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【ゴルフ】ゴルフ場ごとの難易度の違いを考慮して目標スコアを設定する

普段、自身が会員権を保有してメンバーとなっているコースを中心にラウンドしていますが、当然コース毎、また同じコースであっても使用ティーや使用グリーンによって難易度は変わってきます。もちろん同じティーやグリーンであっても、当日の天候(特に風)でも難易度は変わってきますが、当日どうなるかわからない天候要因はさておき、「自身の実力、コースの難易度に応じたスコアが出せているか?」を意識しておくのは重要かと思います。


コースの難易度を示す尺度

ゴルフ場のコースごとの難易度を示す指標には幾つかあって、まず代表的なのはコースレーティング/コースレートと言われるものです。コースレーティングとは、「スクラッチプレーヤー(ハンディキャップ0)がそのコースを10回プレイした時の平均スコア」を表すものです。

コースレーティングは、スクラッチプレーヤーを想定しているため、同じコースであっても、ハザードの位置等の違いから、スクラッチプレーヤーが感じる難易度と、我々のようなボギープレーヤー(平均して90前後のプレーヤー)が感じる難易度は異なる可能性もあります。そうしたボギープレーヤーを想定したレーティングがボギーレーティングと言われるものです。

それ以外の指標としてよく聞かれるのが、スロープレーティングと言われるものです。スロープレーティングとは、USGAの指標であり、スクラッチプレーヤー以外のゴルファーにとって相対的なコースの難易度を示す指標です。55から155までの整数で表され、113が標準、数字が大きいほど難易度が高いとされています。

これら、コースレーティング、ボギーレーティング、スロープレーティングは、日本ゴルフ協会が提供するJ-sysというシステム上で、各ゴルフ場ごとに検索できますので、みなさん、普段よく行かれるゴルフ場のレーティングもここでチェックしてみるといいかもしれませんね。

JGA公式ハンディキャップとコースハンディキャップ

コースごとの難易度は上記のレーティングで確認できます。では自分のゴルフの実力はどうなの?という指標が、ハンディキャップ(HDCP)と言われるものです。このハンディキャップには2種類あって、メンバーとなっている各ゴルフ場のハンディキャップ委員会なるものが、独自に計算して付与しているコース(クラブ)ハンディキャップ、そして、前述のコースレーティング等の難易度を考慮・換算して一定の算式で算定したJGA公式ハンディキャップです。公式ハンディキャップは日本ゴルフ協会(JGA)が国際ルールに則って算出している世界統一のハンディキャップ指数です。

なお上記のJ-sysでは、自身の公式ハンディを入力すると、コース別のコースハンディキャップが自動的に算出されます。例えば、僕は今JGAの公式ハンディは15ですが、それをホームコースであるカレドニアン・ゴルフクラブに当てはめますと、以下のとおり各ティーごとからのハンディが計算されます。

日本ゴルフ協会/J-sysから抜粋

これでみると、公式ハンディが15だった場合、白ティーからは公式ハンディと同じ。つまり目標スコアは72+15で87。でもフルバックからはコースハンディは20となるので、自分の実力をベースとした目標スコアは92ということになります。

自分のベストスコアを検証する

では、自分の現在の公式ハンディキャップ15をもとに、自分が普段良く行くコースで実力通りのスコアを出せているか、確認してみました。

各コースのレーティングと自身の結果の比較

各コース、使用ティー、使用グリーン別にコースハンディから目標スコアを設定。それに対して過去のベストがどうだったか比較してみました。

そうすると、カレドニアンGCのフルバック(ゴールド)以外は、だいたい目標通りのベストが出せていることがわかります。カレドニアンGCのフルバックは「まったくスコアが出せてない」という自覚があり、ここは目先の課題です。

このようにゴルフ場ごと、使用コースごとの難易度を客観的に示す数字をもとに、自身のスコアがどうだったかを確認すると、より自分のゴルフの実力が見える化されます。ただこれの弱点は、今後行く予定のコースのレーティングが低いってなった時に、「いいスコア出してやろう」と余計な力が入って、逆に失敗してしまうことです(笑)事前に調べて行くよりは、後でチェックするにとどめたほうが精神的にはいいかもしれませんね。

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