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新NISAに関する記事

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2024年から開始される新しいNISA(新NISA)に関しての自身のnoteをまとめました。2024年以降は実際の投資についてまとめていけたらと思ってます。
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#標準正規乱数

【新NISA】Excelで検討する新NISA投資戦略:相関のある乱数を使って改めてモンテカルロ・シミュレーションを実施

さて、これまでのところで、新NISAの投資戦略を考えるにあたり、モンテカルロ・シミュレーションに必要な1)投資対象の期待収益率とボラティリティ、2)互いに相関のある2つの標準正規分布に従う乱数を準備してきました。今回はこれらを使って、前回やってみたモンテカルロ・シミュレーションを同じExcelの構成で再度やってみました。 これまでの議論の流れここで一度これまでのnoteを整理させていただきます。 ・最初に月次で50年の期間(600ヶ月)で10,000回の試行を想定し、シミュ

【新NISA】Excelで検討する新NISAの投資戦略:相関のある標準正規分布に従う乱数を発生させる

さて、前回のnoteで新NISAで投資をしようと思っている投資対象と、それらの期待リターンや相関を推定したので、これからはそれらの数字を用いて、今後の投資資産がどう推移するのかシミュレーションしていきたいと思います。今回のnoteでは、シミュレーションの使う2つの相関のある乱数系列(日経225用とNASDAQ用)をExcelで発生させていきたいと思います。 Excelで2つの標準正規分布に従う乱数(XとYとする)を発生これはすでに以前のnote("Excelで検討する新NI

【新NISA】Excelで検討する新NISAの投資戦略:モンテカルロ・シミュレーションに挑戦(とりあえずやってみる)

さて、前回の記事("Excelで検討する新NISAの投資戦略:まずは標準正規乱数を発生させる" )で発生させた10,000 x 600の標準正規乱数を使って、今回は実際にExcelを使ってモンテカルロ・シミュレーションをしてみようと思います。 Excelシートの構成幾つかの試行錯誤の結果ですが、とりあえず以下の図のような4つのシート構成に辿り着きました。 まずは、前回記事で発生させた10,000 x 600の標準正規乱数を"正規乱数値複写"シートに値複写。そして今回、つみた

【新NISA】Excelで検討する新NISAの投資戦略:まずは標準正規乱数を発生させる

さて先日のnoteの記事「新NISAの投資戦略:今後分析してみたいことのアウトライン」で書いたとおり、今後モンテカルロ・シミュレーションなるものを駆使して、自身の新NISAの投資戦略を検討してみたいと思ってます。 そもそもモンテカルロ・シミュレーションとは?Googleでモンテカルロ・シミュレーションを検索するといろいろと定義が出ていますが、超簡単に言うと、「サイコロを何度も振って、その結果がどういう分布(平均とか、散らばりとか)になるかを調べる」ことです。1から6まで、そ