見出し画像

【IR動画】0次Labって?システム開発の多重な“ムダ”を省いた0次DXの実現!/開発から運用までをチームで内製支援!(要約)note版

2024年10月1日にIRTVにて配信された「【0次Labって?】システム開発の多重な“ムダ”を省いた0次DXの実現!/開発から運用までをチームで内製支援!」の書き起こし(要約)のnote版です。

【IRTV/Business Model】
・登壇者 株式会社情報戦略テクノロジー/執行役員 川原翔太
 ・株式会社IR Robotics/IRDX事業部 部長 國分淳平

動画URL;
https://www.youtube.com/watch?v=CZDIeDZu1qY

https://www.youtube.com/watch?v=CZDIeDZu1qY


(國分)本日のゲストは、証券コード155A、東証グロース上場 株式会社情報戦略テクノロジー執行役員の川原さんにお越しいただきました。

(川原)よろしくお願いします。

(國分)動画は出られますか?

(川原) 社内ぐらいです。あまり出ることはないです。

(國分)高井さん(※情報戦略テクノロジー 代表取締役社長)が強烈なんでね。

(川原) コーポレートサイトもほぼ"代表推し"です。

(國分)本日は御社のビジネスモデル、特にコアのところを色々聞いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

(國分)この「0次DX」(ゼロ次ディーエックス)ということで、これはキャッチフレーズみたいなものですか?

(川原)世の中的には「一次請け」とか「元請け」とかいう言葉がよくあります。
ただ、本当に一次よりもよりお客さんに近いという意味で、この「0次」という言葉を昔から使ってきています。
昔は"0次請け"っていう言葉を使っていた時期もありましたが、我々はそもそ請負をやらないので、"請け"という言葉が違うとなり、最近は「0次DX」とか「0次システム開発」という言葉を使わせていただいています。

(國分)この業界って「請け」という言葉が当たり前だと思いますが・・。

(川原)法律が変わってきていることもあり、今まで以上に「請負」と「準委任」の違いが法的に明確化されています。
そして、我々は準委任でやっている会社ですので、請負の「請け」という言葉を使わないようにしています。

(國分)パートナーのような?

(川原)「内部に入って一緒にやる」というところを強く押し出しています。

(國分)こちらは御社のビジネスモデルの図解です。そもそもコンサルですか、それとも開発ですか?

(川原)コンサルなのか開発なのかというと、当社は開発で成長してきた会社で、今はコンサルテーションも含めて一気通貫でできる会社です。

(川原)図にあるような「専任型」、「体制共有型(0次Lab)」がありますが、両社は両方とも提供できます。

「専任型」は、一人常駐させる人を決め、お客様の近くで開発やコンサルテーションをやらせていただくものです。
常駐先でこのスキルが必要だ、この能力が必要だというのがあれば、そのスキルを持つ人材が常駐するのが専任型になります。

「体制共有型」は、どちらかというと「こういうことをしてほしい」、「こういうスキルが必要だ」という要望に対し、チームでその要望に応えるのが体制共有型であり、我々はそれを「0次(ゼロジ)」っていう言葉を使って『0次Lab』と言わせていただいております。

(國分)一人か複数かの違いとか、そういう単純なものではないということでしょうか?

(川原)単純に言うと一人か複数かの違いはあります。
ただ、それによって発揮される能力や効力は異なり、アウトプットや効率の違いがあります。
そのためどちらが良いということはなく、お客様ごとに望むものによって変わりますが、我々の「0次Lab」でしか提供できないものは非常に多いです。

(國分)なるほど。
いわゆる一般的な業界で有名なアクセンチュア、シフト、ベイカレントは専任型に近い形でしょうか?

(川原)そうですね、基本的には専任型に近いと思います。
とはいえコンサルティング会社はチームで行っているイメージはあります。
それに対して我々は、開発まで一気通貫でやるため、求められる技術によって細分化されます。

「コンサルテーション」のスキルは、比較的業界も問わず汎用的に使える能力が多いです。
これに対して「開発」は、AIならAIの知見が非常に強い人が求められたり、開発言語で求められたりします。

たとえば英語、フランス語だけでなく、世界中の言語を全部話せる人材が求められているとします。
これを一人の人間では無理ですが、チームで対応するのであれば、アメリカ人とフランス人と〇人と・・といった形で対応が可能となります。
このように最初から開発まで一気通貫でやる当社だからこそ、これを強みとして「ラボ(Lab)」としてできます。

(國分)最近のコンサルティングは、開発までやるイメージがあります。

(川原)基本的にはコンサルティング会社は、開発は分断しています。
実際に開発チームがある場合もありますが、最初にコンサルチームによってある程度要件定義が終わったら、その後は開発チームに・・といったように分かれています。

(國分)一般的にはチームが分かれているものですか?

(川原)そうですね。そこが当社との最大の違いです。
情報戦略テクノロジーは、提案から開発までを含めてワンチームで対応します。
例えば開発に関わる人が要件定義をするだけでなく、ビジネスサイドの方たちとは実際に何をしたいのかといったところからビジネスサイドと一緒に決めていきます。
そこで決めたことを、その人をハブにして開発も進められるため一気通貫でやります。

当社のラボの強みとしては、お客様に3つに伝えさせていただいています。
例えば『開発に必要なシステム環境としてインフラ、例えばAWS、Azure、GCPと言われるインフラの環境もすべてラボ内に整えていること』です。
一般的には、まず開発環境を構築して、次にインフラ構築し、その上で開発をはじめてやっと基本的なことがわかるなど、基礎の構築だけで時間を要します。
これに対して我々の「ラボ」は、既にこれらが整っているのでよりスピーディーに、そしてスモールスタートで始められることが大きな強みとなっています。

次に、技術については『チームで多様な技術に対応できる』というのが強みです。
これは「スクラム」と言われています。
開発には、(開発活動を線形の連続的なフェーズに分割し、各フェーズが前のフェーズの成果物に依存し、タスクが専門化される)「ウォーターフォール」と、(チーム主導で設計・実装・デプロイを短期間に繰り返してユーザーが得た価値を学習し適応する)「アジャイル」に分類され、アジャイルの中の開発手法である「スクラム」を指します。

(國分)「スクラム」は業界用語ですか?
ラグビーでよく使われるスクラムと そこから派生しているのですか?

(川原)そうですね。
請負だと、要件決めて、出来上がり、納品されるまでシステム全体を見ることはほぼありません。
また、言葉で画面イメージを伝えるのも、これほど曖昧なものはありません。
これに対して「スクラム」は、本当にビジネスサイドと開発チームがスクラムを組んで、2週間ごとに”スプリント”と言われるサイクルを回し、2週間ごとに確認をします。

ここでは実際に開発された画面を、ビジネスサイドの方に見せ、「ちょっと色合いが違う・・」や、「このスイッチ本当はこっちがいい」といった、”見ないとわからない”ことを確認できるのが強みです。

(國分)本当にその時欲しいものを、絶対にズレることなく作れるというのが「スクラム」の強さですね。

(川原)この「スクラム」の実績が非常に多く、“認定スクラムマスター”という資格を持っている人間がかなり多く在籍していることで このスクラムを回すということに関しては強さを持っています。

(國分)この「スクラムを回す」というのは、素人ながらですがそんな大変なものですか?

(川原)そうですね、これはすごく難しいです。
やっぱり日本はずっとこのウォーターフォールで開発って歴史的にはやってきているので。
まずスクラムを理解しているエンジニアもスクラムマスター、PMも非常に少ないです。

その中で、きっちりスクラムを回したことがある人は、いろんなトラブルや課題に直面するんですよね。

(國分)スクラムを理解していない。

(川原)だからスクラムをこっちは回したいけど、言ったことが言った通りに動かしてくれないといったこともあります。
基本的にはビジネスサイドの人たちは、私もビジネスサイドの人ですが、開発のことをあまり理解していません。

(國分)経験していないですからね。

(川原)そうすると開発側にすごく無茶なこと言います。

(國分)そういうイメージはあります・・。

(川原)ビジネスサイドの期待値をコントロールしながら、開発側とうまくスクラムを組みながら動かすというのは本当に経験と、認定スクラムマスターの資格を取る上での勉強が非常に重要なポイントになります。

(國分)スクラムがこの理想の中で一番キーになっているということですね。
これも少し気になるので、ご説明していただいてもいいですか?

(川原)我々はお客様にご説明するときは、「ラボはバーチャルスーパーマンを提供するサービス」とお伝えしています。
開発においては技術要素が多様です。大きく分けると、インフラ、データベース、ウェブアプリ開発などです。
更にはネイティブアプリと呼ばれるスマホといったジャンルでも分けられます。他にも言語もたくさんありますし、開発言語というものに分けられます。
あとは特定の技術、さっきも言った生成AIのようなものもあります。
このように技術要素によっても分けられ、かなり専門性が高い領域です。

そこに対して各プロフェッショナルをチームにアサインして、必要な工数を効率よくアサインすることで本来だったら存在しない”全スポーツで金メダル取れる人”はいなくても、世の中に存在しない「スーパーエンジニア」をチームで実現しています。

(國分)これは作ろうと思えば作れるけど高くなりますか?

(川原)これがちょっと難しいのは、技術面以外にもあります。
エンジニアはそれぞれやりたい開発があります。例えばAIの領域の中でもよりこういうところが得意で、こういうところはあんまり実績がないけどやってみたいとか・・。
このような細かいスキルセットや思考をもとにメンバーをアサインしていくためには、このラボの開発のリーダーに広い知見や経験があることが求められます。

我々はこの「0次Lab」という形式で長年やってきているので、そこを効率よく回せるリーダー揃っているというのが強みです。
そしてその育成などの環境が会社の中でしっかりノウハウ化されているというのが競合他社にはないところかもしれないですね。

(國分)他の会社はこのような”スーパーマン”は出来上がらないということですか?

(川原)もちろん実現不可能ではありませんが、とても難しいと思います。
このあたりはやはり会社の外から見るとなかなか伝わらない「情報戦略テクノロジーの強み」ですね。

(國分)業界の人からすると、そこはかなり強みとして認識されている、と。

(川原)おそらく同業の方たちには、その「難しさ」がわかってくださると思います。

(國分)今お話しいただいたところを、図解して頂いています。

(川原)こちらは一部抜粋ですが、簡略化して伝わりやすく描いています。
約100名規模ぐらいのラボチームですね。

(國分)この図の、「ブリッジマネージャー」が司令塔ですか?

(川原)おっしゃる通りです。
ここがもう優秀です。そして、ここがキーであり、情報戦略テクノロジーはその人数的な問題もなく、育成についてノウハウが整っています。

(國分)これは最近の生成AIの案件がまさにそうですね。

(川原)こちらは生成AIの案件でPoC(Proof Of Concept。概念実証。新しい手法などの実現可能性を見出すために、試作開発に入る前の検証を指す)をしているものです。
顧客の社内業務を、生成AIを活用して効率化し、さらにこのPoCを回し、うまくいったものから本番にどんどん載せていきます。

これもまさに当社の環境の上で一気に作っていきました。
これは何をやるかというところまで顧客と一緒に考え、その考えていたチームがそのまま作業しはじめます。
この右側に書いてある「0営業日でシステム構築」とありますが、いろんなPoCを回しているうちに、本当に一番最初に必要になったものを10営業日で作ってリリースしました。

(國分)これ業界的にはすごいことすごいですね。
10営業日だったら、環境構築したら終わるかもしれないです。
要件定義のミーティング2回ぐらいの期間で、です。

(川原)そうです。
通常は2週間で1スプリントのところを、当社は1スプリントで1個目とりあえずリリースして一歩進める。

(國分)スピード感というのは業界的にはとても重要ですよね。

(川原)そうですね、実際にリリースして、使ってみないと課題もわからないので。

(國分)これが御社のステークホルダーさんとの関わりみたいなところですね。

(川原)ここに書いてある通り、本当に全てのステークホルダーを幸せにするサービスだと思っています。もちろん「0次Lab」の形が合わないプロジェクトもあるので、必ずしも全てそれが全てではないと思っています。
例えば本当に100人を超える大規模で、要件決まりっていて、あとはこれをやりきるだけ、というプロジェクトもあります。こういうプロジェクトは確かに合わないです。

(國分)さきほどのPoCとか、事業を実際に作り、次々とリリースしていくわけですね。

(川原)リリースして使って課題を洗い出して、またそれに対して作り出して、どんどん繰り返してPDCAをぐるぐる回していくものっていうのは、本当にもう全てのステックホルダーを幸せにするサービスになっています。
ほかにもスクラムのチームの中に、顧客の社員の方に入って頂くという形式もあります。
顧客のエンジニアの方で、スクラムの経験がない方がいるとします。

将来はその業務を内製していきたいという場合には、スクラム実績がある当社のチームにその方にも参画して頂きます。
実際にスクラムを経験させたり、スクラムマスターの横でスクラムマスターの議事体験のようなことをしてもらうことで技術を身に着け、内製を教えしていくこともあります。
このように人材育成もでき、さきほどもお話をしたPDCAをまわすことで、最も効率の良いDX推進を実現できるというのはお客さんにとって本当に最も良いことだと思います。

また、これは弊社にとっても良い効果があります。
例えば、当社でも数少ないプロフェッショナル人材を1つの顧客に常駐さると、当然ですが他の顧客にはそのリソースを使えません。
ところが、ラボにおいてうまく業務をアサインしたり、タイミングを調整することによって、2社や3社の顧客に関与できます。

(國分)優れたプロフェッショナルの力が十分活用されるわけですね。

(川原)さらに、ラボでは経験の浅い若手の人材も一緒に働くことができるので、若手人材はプロフェッショナルのスキルを同じチームなので間近で学ぶことができます。
これは我々の会社にとっても貴重な若手人材の育成の場となっています。

次にエンジニアの話させて頂きます。
大手企業向けDX内製支援サービスを展開する当社は、エンジニアにとって良質で魅力的なプロジェクトを数多く頂きます。
スクラムを進めていくうえで、どのような案件に携わるかを今の若い優秀なエンジニアの方たちは非常に重視しています。

創業以来、大手企業向けDX内製支援サービスを展開してきた当社だからこそ受注ができる良質なプロジェクトは、採用上の強みにもなってきています。

優秀なエンジニアは、複数のプロジェクトで自分の力を存分に発揮できる。
限られたリソースを、1つの案件でした経験できないのではなく、複数の案件で経験を積み、さらに研鑽を重ねる。
若手人材を含むその他の社員は、そのプロフェッショナルのもので多くのことを学べる。
さらにはスクラムなどの開発方法もですが、常に新しい技術のプロジェクトを受注し続ける。
このような環境は、エンジニアにとっても非常にいい環境といえます。まさに三方良しといえます。
このようにみんなを幸せにするサービスとして、私たち情報戦略テクノロジーはこの「0次Lab」というのを提供してまいります。

(國分)この業界を外から見ているだけでは、御社と類似会社との違いや競合他社と比べての強みというのがあまりわかりませんでしたが、このようなお話を伺うととてもわかりやすいですね。

(川原)我々の同業の各社は、それぞれいろんな強みを持っています。
特にこのSIer(System Integrator)、SES(System Engineering Service)という括りでは、2万数千社もあると総務省の発表でいわれています。
その中で、情報戦略テクノロジーもそうですが、上場している会社や、一定の規模になっている各社はそれぞれ特徴をもっています。
同じ業界にいても自分たちでも自社の特長や強みはわかりづらいですが、一緒に仕事をすることで学びます。

そして「0次Lab」がうちの強みであると改めて強く認識しています。

(國分)ありがとうございます。
聞き足りないので、ぜひ第2回の登壇をお待ちしています。
今日は川原さんにお越しいただきました。どうもありがとうございました。

(川原)ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?