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新NISAに関する記事

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2024年から開始される新しいNISA(新NISA)に関しての自身のnoteをまとめました。2024年以降は実際の投資についてまとめていけたらと思ってます。
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【新NISA】2024年第1四半期(1-3月)の振り返り

さて2024年1月に新NISA制度がスタートして3ヶ月。10年、20年といった長いスパンでの投資を考えれば、たかだか3ヶ月で振り返るのもどうかと思いますが、20年にもわたって資産運用会社で機関投資家営業を担当していたからか、四半期毎にパフォーマンスをレビューするのが身体に染み付いているようです(笑) 機関投資家が運用をレビューする際、いわゆるPDCA、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(対策)というフレームワークを使いますが、自分の運用に関して

【投資】【新NISA】オルカンか、米国株か? - 新NISA、あなたはどっち?(日本経済新聞)

次のnoteのネタは「オルカン」か「米国株(SP500やNYダウなど)」かというテーマで書こうと思っていたところでしたが、まさにその記事が今朝(2024年1月15日)の日本経済新聞のWEB版に掲載されてました。当方は「国際分散も米国企業経由で達成できてるよ」っていう点で米国株派ですが、それについて議論したいと思います。 オルカンとは?オルカンとは、記事から抜粋すると以下のとおりです。"オール・カントリー"の略で、三菱UFJアセットマネジメントが運用する"eMAXIS Sli

【新NISA】2023年の総括と2024年の目標〜新NISA編

さて既に2024年に入って9日目の1月9日(火)。今日は2024年から始まった新NISAについて、2013年の総括と2024年の目標・方針について書きます。 2023年の総括新しいNISAは2024年からスタートする制度です。2014年、今からちょうど10年前に年間投資枠100万円でスタート(その後2016年には年間投資枠が120万円に拡大)した一般NISA、その2014年からフルに制度を活用してきました。ほぼほぼ満足した結果となりましたが(細かく見てないですが、5年経って

【新NISA】2024年の新NISA"成長枠"での戦略を検討する

2014年、新NISA制度も直近に迫る中、前回のnoteではつみたて枠での戦略を検討しました。今回は成長枠での戦略について検討したいと思います。 成長枠で何を買うか?つみたて枠が年間120万円、月毎に10万円が上限であるのに対し、成長枠は年間240万円、また投資対象が幅広く、また買い方の自由度も高い(一括買いでもいいし、積立設定もできるし)ので、いろいろと選択の余地はあります。それがむしろ頭の悩ませどころになってしまうのかもしれませんが、今後の資産形成には大事なところです。

【新NISA】新NISAに向けたシミュレーション記事のまとめ

最近はゴルフやら筋トレやらと、投資とは別の記事ばかりになってますが、とはいえ自分が一番時間を使っているのが投資です。そうこうしているうちにもう9月、2024年の新NISA開始まであと4ヶ月弱となりました。 これまでこのnoteでは、その新NISAにからめた投資シミュレーションに関する記事を幾つか書いてきました。特に自分がこだわったのが、「期待リターンを今後XX%とすると…」といった、よくあるシミュレーションにみられるような一定と仮定するのではなく、金融市場がランダムに動くこ

【新NISA】Excelで検討する新NISA投資戦略:投資対象の期待リターンとボラティリティ、相関係数を推定する

前回のnoteを受け、まずは振り出しに戻ることにしたExcelを使ったモンテカルロ・シミュレーションでの新NISAのリターン分析。複数の投資対象を想定したシミュレーションについては、まずはその投資対象の相関、そして期待リターンとボラティリティ(標準偏差)を決める必要がありますので、ここではそれについて議論したいと思います。 投資対象の候補新NISAではつみたて枠で投資できる投資信託が限定されてます。ここでは詳細は触れませんが、代表的な株式の指数(インデックス)の投資信託には