にゃんしー

福島の小説を書いていました。

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【小説】Write About Feelings(181枚)

 この小説と、出されなかった手紙を、我が終生のrival、Jonas Woodに捧ぐ。  日本語のお勉強のほうはどう? 女の子は口説けるようになった? 分かろうとするなよ。分かろうとしたって、加害者の苦しみを、被害者が分かるはずないんだから。 引用:「浸水」市村マサミ #創作大賞2024 #ファンタジー小説部門

    • アンソロジのお知らせ。

      にゃんちゃんは意外と(意外と?)書くものにムラがあって、依頼原稿だととくにいいときとわるいときがはっきりしており、主宰者に迷惑をおかけしたり多々してるのですが(ごめんなさい…)今回はわりといいものが書けたので、お知らせします。 スタジアムアンソロジー! プロ野球球団がかつて試合をしたことのある球場を舞台にしたアンソロジーです。条件を満たせば野球を書かなくてもよいので、ライブとか、いろんな球場での催しが誌面を踊るのではないか。 野球も好きですが、とくに球場が好きで、用事がなく

      • 11/17(日)本屋さん開きます。

        へちょいので、月に1回しかイベントに参加できず、ひさびさですみませんが、11/17(日)11~16時に、本屋さん入ります。 最寄り駅は杭瀬で、梅田からわりとすんなり来られます。そんで杭瀬駅からは歩いて10分ぐらい。ちかい! 私が店番をする本屋「二号店」では、いろんな方の一号店からとどいた、えりすぐりの本が並びます。本はしばしば入れ替わるので、どの本も一期一会。本屋のなかは宝箱みたいで、運命の一冊をさがす楽しさがあります。今日行ったら岡井隆のサイン本があり、「お買い高し」と

        • 10月が終わりました。

          10月は誕生日も結婚記念日もあってよき月でした。 それと、ひなた短編文学賞の佳作に選ばれました。 だいすきな福島の賞。とてもうれしい。 12月にまた福島に行く予定なので、ひなた工房にも寄りたいと思っています。 今年も「そうそう地酒御集印ラリー」もはじまってるので、どんな日本酒を選ぶかもたのしみ。 ちょっとだけ小説の調子が戻ってきたかなと思います。ずっと「なんかすごいものを分からなくてもいいから力いっぱい書く」をやってきてたんですが、ぜんぜん結果が出なくて、さきの北日本

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        【小説】Write About Feelings(181枚)

          過去作の公募成績をAIでふりかえる。

          というわけで福島をテーマに書いた10連作でダダ滑りしたわけですが。 経緯↓ 客観的にみて出来はどうだったのか、AIを使って振り返ってみました。 使ったのはAnthropic社のClaude。 ほかOpenAIのChatGPTとか、GoogleのGeminiがありますが、ChatGPTはせいぜい3万字ぐらいまでしか処理できないし、Geminiは単純にあんまり造りがよろしくない。 Claudeは速度重視のSonnetと精度重視のOpusがあり、評点がうまい具合にばらけてくれ

          過去作の公募成績をAIでふりかえる。

          福島へのながい旅がひと段落しました。

          福島県の浜通り地方をモチーフにした作品を10作品、純文学の新人賞に出していたのですが、今日をもって、すべての結果が出ました。 連作みたいなかんじで、夏美という主人公をもとに、彼女が女子高生のときから子どもができるまで、 ・夏美 ・弟の冬馬 ・産みの母の愁香 ・育ての母の春子 ・産みの父の海晴 ・育ての父の恋 ・女性の恋人のイミ ・男性の恋人のガッチャン ・イミの子の未来 ・夏美の子の夏至子 というそれぞれの視点でつづったものです(ややこしな!) トータル1680枚。けどな

          福島へのながい旅がひと段落しました。

          41歳既婚男性にしてHPV9価ワクチンを打った僕。

          意味ないと思うやろ?僕も思ってます。友人には「お?遊び人か?」って言われたし(遊んでないです)。 男性もいくつかの癌を予防できるらしいということと「誰か打たなければワクチンを接種できる場所が減ってしまうかもしれない」とそそのかされ何か若い世代の寄与になればいいなあ、と、そう重くもない腰をあげ、なかば興味本位で、HPV9価ワクチンを打ってきたので、あったー。 9価で男性も打てる場所って少ないんですよね。もちろん10割自費です。ただありがたいことに淀川越えればビッグシティー大

          41歳既婚男性にしてHPV9価ワクチンを打った僕。

          9月が終わりました。

          9月なにがあったっけ…まったく思い出せないな。 いつもどおり本を読み本を書いて暮らしていたはずですが。仕事のほうが忙しくて、どうもよくない。いや、小説さえいいものが書けていればぜんぜん報われるはずで、小説がよくないのが主因だな。 なんとかして切り口を探したい。 マエケンのデトロイトタイガースでのMLB9年目が終わりました(まだポストシーズンがあるけど)。彼のMLBの9年間は、たぶん想定していたのよりもよくなくって、でもそのなかでストラグルする姿は、ある意味成功するよりも

          9月が終わりました。

          私の推し活。

          フリーペーパー「DayArt」の最終号を受け取った。 「DayArt」は詩人の南田偵一さんが発行されているフリーペーパーで、あまねく日本中に配布される、「読書系」をうたう魅力的なフリーペーパーだ。 拙作「産みびらき」を掲載いただいたこともある。声をかけてもらえたこと自体がうれしかったし、道を迷っていたところ、背中を押してもらえていいものが書けたため、感謝している。 果たして「発行されていた」と表記するべきか、文章を迷った。「DayArt」はVol.33をもって歴史を閉じ

          私の推し活。

          文フリ大阪の前日に文芸同人誌即売会「チョビアマ」やります。

          このイベントもいよいよ4回目。 だいたいこんなかんじのイベントです。 場所はこのへん。尼崎です。阪神沿線だから、こてこての尼崎。出屋敷駅のほうがだいぶ近いんですが、尼崎駅から歩けばディープ尼崎の商店街を楽しめるので、それはそれでオススメ。 「さんとしょ」という私設図書館内にて行います。 前回の様子はこんなかんじ。 おたがい融通して場所を使ってね、というかんじです。いつ来ていつ帰ってもOK。自由だけど自己責任の、大人の即売会。 チョビっとアマだけどさ。文学フリマ大阪

          文フリ大阪の前日に文芸同人誌即売会「チョビアマ」やります。

          8月が終わりました。

          台湾に住み始めて間もないころ、「雪」について説明を求められたことがあった。「俺は雪(シュエ)を見たことがない。どんなものなのか教えてくれ」と。 当時、中国語があまりできなかったので(いまもできない、どころか、劣化してると思うが)だいぶ言葉を捻りだして説明したことがある。 中国語が得意ならもっとイージーに説明できただろうと思うけれど、持ってる語彙のなかで必死に「雪」を見たこともない人に教えた。 あのときの感覚が「小説を書くこと」に近い、と思うときがある。うまくなくていい(むしろ

          8月が終わりました。

          【小説】リヴァーブ(105枚)

           光は努力する。さしずめそれが定義で、証明を必要としない。すくなくとも昼の世界では正義だった。私たちはそれを、あいつに諦めさせたかったんだと思う。ナイーブな背理法のためのガジェットはすべてピンク色をした二十四時のむこうにあった。スタンドマイク、シールドケーブル、グラウンド、コンパクトディスク、スポットライト、ミキサー、声、言葉、からだ、血液、愛液……エクスタシー!  かわいかったね。I am SHURE。SHUREというのは、つまりさ。  小学生のころ、姉がこしらえた「光

          ¥0〜
          割引あり

          【小説】リヴァーブ(105枚)

          ¥0〜

          ポエムの子

          詩人が死んだ。というニュースを友人から妻経由で聞いて、そのとき客人と話していたのでそれほど気に留めるわけでもなく、会が終わったあと、Xで検索し、確かめた。 1週間前に体調が悪そうなポストをしてつづきがなかったので、いやな予感はしてた。それでいえば体調がずいぶん悪いことは、ここ数年会ってない私ですら知ってたので、界隈の共通認識というか、分かっていたことかもしれなかった。 夜に京都で予定されていた主催イベントはそのまま行われるそうで、お通夜のような機会になるのかなと思ったけれ

          脱稿「架空少女の黙示録」

          イチエフのこととポエム・人魚・ロボット・野球・魔法をそれぞれ掛け合わせたマジックリアリズム作品5作を「架空少女の黙示録」となんとなく呼んでいたのですが、いちおう脱稿しました。 5人の少女がいて、作品ごとの主人公に当たります。ヘッダ画像は作品からAIに描いてもらったイメージ画像。 文學界新人賞・群像新人文学賞にはすでに投稿ずみで、これから文藝賞・すばる文学賞・新潮新人賞にも出していく予定。後者は締切が3月末なので、まだ直す時間がだいぶありますが、いちおうの完成度にはいたった

          脱稿「架空少女の黙示録」

          パソコンを買うぞ。

          いまのパソコンを買ったのが2020年6月14日らしく、ぼちぼち買い換えを検討しようかな~と、ヨドバシカメラでいろいろ見て触った記録を備忘録がてらメモします。4年も経てばパソコンもいろいろ進化してるもので、なおさらズブの素人だから参考にならないと思いますが。むしろ誰かいっしょに家電量販店に来てパソコン選んで! ちなみにいま使ってるパソコンはFUJITSUのLIFEBOOKのめっちゃ薄いやつ(最軽量モデルらしい。電車でリュックに背負って座ってたら曲がったぐらい薄い!)です。第8

          パソコンを買うぞ。

          ルーツを辿る冒険

          いやあ格好いいよな。「アメリカのルーツを辿ればここがユートピアなはずないぜ」って歌だと思う。 さて、古今東西「友だちスゴイ自慢」ほどクソださいものはないと思います。合コンとかで披露しようものなら「さしすせそ」の爆撃くらってその次はないですね。 それを承知のうえでいえば私の知人でいちばんスゴイ人は裏千家の長男かなと思います。お母さんが皇族だったんじゃないかな。いろいろあって家は継がないようだけれど、手筋どおりならつぎの家元になる可能性はふつうにあった。 嘘か誠か、彼が「ペット

          ルーツを辿る冒険