8月が終わりました。

夏は好きですが、細木数子的には「7,8,9月がいちばん悪い」らしいし、スピってるようだけれど、8月が終わってほっとしてたり。あと、私にとって夏の終わりは夏至なので、余韻を楽しみつつ、やがて訪れる秋を楽しみにしたたりしてます。好きなんですよ、秋。誕生日もあるし。

なんといっても今年の夏は「ビリーバーズ」でした!!!『みんな』のために頑張りましょう。

で、8月の振り返りなんですが。

さきのブログのとおり、無事(?)文學界新人賞と野性時代新人賞に提出を終えました。びっくりしたよね、群像をいきなり止めて野性時代。でもいちばん合ってる賞かなと思うし、結果は期待すべくもないんですが、とりあえず後悔はしてないです。

いまは、来年の五大純文学新人賞(すば文・新潮・文藝・文學界・群像)に向けて、5作品(だいたい100枚×5)の推敲を進めています。8月にスタートできたのは、幸先いいのでは~。初稿は盆休みのうちに書き終わったし。推敲は、毎日1000字ぐらいのペースで、3ヶ月かけてじっくりやるつもり。このペースだと、毎日3時間ぐらい推敲に取られるんですよね。うーん、きつい。仕事しながら執筆してる人、いったいどうやってるんや…。昔のほうが楽だったなあ、とは思いますが、そのぶん真剣にやってなかったとも思うので、今のほうが楽しいです。楽と楽しいは両立しないそうな。

先月時点の予定では、短篇を6作ぐらい書くつもりだったんですが、こっちは2作書いた時点で力尽きました…。「君は短篇苦手マンか?」と言われる始末。精進しないといけないなあ。

読書のほうは、書き方の本を読んだり、読み方の本を読んだり、はたまた業界地図を読んだり、やたら乱読していました。

書き方の本は、これがたいへんためになりました。いま流行ってるので、御存知の方も多いと思いますが。基本的、だけれど大事な書き方を、ひととおり網羅できる一冊。

ある意味それ以上に役立ったのがこっち。まあこちらは読み方の本ですが。読み方を知ることは、書き方を分かることなんだなあって。読書論の本はなかなかなく貴重で、語り口調で分かりやすかったのが良かったです。もちろん小説を読むうえでの指南本としても、とても役立ちます。

あと面白かったのはこれ。エンタメ作家50人、純文学作家50人の、作品について「点数」を付け、ぶった切っていくという企画。もともとは福田和也さんがされていた企画で、これはその令和版です。分かる講評もあれば、首を傾げる講評もあり、そのなかで本の良さ・面白さを整理していく楽しみがある。今度、Twitterのスペースで、この本で取り上げられている作品のいくつかを語る場を設ける予定があり、そちらも楽しみです。終わったらnote記事でまとめるかも。

それでは明日から9月。いいものが書けていいものが読める、いい月になりますように。

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