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来たる娘の思春期に怯えている

子供は10歳前後に思春期が訪れ、娘は父親を嫌うらしい。
一緒に出掛けることや、洗濯物を一緒に洗らうことを嫌がるという。

僕には双子の娘(2歳)がいる。
僕が座っていると、娘たちは僕の膝の上に座りたがるし、怖いことがあれば僕の足にしがみつく。
その娘たちが、数年後に僕の事を嫌いになる?
とてもじゃないけど、そんな現実を受け入れることはできない。
「パパ、パパ」と言って、笑顔を振りまいている娘たちが、僕のことを無視し始める時期が来るなんて、信じられない。

周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期が思春期だ。
「親から自立したい」という欲求と、「親元から離れると不安だ」という感情で、思春期の子供たちは葛藤している。

確かに僕の10代もそうだった。
「いつまでも子ども扱いするな」と親に言いながら、お小遣いをもらっていた時の自分を思い出す。
ある日、友達と出かけるためのお金が足りず、親に頼んだことがあった。恥ずかしさと感謝の入り混じった複雑な感情を抱えながら、お金を受け取ったあの日のことは今でも覚えている。

思春期は約10年程度で終わるという。
約10年間、僕は最愛の娘たちから嫌われ、無視されるのだ。
でもそれが娘にとって必要な成長過程であるならば、親である以上耐えるしかないだろう。

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