尾道で小説を書くよ(出発前)

2月の頭ぐらい、尾道に1週間ぐらい泊まりこんで、ひたすら小説を書くことになりました。とても楽しみ。

泊まるのはここ、みはらし亭。
http://miharashi.onomichisaisei.com/

その名前のとおり、尾道水道が見渡せる好立地。
好立地というか、不便といえば不便なんですが。
めっちゃ山のうえですからね。
でもそれも含めて尾道なので、たぶんいろいろ苦労しながら、いっぱい楽しんでみたい。

「尾道に住んで小説を書きたい」というのは、ずっと持っていた夢のようなものでした。それはいつか叶うのかもしれないし、一生叶わないのかもしれない。でも叶うとしても「いつか」なんて言っちゃうぐらいすごく遠くのことだと思っていて、ぜんぜん現実感がありませんでした。

そこへ舞い込んできたこの企画。
「ライターズ・イン・レジデンス・尾道」
作家が尾道に1週間泊まり込んで、ひたすらに原稿を書く企画とのこと。

仕事もあるし、妻の了解もいるし、かんたんな企画ではないと思うので、だいぶ悩みました。でも仕事はうまく都合がつき(たぶん…これから何もなければ)、妻も一緒に来てくれることになって、とてもうれしいことに参加が決まりました。
ちなみに私と妻は結婚式は挙げなかったんですが、その代わりウェディングドレス姿で尾道の町を歩き、いろんなひとに祝ってもらって、いっぱい写真を撮ってもらいました。そんな思い出の場所でもあります。

書く原稿は「ハヤカワSFコンテスト」に出す予定のものです。いま2稿を改稿中で、尾道滞在中にがっつり修正を入れるつもり。かんたんなことではないけれど、尾道で書いた原稿でもし賞を取れたらとてもうれしいな。それと尾道的にはベタベタなんですが、読書用に志賀直哉の「暗夜行路」を持ち込もうと思います。

執筆合宿って、一般的には楽しいイメージがあると思うけど、今回は楽しいと同じぐらい、ふあんです。でも新しいことをするときは、いつも楽しいとおなじぐらい不安があったほうがいいと思う。それも含めて、すごくどきどきしています。いったいどんな日々になるんだろう。いったいどんな原稿が書けるんだろうって。

「ライターズ・イン・レジデンス・尾道」の様子は、毎日noteで連載しようと思ってます。いい記事になるのかわるい記事になるのか分かんないけど、とにかくあったことや思ったことをそのまま書きたいと思っています。

というわけで、また尾道に着いたらnoteを更新します。よかったら見てみてね。
この企画への参加を許してくれた妻にはとても感謝しています。いつもありがとう。いろいろたいへんかもしれないけれど、よろしくお願いします。

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