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日記(0513-0613)

5月13日金曜日
華金。会社の人と飲む。自分が手塩にかけた後輩と、炎上案件を一緒に乗り越えた仲間。やっと打ち上げができてうれしい。仕事の話はほどほどに、終盤は恋愛話で盛り上がった。四人も居合わせれば渋滞する人の恋愛観だが、各々の価値観それ自体を否定するような人はいなかった。
ただ同期の何気ない冗談に傷ついてしまった。それは本人からすれば攻撃性は感じられなく、他意や含みをもたない、混じりけなしの冗談として言ったようだった。私はこういう時、へらへらする。それがもっとも無難で淀みのない手段だから。
帰りの電車で言われた言葉が頭の中を反芻し、きっとこの先の人生も誰かが言った言葉の言葉以上の意味を脳内で勝手に生み出し、チューインガムのように破裂するまでそれを膨らませては破裂後もべったりと自分に付着しなかなか取れないそれに嫌悪感を味わっていくのだろうと、想像しうる人生の絶望を久しぶりに感じた。ほとんど諦念に近いそれは自分が付き合っていかなければいけない自分である。何年もぶつかっている問題だ。

5月16日月曜日
昼。4日前に作った時のレシピからすこし配分を変えて大成功。

カルボナーラ

晩ごはん。上海焼きそばと回鍋肉を作った。焼きそばの具は潔く海老とチンゲンサイのみ。少しもったりとしてしまったが味付けがよかったので及第点。近頃は作っていなかった回鍋肉は安定したあじ。馴染みのレシピというのはやはり良い。今年の夏はあらゆる中華料理を作れるようになりたい。

穂先メンマはセブン

5月17日火曜日
ライブ帰りの恋人に急きょ誘われ、四文屋で飲むことに。さいこうだ!と独り言ちては慌てて支度をする。奥の席にジャージ姿の恋人。着慣れているジャージらしい。ライブの感想を聞いた後は、音楽のプレイリストを共有したり家族の話なんかをした。丸々一本焼きのアスパラガスともつ煮込みをつまみに、金宮梅割を堪能。隣で飲んでいたおじさんにつられてオーダーした長芋漬も良い。どんどん好きなメニューが増える。いい夜だった。

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