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ネタニヤフ政権が終わる可能性高まる

10年以上に渡って、イスラエルの政治の中心にいたネタニヤフ首相が、その座を追われる可能性が高まっている。ベネット(右派)とラピッド(中道右派)が中心となって、左派、アラブ系政党までまとめて、ネタニヤフを叩き出すためだけの政権が樹立する目前まで来ている。仮に政権樹立に成功したとしても、遠からず空中分解することをベネットも、ラピッドも、当然ながら、知っている。イスラエル政治におけるネタニヤフの影響力を削り切った後で、遠慮なく喧嘩すれば良いと思っているのであろう。どの政党もネタニヤフのリクードほど、色々な層から万遍なく支持されている政党が他にないので、ポストネタニヤフでイスラエル政治は混乱するだろう。

CNNのこの報道を見ると、イスラエル右派(ネタニヤフ、ベネット、リーバーマン、その他入植者の代表)こそ、中東和平の障害だという認識で、アメリカ政界が収束されつつある感じがする。


ところで、、今回のハマスとイスラエルの戦争は、ネタニヤフが仕組んだ、というようなことを陰謀論しか脳みそにないジャーナリストが書いていたが、ネタニヤフはハマスへの先制攻撃を却下したと言われている(私はこれは真実だと思う)。自らの政治的危機を打開するために戦争をしたと批判されるのは目に見えているからね。


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