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No,129.コロナウイルス(COVID-19)って40代・50代が増えているって本当?

※この記事は2分で読めます。

背景

社会を斬るわけではありませんが、オリンピック終わったら(パラリンピック開催中)コロナ報道が今まで以上に過熱していくと思っていました。


2021年8月19日17時26分にコロナ感染で千葉真一さんがお亡くなりになりました(ご冥福をお祈りいたします)。マスコミは死亡した原因の一つとして、ワクチンを打っていなかったことを強調していました。そして千葉真一さんの報道はテレビを通じて、社会に与えるインパクトが強いだろう。


データ(数字)を追っていたら若い世代の死亡者数の割合が交通事故より低いとか確率的な視点で考えてしまいます。


とはいえ、千葉真一さんのご遺族からしたら「私の父はコロナの死亡率何パーセントに入ってしまったんだ」なんて冷静に考えることなんてできません。近しい人が重症者や死亡したら確率がどうのなんて関係ない。


前者は論理だけど後者は感情的な部分。関係性(心理的距離)が遠ければ論理的に考えれるけど、近ければ(親近感も含む)感情的になるのが人の常。※心理的距離の意味はググってください。


ざっくり言えば全く知らない人より、芸能人の死は多くの人の感情に寄与する。
そして多くの人の感情が社会全体に波及して、ますますコロナに対して感情的な視点が強まることが予想されます。

最近の動向から

最近は、ワクチン届かぬ年代として40代、50代の陽性者が増加と囁かれています。

令和3年2月17日からワクチン投与がスタートして久しいが、はたして40代・50代の陽性者増加はワクチン接種(ワクチン届かぬ年代)が問題なのだろうか?

「厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向 -令和3年1月6日18時時点と令和3年7月28日18時時点のデータから考察してみる。

陽性者数

厚生労働省は陽性者数と死亡者数を累積で表していますので、時間が経てば数字が増えます(年を取るのと同じです)。ここで証明したいのは年代別の陽性者数死亡者数の比率なのでわかりやすいようにグラフにしてみました。※使い方は違いますが2区間の移動平均の線を使用してわかりやすくしました。

ちなみに、コロナ陽性者と感染者は違いますので興味がある方👇


令和3年1月6日18時時点

キャプチャ1

令和3年7月28日18時時点

キャプチャ2

死亡者数

令和3年1月6日18時時点

キャプチャ3

令和3年7月28日18時時点

キャプチャ4

あれ?令和3年1月6日18時時点と令和3年7月28日18時時点では年代別陽性者数および死亡者数の割合に違いがないように思えますが?

ネット記事では、40代、50代の陽性者が増加と言っていましたが?これを見る限りそうとは言えないと思いますが?なぜそのような報道をするのか私にはよくわかりません・・・

陽性者から死亡に至る比率

令和3年1月6日18時時点と令和3年7月28日18時時点での陽性者から死亡者比率

キャプチャ5

ちなみにここでも、40代、50代の比率に変化はないみたいです。

しかし不思議なことに、ワクチン投与前(令和3年2月17日)の1月6日18時時点と投与始まって数カ月経っている7月28日18時時点では、7月の方が70代・80代の死亡に至る比率が増加しているのは何故だろう?

そもそも、ワクチンは高齢者の重症化から死亡を抑えると言われていたが、何故なんでしょう?

個人的にはいろいろ思うところはありますが・・・

最後に

7月28日18時現在、陽性者の累積人数は87万178人に上る

日本の総人口は1億2530万人(出典:統計局「令和3年8月1日現在」)

日本人の0.7%(100人に約1人)はコロナ陽性者になって(なったことがある)いるんだね。

最後まで読んでいただきありがとうございます( *´艸`)


引用

厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向 - 令和3年1月6日18時時点

厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向 - 令和3年7月28日18時時点

統計局「令和3年8月1日現在」

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