7月が終わりました。

7月は速かったですね~。
「速かったですね」と「長かったですね」の
ふたつしか言うことないんかい、ってかんじですが。
まあまあ忙しくしてた気がします。

コロナだろうとなんだろうと、
おおむねインドアな人間なので、
あんまり生活は変わらないといえば変わらないんですけど、
やっぱり読む量と書く量は増えたと思う。
それなりに充実した日々を過ごしています。

そういえば、にゃんしーが小説を寄稿している
「オートカクテル2020」がamazonで買えるようになりました。

不条理をテーマにした文藝誌で、私は「蝉神」という作品を寄稿しました。
捕まえた蝉のかっこよさだけが価値でよかった少女/少年時代、
秋の心を持つ少女と、蝉の神様を名乗る美しい少年が、
夏の魔法を追い求める、田舎町のささやかな物語です。
「社会的な不条理は書くな!」って言われて7回ぐらい直して、
ようやく書けたのがこの作品なんですが、
見方によっては社会的な不条理を書いちゃってるかもしれない。
でも好きなように読んで、楽しんでいただけると幸いです。

7月の戦果はこんな感じ。

小説…2作品を投稿し、400枚ぐらい書きました。
読書…6冊、1300ページぐらい読みました。

執筆のほうは2作品をなんとか
小説現代長編新人賞に応募することができました。
出したものはもうアンタッチャブルなんで、
忘れて新しい原稿に向かいます。

そして、京都文学賞に出す作品の初稿を書き上げました。
150000字で、400枚ぐらい。
規定(~160000字)をオーバーするかと思って、書いてる間、
気が気じゃなかったんですが、ひとまず収まってくれてよかった。
(まあ予定文字数は80000字だったんですが…)
推敲で文字数が増える傾向はあるにせよ、
マージンが1万字あれば、ある程度好きに推敲しても大丈夫そうです。

ちなみに京都をテーマにしたファンタジーです。
ぜんぜんファンタジーは得意じゃないんですけどね。
ファンノベの一次も2戦2敗だし。
ちっとも上手く書けた気はしないんですが、
7年間青春を過ごした町のことを掘り下げるのは
なかなかに楽しかったです。
京都をテーマに書いたこともなかったし。
推敲によってだいぶマシにはなると思うので、がんばります。

読書はこのへんの本を読みました。

・あのプロ野球選手の少年時代(花田雪)
・葉桜の日(鷺沢萠)
・君はこの国を好きか(鷺沢萠)
・ケナリも花、サクラも花 (鷺沢萠)
・探偵伯爵と僕 His name is Earl(森博嗣)
・私はマイノリティ あなたは?(李清美)

ほんとうはもっと読んでるんですが、
感想を読書メーターに残してない本は記録してないので、
要は「おもしろかった本」という意味ではこのへんです。

今月は鷺沢萠がめっちゃおもしろかったです。
文章がきれいな人って好きなんですよね。
それと韓国をテーマにしてるところも興味深かった。
私もわりと最近は韓国を素材に書くことが多くて、
群像新人文学賞の4次に残った作品もそうだし、
小説現代長編新人賞に出した2作も片方はどっぷり、
もう片方はちょこっとだけ韓国のことを書いてます。

いつか「どうして韓国のことを書いたんですか?」と
訊かれてみたいです。
その答えはいつも明確にあります。

そんなことをモチベーションにしたりしなかったりしながら、
8月もがんばります。
夏は好きな季節です。
夏のどまんなか!いい月になりますように。

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