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シティベスト8!!最恐の一撃マスタードデッキを徹底解説!!


こんにちは。
ぽけでみあch.のいっせいです。

今回は僕がシティリーグS2でベスト8となった一撃マスタードデッキを紹介します。

ベスト8ということで、noteを書くには少し戦績としては弱いのですが、このデッキをより多くの人に知って欲しいということで、書かせていただきました!

デッキを作り上げていく上でメモしてた内容を軽く編集して載せていますので、気軽にご覧ください。



普段はぽけでみあch.というYouTubeチャンネルで対戦動画をメインに動画投稿してますので、ぜひそちらの方もチェックお願いします!



今回シティリーグで使用した一撃マスタードデッキの動画も投稿してますので、noteと併せてご覧ください!!


デッキリスト

シティリーグ使用構築


採用・不採用カード解説

【採用カード】


・エースバーン  2

終盤になればなるほど高火力が出るのが強く、最大300ダメージ出すことができる。特殊エネをはらないデッキに対して活躍する。

・スピアー  2
言うまでもなく最恐カード。
対ルギア・ミュウ・レジなどで大活躍し、
エネ1枚で現環境の60%ほどのポケモン
(ルギア・ミュウ・レジ・アルセ・ロスト(下技))をワンパンできる。

・ミュウ(不思議なしっぽ) 4
デッキを回すメインエンジン。
スマホロトム・エネルギー転送・ポケギアなどを経由して欲しいカードを触りにいけるのが強い。ミュウスタートしたいので4枚採用

・ヤレユータン 4
スマホロトムと相性が良く、リソース管理ができるのも強い。
マリガンで相手にデッキばれを防ぐため・対ロストで総動員・他に入れる種ポケモンがいないなどの理由で4枚採用。

・かがやくリザードン  1
マスタードを使わずとも攻撃できる唯一のアタッカー。 1エネで高火力を出せるのも強く、マスタードを使う必要がないので、セレナで裏のVポケモンを倒しに行くことができる優秀な1枚。

・マナフィ  1
アメイジングライコウ、ゲッコウガ、カイオーガ対策。対ロストライコウ、ロストカイオーガやルギアにサイドを有利に進めさせない為に必要不可欠。

・クイックボール 4
ハイパーボールと合わせて、手札を捨てることができるカード。マスタード1枚だけの手札を作ることができる優秀なカード

・ハイパーボール 4
クイックボール同様、手札を捨てるかつポケモンを持ってこれる優秀なカード。二枚トラッシュがきつい場合もあるのは要注意。

・回収ネット 4
ミュウを使い回したり、対ロストなどでダメカンが乗ったポケモンを回収できる優秀なカード。対ロストで必要不可欠なので4枚採用。

・ふうせん  3
マスタードを打つ前にミュウに貼れるととても強い。ロストスイーパーなどで剥がされたり、
後1でスピアーを起動できる確率をあげる意味でも3枚採用。

・ポケギア 4
マスタードに触るためのカード。
マスタードを打てないと何もできないので、4枚採用。

・お迎えちょうちん   3
マスタードの5、6、7枚目。ミュウの不思議なしっぽで拾えるのが強いが、序盤にくると厄介。ハイパーボールなどでトラッシュしてしまうことも考慮して3枚採用。

・エネルギー転送 4
マスタードを使ってスピアーなどを出した後にエネルギーを引く必要があるので、ミュウで拾うことができるように4枚採用。対象なしで使うことで手札を減らせるのも優秀。

・スマホロトム 3
ヤレユータンと相性がよく、サポート・エネ・スタジアムなどのミュウでは拾えないカードを拾えるのが、優秀。ヤレユータンがいる前提なので、序盤にヤレユータンがいないと使えないのがネック。枠の都合で3枚採用だが、4枚採用したいところ。

・普通の釣竿  3
マスタードを使う都合で必要なカードをトラッシュしてしまうことが多いので、3枚採用。

・マスタード 4
言うまでもなく4枚採用。このカードがないと始まらない。

・セレナ  1
唯一相手のベンチポケモンを呼び出せる1枚。ドロー効果を使えるので、どうしようもない事故を減らすことができるのも強い。 2枚目を採用したいが、手札にかさばると厳しいので、1枚採用。

・マグマの滝壺 3 
エースバーンを起動する為に必要。
対ミュウなどでロストシティを割ったり、リザードンにエネ加速して圧力をかけれるのも優秀。

・トレーニングコート  1
マスタードを使う前に貼れると、マスタード後の要求を下げれるのが優秀。枠の都合で1枚採用。

・草エネルギー   3
スピアーをいつでも起動できるように3枚採用。エースバーンやリザードンにもつけることができるかつ、逃げエネとしても使えるのが優秀。

・炎エネルギー  2
マグマの滝壺で加速できるため、トラッシュに置いておくだけでいいので、 サイド落ちも考慮して2枚採用。

【不採用カード】

・ガラルニャース
ニャースがなくても十分手札を減らせる。
HPが低いのであまり採用したくない。
ただ、クワガノン対面や初手に使えないカードがかさばった場合には強いので、要検討。

・ロストスイーパー
手札を捨てつつ、相手のビックパラソルを割ることができる。ビックパラソルがルギアのイベルタル対策として入っていることが多いので、1枚採用するのはあり。

・トレッキングシューズ  
山札を圧縮しつつ、欲しいカードを探しにいけるのが優秀。ポケギアやスマホロトムの前に使うことで欲しいカードを拾いやすくなる。ヤレユータンと合わせて手札をトラッシュできるのも強い。枠がないのとスマホロトムの方が強いので不採用。

・ウッウロボ
好きなカードを持ってこれるのは強いが、捨てるグッズがないのに加えて、コイントスに左右されるのがきつい。

・こだわりベルト
リザードンが280ダージでVSTARを倒せたり、エースバーンで330ダメージを出してVMAXを倒せるなど、あればかなり強いカード。ただ、環境的に使いたい場面がそこまで多くないかつ安定感を重視して不採用。

・ポケモンキャッチャー
枠を割いてしまう、勝敗がコイントスに左右されるなどの理由で不採用。

・カリンの信念
VMAXが弱い環境なので使える場面が少なく、マスタードと併用できないので不採用。

・ポケストップ
あると強いが、マグマの滝壺やトレーニングコートの方が優先度が高いので不採用。



戦い方


・じゃんけんに勝ったら後攻を取る

→ロストバレットやゾロアークバレットに有利に戦うため
→対ルギアや他の対面は先攻の方が有利だが、先攻を取るメリットは薄いので対ロストバレットを優先

・マスタードは最大7回しか使えないので、リソース管理に注意
→リザードンを起動できれば毎ターンマスタードを使わなくても良いので、アタッカーが途切れないようにする

・セレナで裏のVポケモンを呼び出すのも一度きり
→使いたいタイミングまでは温存する
→後半に使うことが多い

・ポケモンやエネがかさばってマスタード打てないこともあるので、クイックボールやハイパーボールの使い所を気をつける
→余裕がある時に不要なポケモンをトラッシュしておく
クイックボールやハイパーボール、マスタードなどはバランス良く使う。序盤にハイパーボールを切りすぎたり、後半にマスタードを残しすぎたりすると、手札に腐る可能性がある

・ベンチを埋めすぎてマスタードが打てなくならないようにする。
→マスタード前はベンチにポケモンをおくのを控える

・最大限に山札を圧縮することで引きたいカードを引けるようにする
→ 
ミュウは2体しか使わないので、残りの2体はトラッシュしておく

・マスタードを打つ時はミュウを2体置いておくことで回収ネットを引いた際に不思議なしっぽを打てる回数が増えるので2体置いておく。(ロストバレットは例外)
ヤレユータンよりミュウ優先

・炎エネルギーは滝壺で加速するので、常にトラッシュに置いておく。
→エネルギー転送が余ったら炎エネルギーをトラッシュする


回し方の注意点



・制限時間に気をつける

→シャッフルが多いうえに、回すのがとても難しいから時間切れになりやすい。更に相手も未知のデッキと戦っている分プレイングに時間がかかる
→シャッフルを最低限にする。(ファロー、ヒンドゥー、ファローなど)
→相手も時間切れは怖いので、不正防止でシャッフルを指摘される可能性は低い

・序盤はマスタードをなんとしても拾いにいく。
→マスタードを使わないと何も始まらないので、ポケギアを打つ際はなるべく圧縮してから打つことで拾える確率を上げる。

・序盤はマリィ対策をする(先攻の場合)
→マリィでマスタードを流されるときつい
→ヤレユータンのさるじえでトップに置いておく
→一度マスタードを使ってしまえば、お迎え提灯もあたりになるので、後半はしなくても大丈夫だが、山札のコンディション次第ではケアした方がいい場面もある


よくある質問

Q1、後攻1ターン目に攻撃はできるのか?
A、体感4〜5割くらいでスピアーで攻撃可能

Q2、不利対面は?
A、エレキガノンはほぼ勝てません。

Q3、新環境はやれますか?
A、正直厳しいです。特殊エネルギーが軒並みレギュ落ちするのでスピアーが活躍できなくなるのがしんどいが、環境終盤は特殊エネルギーも増えるため、それまでは一旦封印するつもりです。


各対面の戦い方

対ルギア

・この対面はこちら側が回れば確実に勝てるので、無理せず回しましょう
・序盤は相手にスピアーを悟られないようにする事でルギアを展開させる。そうすることでルギアで殴ってきやすい&エネをつけてくれる
・後攻1ターン目に相手のバトル場のポケモンを倒せる場合はスピアーを出して倒しに行く。倒せない場合はエースバーンを出してエネを貼っておくことでネオラントループに対応する
・ネオラントループしつつ、リザやアーケオスなどの倒しづらいポケモンを押し付けてくる。スピアーが10耐えるので、相手もネオラントループをしずらい。ネオラントループを続けれないと、ルギアが出てくる可能性あり
・ネオラントループに対応するためにリザやエースバーンは常に準備しておくことが望ましい

【相手にデッキがバレてるときの戦い方】
・後攻1ターン目にマスタードを打てる場合はスピアーを出してバトル場に置いておくことでネオラントのアクアリターンで倒されないようにする
・なるべくスピアーで相手のポケモンを倒すことで、相手にネオラントのアクアリターンを使わせないようにする
・相手の盤面がサイド1枚のポケモンだけになる展開が多いので、殴れないターンを作らないようにして、サイドレースを追いつかれないようにする


対ミュウ

・サイドを1-3-2もしくは1-3-3というように3回の攻撃で勝てるようにする
・1番最悪なケースが、デッキがばれてサイコジャンプループをされることなので、攻撃を仕掛けれるタイミングまではデッキを悟られないようにしつつ、ブラフをかけて待つ時もある(引き悪い演技など)
・メロエッタで先に攻撃してくる場合は、後攻1ターン目から展開していく
・計3回攻撃するだけなので展開を急がない
→後1でマスタードを打ててもエースバーンを優先する
→エースバーンを出しておくことで、相手はボスの指令を使ってミュウVmaxで倒しに来てくれる可能性があるので、そこをスピアーでミュウをワンパンする
・ロストシティは多くても2枚採用なので、相手が貼ったタイミングでトレコや滝壺を貼ればロストシティを潰せる
・なるべくロストシティでスピアーがロスト送りされないようにスピアーを出すタイミングには注意する
・仮にサイコジャンプループをされた場合はベンチにいるミュウVを倒すことで、ループを途切れさせることができるので、タイミングを見計らいつつ、展開する。
→サイコジャンプはダメージが出ないのでアタッカーが残りやすい


対ロスト(ヤミラミリザ、封印石ライコウ)

・この試合は回収ネットが勝負の鍵を握っているのでベストタイミングで打てるようにしましょう
・理想展開として、まずは後攻1ターン目にスピアーでバトル場のポケモンを倒す。バトル場のスピアーがウッウの攻撃を一発耐えた後に回収ネットでスピアーを回収してサイドレースを有利に進める。サイドを2枚分差をつけたらそのまま押し切って勝つ。
・ミュウを出すのは1体だけにすることでヤミラミで2体取りされないようにしましょう。致命傷になるので絶対に避けましょう。
→序盤に無理やりマスタード打つ時は仕方なく出す場合もあります。
・ベンチはアタッカー、風船付きミュウ、ヤレユータンが理想的です。ベンチ狙撃してくる相手の時はプラスでマナフィも置いておきましょう。
・ヤレユータンをバトル場に呼び出されてからロストマインを受けるのがしんどいので、入れ替え札はなるべく温存しておきましょう。
→ヤレユータンが一体だけの場合はエネを張っておくのもあり
・とにかくサイドを先に取って殴り続けることを意識しましょう。サイドレースを逆転されてしまうとかなりきついです。
・サイドレースを逆転された時は、盤面をHPの高いポケモン(エースバーン・リザードン・スピアー)だけに絞って、ヤミラミでサイドを取らせないようにする事で相手の要求を上げましょう。こちらのアタッカーを倒せるポケモンがリザードン・カビゴン・ライコウV・ネオラント&ゲッコウガ(リザ&エースバーン弱点)くらいしかいないので、1発攻撃を耐える可能性があります。
・相手もHPの高いポケモンを相手にしないといけないので、プレイングが少し難しく、時間がかかってしまうので、時間切れだけは要注意です。


対ロストカイオーガ

・基本的には対ロストと同じ
・序盤はマナフィとミュウを展開して、後半にベンチを絞る(プラン1)
→ミュウを置かない場合はマナフィを置かないターンを作っても大丈夫
→カイオーガが飛んでくる前のターンに回収ネットでバトル場とベンチを一体ずつに絞ることでカイオーガで2体取りされることを防ぐ
・相手がカイオーガを起動するターンにマナフィを置いておくことで、サイド2枚取りを防ぐ(プラン2)
→序盤はミュウとマナフィを置かずに高HPポケモンだけにする事で手裏剣をケアする。
→ヤレユータンだけで回す必要あり 
→後半になってカイオーガケアでマナフィを出す
→自分が3枚目のサイドを取るタイミングで、釣竿が山札に2枚残っている場合にマナフィを置くことでカイオーガでの2枚取りを防げる。


対アルセウス

・基本的に最初はダブルターボ付きアルセウスで攻撃してくるので、そのアルセウスをスピアーで倒す。その後はエースバーンとリザードンで2パンで相手のVmaxを倒し続ける。
・ビックパラソルが入ってることが多いので、アルセウスをスピアーで倒せるまではスピアーを匂わせない(スピアーや草エネは見せない)ことで、パラソルを付けさせない。
・先攻1ターン目にアルセウスにダブルターボエネをつけてくれたら、後攻1ターン目にスピアーのいってんばりで倒してイージーウィンできる可能性あり。


対レジ


・先にサイドを取って、そのまま逃げ切ったほうが勝つ
→なんとしても先にサイドを取りに行く
・1ターン目はスピアーを匂わせないことで前に手張りをさせる
→相手が手張りしなかった場合は、エースバーンを出して、倒しに行き、エースバーンが攻撃できないなら滝壺を使わずに手張りをして、バトル場に出すことで耐久する(相手はレジアイスを起動しないと倒せない)
・マリィ警戒(特に後攻)
→ヤレユータンでマスタードをトップにしておく
・ワンチャンあなぬけのひも
・レジエレキで 2枚取りをケアして、マナフィをおく
・雪道でリザが止まることを頭に入れておく
→スタジアムを残しておく


デッキ構築の推移

このデッキは摩天パーフェクト(2022年7月9日発売)に収録されているチルタリスとマスタードの相性が良いのではという考えから全てが始まりました。


そこから形を変え続けて、今の構築に至ったという経緯があるので、それを軽く紹介していきます。

最初はネタデッキのつもりだったのですが、だんだん構築の精度が上がっていくたびに、ガチデッキに変わっていって、Dレギュ最後のこのタイミングで最高に活躍できる環境がきたということで、シティリーグで使うことしました。


ということで、まずは初代です。

初代


ケッキングは相手がベンチをフル展開してると、270ダメージ出すことができ、一撃エネルギーをつけると290ダメージまで届くので、当時流行っていた三神などのGXポケモンをワンパンできるのがとても強くかったです。
ただ、スタジアムが出ていると技が使えなかったのが懸念点でした。


その懸念点を踏まえて出来たのが2代目です。

2代目


フュージョンアーツ発売により、ミュウVmaxが猛威を奮っていた時期ということもあり、ゲンガーVmaxを採用してメタっていくという考えでこの構築になりました。

3代目


そして、ハイパーボールの登場により強化を受けて、3代目が登場しました。
ここから今の形に少し近い構築になっています。
当時の環境は、ミュウが圧倒的シェア率を誇っており、それに続いて裏工作アルセウスや白馬などが台頭している環境でした。
そのためミュウに有利をつけるということもあり、環境には刺さっていました。
今思えば、CL愛知はこのデッキで出るべきだったなぁと後悔しております😭
ちなみに、一般的なミュウデッキで出場し、1-3ドロップという結果で終わりました。



パルキアが登場してからは一度封印して、ルギアと共に再登場したのが4代目になります。

4代目

ここにきてようやく結論構築に辿り着きました。今まで課題だった安定感のなさを克服することで、高い勝率を出すことができるようになりました。

ロストバレット、ルギア、ミュウの三強環境が長く続いたということもあり、その3つに対して五分もしくは有利を取れるということで練度を高め続けた結果ベスト8という結果を手にすることができました。

レギュレーション変更と共にこのデッキは弱体化してしまいますが、海外では4月までルギア環境は続くということで、PTCGOではまだまだこのデッキも現役ですのでPTCGOで回すのがオススメです!
安くで組めるかつ、時間切れを気にしなくて良いのも好都合ですので、ぜひ使ってみてください!!


さいごに

ずっと使い続けたデッキで決勝トーナメントに残れたのはほんとに良かったと思っています。
正直、優勝したかったですけど、精一杯活躍させることができたので満足です!!

今までデッキビルダーとしていろんなデッキを作ってきたんですけど、構築するのも、プレイングも今までで1番難易度は高かったですね。
ただ、最高にクレイジーで最高に面白いデッキなのでより多くの人に知ってもらう機会を作ることができて、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです!!

対戦してくれた方でデッキを褒めてくれる人も多く、PTCGOでも対戦相手から英語でメッセージが届いたりとこのデッキを使い続けた甲斐がありました!

皆さまありがとうございました😊
そして、マスタード最高!!!!

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