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【ゴルフ】初めてのプロゴルフ生観戦〜日本シリーズJTカップ

今週末、男子プロゴルフ最終戦、"ゴルフ日本シリーズJTカップ"が東京よみうりカントリークラブで開催され、蝉川泰果選手が優勝しました。

当方このJTカップ、木曜日の初日に観戦。自身初めてのプロゴルフ生観戦となりました。試合内容自体はもうたくさんニュースでレポートされてますが、今回のnoteでは、その観戦で気がついたことなどを書いてみたいと思います。


朝の練習場

初日は開会式もあるので、1組目のスタート時間は遅め。コース到着後早速ドライビングレンジに向かいました。そこでの印象ですが:

  • まず何よりも、スイングの際の力感の無さ、そこに驚きました。本当に「軽く振っている」。いかに我々アマチュアが「一生懸命振っている」感が出ているか、そしていかにプロが「軽く触れているか」、よくわかります。

  • その一方で、足の踏ん張りには力強さを感じました。足の裏が、グイッ、グイッ、って感じ。下半身がバリバリ動いている感じはしないのですが、足の裏の踏ん張り度合い、力強さ、これは上半身の力感の無さと対照的でした。

  • TVで観ると「小柄だな」とか、「線が細いな」って感じの選手も、みな身体が分厚い。やっぱりアスリートだなって。特に腰回り、太もも、その辺が皆発達してましたね。

  • 多くの選手が、まずはストレットで身体を温め、左右の片手打ちからスタートしてました。芝から直接打っているのは普段の我々とは違いますが、自分が思っている以上に、片手打ちでもしっかり打ち込んでいる感が出ていました。最初は「ダフってる?」って思ったほど。

ティーショット

最初はスタートの1番ホール、そして後半は見晴らしのいい16番(ミドルですが、一般営業ではよくドラコンで使われるホール)でティーショットを観戦。

  • 8割くらいはフェードでしょうか。それでも想像していた以上に左に向いて打ち出してます。僕はドローなのであまり参考にはなりませんでしたが、一緒に観戦したいたラウンド仲間(フェードが持ち球)は「もっとしっかり左にアドレスを向けないといけないな」と言ってました。

  • 一方で、ドロー系の球を打つ選手も意外とアドレスは左向き?だったりしました。そこから右方向に打ち出していく感じ。あれはなんでしょうか?つかまり過ぎるのを防いでいるのかな?あるいはクラブを振っていくスペースを取りやすい?この辺は今度レッスンに行った時にでもコーチに聞いてみようと思います。

ショット

ティーショット以外だと、3番ホールのグリーン周り、あとは9番ホールの2打目地点で観戦。

  • 3番ホールでは初日、中島啓太選手のショットインイーグルをこの目で目撃。多くの選手が、硬くて速いグリーンで止められてなかったのに、フェアウェイからとはいえバックスピンで戻ってカップイン。3日目の蝉川選手の1番ホールのショットインイーグルもそうでしたが、この2人と金谷選手のアイアンは別次元かなって感じで止まってました。

  • 自分たちが普段ラウンドしている時以上にしっかりターフが取れてますね。プロはちゃんとダウンブローで打てているということですね。自分自身はあまりターフが取れないので(綺麗なフェアウェイに遠慮しちゃうのか???^^)どちらかと言えば払っている感じになっているのかな?

  • 選手間の飛距離の差、結構あるんですね。稲森選手のようにあまり飛ばない選手でも(とはいえ普段の我々より飛んでますが)、2打目、長いクラブでの精度、非常に高いですね。それが生命線なんでしょうけど。

  • 一方で飛ぶ選手、幡地選手が一番飛んでいたでしょうか。残念ながら最下位でしたが、やはり飛距離だけでは勝てない難しさのあるコースなんでしょうね。残り100ヤードくらいであっても、ピンが手前にあって、ラフにあったりするとやっぱり距離感難しいんですね。風の影響もありますが、プロでもそこからグリーンを捉えることができなかったり。普段の自分のゴルフでは、自分に対する期待値、もうちょっと下げないといけないなって思いました(笑)

グリーン

東京よみうりカントリークラブのグリーンは18番ショートが一番有名ですが、それ以外にも9番、10番は18番同様に傾斜もきつく、難易度は高いです。今回はその9番、10番でのプレイも少し観戦しました。

  • 18番はのぞいて、下りのパットでもしっかりコンタクトしている印象でした。いくつかのパットは、普段の我々の感覚だと「あっ、強い」って打ち出しでしたが、まあそれを入れる、あるいは外しても返をしっかり入れるのがさすがプロってところでしょうかね。

  • 左右の曲がりはプロでも読めないところは多いんだな、と。自分たちのプレイに置き換えるとすれば、我々の場合は「左右に曲がるのは仕方ないけど、まずは距離感を合わせる」ことを優先すべきだなと。

石川遼選手

今回はいろいろな場所に一定時間とどまって、何組かのプレイを観るって感じで観戦しましたが、次回、もし機会があったら、あるいは複数日観戦できるのであれば、1日は場所を決めて全組観戦、そしてもう1日はある特定の組に全18ホールついてまわる、って感じでもいいかもしれませんね。

  • 石川遼選手、さすがについて回るギャラリーが一番多かったですね。しかも半分以上は年齢層高めの女性陣(笑)ちょうど観戦スペースは落ち葉も多くて、歩くと結構な音が出るのですが、石川選手が打ち終わると、まだ次に打つ選手がいるのに、ギャラリーが次の地点に向けて一斉に動き出す…係員が「止まってください」と言っているのですが、そのまま歩いている人たちも多く、石川選手ご自身が「打つので止まってください」と。そうすると今度は皆、ピタッと止まるんですよね。さすが石川遼選手のギャラリー、石川選手の言うことは聞くんですね(笑)きっと若い頃からそんな感じで、同伴の先輩競技者に気を遣いながらやってきたんでしょうね。人気者の大変さがちょっとわかりました。最終日は崩れましたが、それでもなんだかんだと上位に来ているあたり、流石だなって感じですね。

男子プロのマネなんて到底できませんし、どこまで参考になるのやら…ってところはありますが、それでも練習場でみた力感と、足の踏ん張り、そこは(すぐにはできないでしょうけど)目指すべきだなって思いました。

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