農業倶楽部(第四回)実施報告
初心者向けの農業体験プログラム・農業倶楽部も、いよいよ第四回となりました。これまで種蒔き、畝立て、定植などを行ってきましたが、この日のテーマは除草です。
富士河口湖農園では、無化学肥料・無農薬での栽培をしています。当然、草は放っておけば生え放題になります。
そこで大活躍するのが、刈払機という機械になります。
ということで、この日のスタートは刈払機の説明からです。
刈払機には、大きくエンジン式と電動式の2種類に分けられます。
エンジン式の特徴は、パワーが強い、燃料追加すればずっと使える(広い場所でもOK)といったところです。河川敷のような広いところでも、燃料を追加しながら、刈りきることができます。
ただし、素人にとっては、エンジンの手入れなどが、若干ハードルになってしまいます。
その点、電動式はエンジン式に比べてパワーが劣っていたり、一回の充電で40分くらいしかもたないといった欠点があるものの、電源を入れればすぐに使えるという手軽さがあります。また、エンジン式のような騒音がないので、住宅地のなかなどでも安心して使えるかもしれません。
さらに、エンジン式は、2サイクルエンジンと4サイクルエンジンの2種類に分けられるそうです。
4サイクルエンジンの場合は、燃料であるガソリンと、エンジンオイルを別々のタンクに入れて使いますが、2サイクルエンジンでは、混合燃料を作る必要があり、ガソリンと2サイクルエンジンオイルを混ぜて(混合比50:1~20:1くらいのものまである)、燃料を自作します。
混合燃料を作るときに使うエンジンオイルは、「10W-30」だそうです。
うん?そんな情報は必要ない???
いや、もしかしたら、いつか混合燃料を作ることが、あるかもしれないでしょ?だから、一応、書いておきました。
ところで、この2種類のエンジン式刈払機を比較したとき、燃料を自作しないで済む点、4サイクルエンジンの方が楽そうです。ただ、お値段は4サイクルエンジンの方が高いそうなので、このあたりも悩みどころになるのかもしれません。
とまぁ、一通りの刈払機の説明が終わったら、いよいよ実地フィールドに出ます。
ほぼ一か月間、手入れをせずに放置した畑の畝間は、こんな感じになっていました。
ここを刈払機で、刈っていきます。
グングンと草が刈られていって、みるみるうちに、あたりがスッキリします。
マルチとマルチの間も、うまいこと刈っていけました。機械があれば、あっという間です。
ただし、除草は刈払機でやればいいというものでもありません。こちらは、ダイズの種蒔きをした畑です。
どこにダイズが植わっているのか、よく分かりません。ここを刈払機で刈ってしまうと、ダイズを傷つけてしまうことにもなりかねません。
こういうところは、鎌をもって、手作業での除草をします。
結果、ダイズが救出されました(笑)。
この日のカリキュラムは、「除草」だったので、ほぼこれだけです。これだけですが、結構ヘロヘロになります。
ただし、この日は最後に収穫もできました。
ニンジンの間引きをしながら、ちっちゃいニンジンを採ったり、若干、早めながら、ジャガイモも掘ってみました。
ヘトヘトだった参加者の方々に、再度スイッチが入ったようで、楽しそうにされていました。やはり、収穫はテンションが上がりますよねぇ~~~。
この日のお土産は、こんな感じに仕上がったみたいです。ニンジン、ジャガイモ、タマネギって・・・この日の夕飯は、カレー率が高まったかもしれません(笑)。
ということで、初心者向け農業体験プログラムも、全7回中、折り返し地点まできました。参加者の方々同士、メッセンジャーで繋がって、連絡を取り合ったりということも進んでいるようで、ちょっとしたコミュニティーの卵みたいなものが、出来上がってきてるかな・・・?私としては、こっちのほうが楽しみだったりします。
そして次回は、「トウモロコシの収穫と冬野菜の種蒔き」です。
ん???冬野菜の種蒔き????
私の畑、たしかにいろいろ収穫が可能になり始めているけど、今のところ、田んぼの除草が忙しくて、全然、それどころじゃないっす。
ヤバい、もう冬野菜の種蒔きなんですね。追いつかん・・・。いろいろプレッシャーだけど、頑張るっきゃないっ!!!
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