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よもぎのたからもの

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ぼくをかたちづくる、スキあふれちゃうnoteをあつめました。人の宝箱はかんたんに見ちゃいけません。
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2019年4月の記事一覧

【1000字小説】「わたし、流行らない彼氏を一台持ってるの。」

「わたし、流行らない彼氏を一台持ってるの。」 その子がまるで、家電のように彼氏のことを言うから、ぼくはおどろいてしまった。 「そんな、そんなこと……、どういうところが、流行らないの?」 「それはね。」 その子は、うすく笑った。 「いちばんはね、考えてることがね、古いの。オトコははたらいて、オンナは家庭で子どもを育てるって、本気で思っているの。しかもそれが、わたしを安心させるための嘘じゃないのよ。」 こりゃ、だめだなあ。 あっさりぼくは白旗をあげる。 彼氏とやらがいるらしいこ