ハヤカワSFコンテストに出しました。

昨日発送しました。レターパックプラスで。
300枚ぐらいあるから梱包がいっぱいいっぱいで草(いや、笑えない)。

ほんとは3月末の締め切りいっぱいまで粘ろうかと思ってたんですが
月末にかけて急用が発生してしまい
誠に不本意ながら、昨日時点でケリをつけました。
ちょうど改稿が興に乗ってきたところで、
あと2、3回改稿できそうだったので、残念ですが。
まあでも勢いにのっていらんとこ直す可能性もあるし、
そこは良し悪しかな、と思います。
いずれにせよ、結果が全てを教えてくれるでしょう。

ハヤカワSFコンテストの規定は100~800枚程度で、
ちょっと枚数オーバーしてるので、「程度」の解釈にもよりますが、
規定バイオレーションも普通にあるかもしれない。
でもそこは天下の早川書房への信頼と、作品のクオリティに賭けて、
送ってみることにしました。

今回は6名の方に下読みいただいて、うち4名の方からフィードバック頂きました。
とんでもなく長い小説なのに読んでいただき、とても助かりました。
前よりも多少ながら公募の結果が良くなってきてると思うのですが、
間違いなく下読みさんのおかげだと思うので、感謝しています。
今回も、いいところを挙げてくださる方には勇気をもらったし、
わるいところを挙げてくださる方には修正提案をもらったし、
それだけではなく、作品の見方とか、作り方、考え方、推敲のメソッドなど
いろんなことを教えていただき、大変うれしく思っています。
できれば結果でお応えできるといいのですが。

今回の作品を自分は「ゲーセンノベル」と呼んでいます。
ゲームセンターにやってくる少年とか少女みたいな人が
煙草ふかしながら読んでくれたり、100円でふらっと買ってくれるような
そんな気軽でわくわく楽しめるような小説を書きたかった。
ゲームセンターってね、人生における逃げ場所だと思うんです。
そのことはまた小説に書くかもしれない。
とにかく、読者をはっきり意識して書いたのはこれが初めてかもしれなくて
まあ結果が出ないとどうにもならないんですが、いい経験にはなりました。

簡単に作品の情報を記しておきます。備忘録としても。

プロット:あり(5000字ぐらい。プロットというよりは設定資料みたいなものです)
執筆開始:11月10日ぐらい
初稿完了:1月10日ぐらい
執筆実日数:50日ぐらい
執筆速度:6300字/日ぐらい
改稿回数:6回
改稿完了:3月10日ぐらい

Twitterで「1日1万字を365日書き続けられればプロになれる」という意見を読みました。
いろいろ意見はあると思うんですが、まあそうかなと思います。
書けばプロになれるのか、プロ並みの力があるから書けるのか、
因果関係がどちらなのかは分かりませんが。
とにかく2ヶ月ぐらい、6000字程度を書き続けられたのは、それなりに自信にはなりました。

次は10月末締切(たぶん)の群像新人文学賞に向けて書こうと思います。
今年は、去年以上の文字数をもう書いてるんで、しっかり腰を据えて、群像だけを目指して臨みたいと思います。
意識してることは3つあって、
・ちゃんと書く。
・調べて書く。100調べたことのうち10ぐらいだけを書けるようにする。
・誰かのために書く。
というものです。
どれもこれまであんまりしっかりと向き合ってこなかったものなので、
しっかり書きたい。
誰か、というのは特定の個人ではなくて、あるたったひとり、という概念みたいなものです。
個人を意識したほうがいいのかもしれませんが、いまはそれはしっくりこないので、イマジナリーな、でも確かに存在する誰かに向けて書こうと思います。

またがんばります。

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