き情報戦略テクノロジーにご期待ください。

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