展示バカと禁食とMBPと
毎年年末恒例の公募展、南青山ナダールの「展示バカ」に2020年も参加しました。搬入も搬出もスタッフお任せで在廊もしないという形でした。開催中には退院してるつもりで本人、病院関係者、家族含めて期待していたのですが、病状は良くならず退院を断念。年末年始を病院のベッドで過ごすことになりました。
ナダールでは、観に来た人が出展者へメッセージカードを残せるシステムがありす。この展示バカも例外ではありません。そのメッセージカードが先日ようやく自分の手元に届きました。ブックまで手に取って見て頂け、励ましの言葉をはじめコメントを寄せてくれたみなさん、本当にありがとうございます。自分の存在証明の意味を込めて今回は出展しましたが、その甲斐がありました。ちなみにメッセージカードの中に見慣れぬメモ用紙に書かれた感想が1枚挟まっていました。奥さんからのメッセージでした。涙でました。
先週くらいから禁食なんです。ここ半年ほどずっと下痢が続いていて、病気の症状のひとつですが、ここ最近酷くなってきたんです。1日8回とか10回とかね。口からものを食べてもお腹が痛くなるという別の問題もあり、しばらく禁食してみようということに。食べなきゃ死んじゃうじゃん「栄養は?」って思うでしょ。すべて点滴でまかなわれます。1日1600kcalを超える高カロリー点滴をしているので、口からなにも食べなくて生きていけるんです。でもこれ諸刃の剣です。口から食べなくなった途端、噛む力や歯茎がどんどん弱っていきます。使わない筋肉が衰えるのと一緒です。そんな中、固形物でなければ問題なしとのコメントが主治医からでて、ここ最近はスープを飲むようにしています。
スープの写真を撮ってると写真を撮ってるなぁって実感します。構図とか難しくてでもそれが少し楽しかったりして。
休職中なので無給です。それでもなんとか生きていけます。健康保険組合からの傷病手当金のおかげです。もちろんそれだけじゃなくて、自己負担額を超えた医療費をまかなってくれる高額医療費の制度もあり活用しています。民間の医療保険もしかり。日本の社会保障制度には、今のところ感謝以外の言葉は見つかりません。働かなくなって無給状態になると、以前より頻繁にネットバンキングを見るようになりました。気になるのは入ってくるほうではなく、どちらかというと出て行くほうのお金。自慢じゃないですが、これまで通帳とかみて支出のやりくりとか考えたことは一度も無かったと思います。でも、いまは無給。1円でも無駄な支出がなくなるよう目を皿にして明細を確認するんです。毎月の支出に目の上のたんこぶみたいなやつがありました。オリコによる1万数千円の引き落としです。これ2年ほど前に買ったMacBook Proのローン金利手数料ゼロのやつ。カメラとパソコンは大体、これ使っちゃいますよね、金利手数料ゼロ。魅惑的な言葉です。
そのオリコさんが12月の入出金明細から忽然と姿を消していたんですよ。どうやら完済したっぽいんです。これは久々に嬉しい出来事でした。
15インチのMBP、でかくて重いから本当は13インチが欲しいなぁと思いつつ、返済の終わった愛機と記念写真。
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