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ニコラス・ケイジのウェザーマン

人生はハードだ。
本当にハードだ。
安易な道を選ぶこともできるとは思う。それは自身のアイデンティティを保留するというこになる。つまり、人生において自分自身であることはハードなのだ。

10年以上前に出会った映画、『ニコラス・ケイジのウェザーマン』
ニコラス・ケイジは好きな俳優である。彼はくだらない映画にもたくさん出ているが、いくつかは気に入っていて、これはその一つ。

今の自分は、昔思い描いていた自分だろうか。
なにかうまくいかず、親の期待にも応えられず、家族とも別れ、もがく男のドラマが描かれている。うまくはいかないが、着実にやれば結果が出るというメッセージも見える。
そう、近道はないのだ。真摯に自分と向き合うしかない。周囲からのフィードバックによって、足元はぐらつく。何を支えにするのか、できるのか。人間は決して強くはない。一人で立っていることができなくなることすらある。手を伸ばし、掴んだものを支えにして立ち直ろうとする。そしてその掴んだものによって将来の道が枝分かれしていく。こういったことも含め受け止めていくしかないのだろうか。

映画終盤、父親役であるマイケル・ケインがニコラス・ケイジにかける言葉がよい。
Do you know that the harder thing to do and the right thing to do are usually the same thing?
Nothing that has meaning is easy.
Easy doesn't enter into grown-up life.

この通りだと思う。
人生はハードだ。
イージーなんてものはないのだ。


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